カランコエ・カランディーバの育て方…花が終わったら?葉っぱばかりなのはなぜ?

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カランコエ・カランディーバの基礎データ

カランコエ・カランディーバ
科名
ベンケイソウ科
学名
Kalanchoe blossfeldiana 'Kalan Diva'
耐寒
5度
水やり
水控え目
場所
冬は室内 夏は外
難易度
上級者向け
カランコエ・カランディーバの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

カランディーバとは?

カランディーバはベンケイソウ科カランコエ属カランコエ・ブロスフェルディアナの園芸品種。八重咲きで花いろも多く、色合いにグラデーションがかかっているものもあり、目を引く。カランディーバという名前は「カランコエのディーバ(歌姫)」という意味。育て方の詳細はカランコエを参考にしてください。

乾燥に強く多湿に弱い性質で葉っぱに水が掛ると枯れてしまうという性質がイマイチ浸透していないので、枯らす人が多いですが、水を控えるだけで非常に長く楽しめる植物です。
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花が終わったら?

花が咲き終わったら、花茎の根元から摘んでしまいます。放置していると花が腐って病気になったり、株が弱るので取り除きましょう。

短日を感じないと花が咲かず葉っぱばかりに

短日植物で、昼間の時間が短くなったと感じると花芽を付けます。人工的な光(街灯・室内灯・蛍光灯)が当たると「日が長いな」と感じて花芽をつけません。ということはずっと室内で管理していると花が咲かず、葉っぱばかりになります。

なので9月以降は戸外に出して、短日を感じさせるか、ダンボールをかぶせて短日処理をします。
短日処理をして年中花を咲かせることも可能です。農家は短日処理をすることで一年中出荷できるわけです。

水やり

土が乾いていたら水をやります。葉っぱが肉厚無多肉植物なので、水をやりすぎるとすぐに根が腐って枯れてしまいます。葉っぱにちょっとシワが寄ってから水をやっても回復します。葉っぱに水が掛るとすぐに、葉っぱがグチャグチャになって腐りますので、水をやるときは土に注ぎ、葉っぱに水が掛らないようにしてください。土に注ぐときも出来るだけ、ソっと水をやってください。首の長いジョウロがあると失敗が少なくなります。

葉っぱが腐り始めてしまったら、少し大きめに切除してしまいましょう。そのままにしていると、腐った部分が他の部分に接触して元気なところまで傷んでしまいます。

肥料

春と秋に液体肥料を二週に一回やるとよいです。緩効性固形肥料を月に一回でもいいですが、カランコエは肥料が多いと徒長するので、できれば様子を見つつ調節できる液体肥料をやるといいです。
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管理場所・日当たり

強い直射日光が当たると葉っぱが黒く変色してしまいます。春から秋に掛けては戸外の日陰か半日陰、もしくは室内でレースのカーテン越しの日光に当てます。

越冬・冬の管理

耐寒温度は5度と寒さにあまり強くありません。霜に当たると枯れてしまいますので、冬は室内に取り込みます。最低気温が10度以下になったら早めに室内に取り込むといいです。

植えかえ

時期・頻度

多肉植物の例に漏れず、地上部の成長のわりに地下の根の張りは意外と速いです。植え替えは1~2年に一回程度。早いときは育て始めてから一年未満で根詰まりの兆候が現れることもあります(家にお迎えした時既にある程度根が張っていたのかも)。水をやってもすぐに水切れするようならば根詰まりを疑い、植え替えをしましょう。

植え替えは花が咲いていない時期にします。

根詰まりのサイン・症状の例

●(水をやっているのに)下葉から黄色くシワシワになって枯れる
●なのに先端部の葉っぱは緑
●小さい葉ばかりたくさんできる
●枝の節から根が生えてくる(気根)
●鉢から抜いた時、鉢の形のまま土と根がスポッと抜けて鉢に土がほとんど残らない
●その後、根っこをほぐそうとしてもほぐせない

用土

土は水はけのよいものを利用します。多肉植物の土か、赤玉土腐葉土パーライト1を混ぜたものを利用します。

鉢植えの植え替えは?

植え替えをするときは古い土を3分の1ほど落として、同じ大きさの鉢かひと回り大きな鉢に植え替えます。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に鉢底から水が出るまで水をやってください。

カランディーバの植え替えは
を参考にしてください。

多肉植物の植え替えの手順は下記が参考になります。

特徴・由来・伝承

カランコエの園芸品種であり、八重咲きです。八重咲きのカランコエとしてはよく出回っています。育て方はカランコエに準拠します。マダガスカル原産のベンケイソウ科の多肉植物。

注意点は(ミリオンスターと同様の注意点ですが)「カランディーバ」は登録商標であるということです。単なる流通名や俗名ではなく登録商標としての名前であり、名称の使用そのものがまず保護されています。購入時のカバーまたはタグに無断増殖禁止とも書いてあったはず。購入時のカバーまたはタグを保管されておくことをおすすめします。

最後に

カランディーバは育てやすく、派手な花が咲き、その花が非常に長持ちします。短日処理も環境によっては不要でよく開花するので、労力に対して得られる満足感はかなり高い植物です。カランディーバなどからガーデニングに目覚める人は多いです。
ただ、カランコエは園芸の中ではかなり育てやすい部類なので、まずはカランコエの仲間から手を付けるといいでしょう。

より詳細な育て方とカランコエの仲間は
を参考に。
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園芸品種育てやすいカランコエ

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