2012年頃の生花・花屋業界の状況・展望

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2012年頃の生花・花屋業界の状況・展望

投稿:2013年01月10日 更新:2013年07月10日

要約

花屋さんを経営している管理人である私――つまり近藤が考える2012年前後の生花花屋業界の状況などをまとめています。

生花業界の特徴
花屋さんの業界は他の業界とはまったく違う点があります。ひとつは消費の仕方。もうひとつは流通上の特殊性です。この二つが、この業界にある特殊性を持たせています。それが「零細店舗の方が経営上有利」ということです。

実は生花業界は零細店舗のほうが大型店舗・複数店舗を持っている会社よりも経営上で有利なのです。そのために、全国に2012年の現在でも二万店舗の花屋があります。

状況の変化
この零細店舗が有利という特殊な状況が、幾つかの変化がおきたことで、変わっていきました。そのひとつが「外国産生花の高品質化」です。外国産生花は広大な土地で大量に生産されて、大量に日本に供給されます。これは量販店にとって渡りに船。量販店が成立する前提が整い、今度は逆に零細店よりも量販店のほうが経営が有利になっていきます。

巨大化する花屋
花屋さんはかつてのような、小さな店舗の家族経営から、組織による大きな花屋運営へと移行していきます。これは零細店が消えて行くという意味であり、同時に大きな組織が有利になっていくという意味です。そして大きな組織はさらに大きな組織に勝つために、大きくならざるを得ないという意味でもあります。

「2012年頃の生花・花屋業界の状況・展望」のページ一覧

Page1
日本の生花の需要の特殊性
Page2
花屋には季節感が必要
Page3
生け花と生花業界の関係
Page4
生け花の衰退について
Page5
生け花の可能性、内観と哲学
Page6
生花業界はスケールメリットが利かない
Page7
生け花と季節感と零細花屋の関係
Page8
外国産生花の高品質化の影響
Page9
外国産生花と季節感
Page10
生花店の巨大化と花市場の変化
Page11
花市場間の競争
Page12
優秀な生産者を取り合う理由
Page13
縮小する花市場――花鉢の市場外流通
Page14
花市場の相対取引が産んだもの
Page15
花屋は儲からないからこそ、維持できた
Page16
花屋はサービス意識が低いという指摘
Page17
ヨーロッパと日本の花の価値、それぞれ
Page18
花市場が消える可能性と、花市場が無い国
Page19
花屋にとって花市場は神様です
Page20
巨大化するしかない花店の事情
Page21
地方生花店のネットショップの条件
Page22
生産者のネットショップ参入の影響
Page23
花屋は非情な守銭奴か? 生産者がネットに走る別の理由
Page24
それでも花の流通量と売り上げが変わらない理由
Page25
地方花市場が取るべき数少ない戦略
Page26
花の需要がゼロになるわけではない――は零細店には無意味
Page27
JFTD(花キューピット)の失策は?
Page28
2013年3月31日に閉店しました