鹿沼土

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鹿沼土とは

鹿沼土は栃木県鹿沼市から産出される軽石のこと。ガーデニングでは「水はけのよい、酸性の土(軽石)」という認識です。非常に酸性が強くて(pH4からpH5)、かつて「使えない軽石」として残土でしかなかったのですが、サツキ栽培で注目されてからは、よく流通しています。

このサイトで取り扱う植物の多くは鹿沼土を好みませんが、ツツジ科の植物や一部の酸性土壌でないと育たない植物(ブルーベリーフランネルフラワーなど)は鹿沼土が必要になります。
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鹿沼土のメリット

火山砂礫が風化して出来た
関東ローム層の黒土の下の赤土の更に下にある土です。赤城山から更新世(258万年前~1万年前)の末に噴出した軽石の風化物。

肥料分がほとんど無く、雑菌が少なく、挿し木によく利用されます。また水を含んだ場合と、乾燥した場合が一目で判断できることから、水のやりすぎや水切れを避けやすいです。
酸性を好む植物に使用します
ツツジ科のサツキ・シャクナゲといった「酸性で無いと枯れる」タイプや、非常に排水の良い環境を好む植物――例えば東洋ランや高山植物――には鹿沼土を利用します。

使う人は上級者ですね

当サイトにおける、初心者――ほとんどガーデニングをしたことが無い人、中級者――ある程度経験を積んで、夏越しや冬越しが出来るようになった人、上級者――いろんな植物に挑戦する人、という区分では上級者が鹿沼土を買います。一般的な植物は大体「花と野菜の培養土」で十分なんです。ひっくり返せば鹿沼土を買うようになったら上級者かもしれません。

微塵が出る

赤玉土は赤土を乾かしてできた「粒」で、2年〜3年くらいで崩れて粘土のようになってしまいます。その崩れる過程でも微塵が出ます。鹿沼土は赤玉土のように粘土にはならないものの、風化してボロボロになっているものなんで「微塵」が出ます。

微塵は水の流れを塞いで水はけを悪くするので、植え付け前に取り除くのを勧める人は多いですが、腐葉土などと混ぜて使う分には問題はないです。ただ、鹿沼土単用で使う場合は前もってフルイにかけて微塵を取り除いた方がいいです。
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