セントーレアの育て方…頑健で育てやすい。シルバーリーフ系もあります

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セントーレアの基礎データ

セントーレア
科名
キク科
学名
Centaurea
別名
セントレア
耐寒
マイナス10度〜マイナス25度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
セントーレアの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

セントーレアの特徴は?

セントーレア(セントレア、ケンタウレア)はキク科の植物。流通しているものだけでも何種もあり、花色、葉色に多色ありますが、どのセントーレア(宿根ヤグルマギク)も頑健です。ただし、夏の高温多湿に弱く、風通しが悪い場所だったり、暖地だと枯れて消えてしまうことがよくあります。

庭植えする場合は、夏に涼しい場所で水はけのよい土に植えます。夏には木陰になるか、風通しがよいか……冬の寒さには強く関東であれば、地上部は枯れますが戸外で越冬します。土が凍るくらいに寒い地域では、冬は室内に取り込んでください。

基本的に頑健、夏に若干弱いもの、初心者でも夏越しは出来なくもない(地域にもよりますしね)。花も強烈過ぎず、他の植物と喧嘩しない。おすすめの優秀なガーデニング材です。しかし、若干草丈が高い。品種によっては1メートルにもなります。
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セントーレアはヤグルマギク属の学名

セントーレアはヤグルマギク属の学名(Centaurea)で、本来はヤグルマギク属全体を表す言葉ですが、一般にセントーレアというと、宿根ヤグルマギクのモンタナ、デルバータ、ギムノカルバ(ピンクダスティミラー)、オウゴンヤグルマギクなどのことをさしています。ここでは、宿根ヤグルマギク全体について述べています。

仲間

ギムノカルパ(ピンクダスティミラー)

セントーレア・ギムノカルパ(Centaurea gymnocarpa・ピンクダスティミラー)は、イタリアに自生する耐寒性宿根草。葉っぱがシルバーリーフ銀葉)で、ピンク色の花を咲かせます。花だけでなく、カラーリーフとしても綺麗です。剪定にも強く、暑さ・寒さにも強いです。
耐寒温度はマイナス6度〜マイナス10度。

モンタナ

セントーレア・モンタナ(Centaurea montana)は青い花を咲かせる耐寒性多年草。北海道中部から九州まで栽培が可能で、初心者にも栽培が容易な種類です。

園芸品種にパープルハート(Centaurea montana 'Purple Heart')など、いろんな花色があります。

サイアヌス

セントーレア・サイアヌス(Centaurea cyanus・ヤグルマギク)はヨーロッパに自生する寒さにも強い野生種…つまりは雑草で、元々は青紫で、ここからいろんな色合いの品種が作られました。
セントーレア・ブラックボール(Centaurea cyanus 'Black ball' )は珍しい黒い花が咲く品種です。
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ニグラ

セントーレア・ニグラ(Centaurea nigra・クロアザミ)は少し草丈が低く、コンモリと大株になる種。耐寒温度はマイナス15度〜マイナス25度。こぼれダネでも増えます。アザミとありますがトゲはないです。
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アトロパープレア

セントーレア・アトロパープレア(Centaurea atropurpurea)はルーマニアなどに自生する深紅の花が咲く種。色合いは上級者向けですが、栽培は初心者向け。耐寒温度はマイナス20度ほどで寒さにも非常に強い。
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オリエンタリス

セントーレア・オリエンタリス(Centaurea orientalis)はアザミにも似た黄色い花が咲く種。耐寒温度はマイナス25度とかなり寒さに強いですが、夏の多湿が苦手です。
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チュイランシフォリア

セントーレア・チュイランシフォリア(Centaurea cheiranthifolia)は白〜クリーム色の花が咲き、草丈の低い(30cm〜50cm)、耐寒性多年草。耐寒温度マイナス25度と寒さに非常に強い品種です。

ヌテリカ

セントーレア・ヌテリカ(Centaurea ruthenica)は草丈120cmまで伸びる大型の種。淡い黄色い花が咲きます。耐寒温度はマイナス10度です。
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シネラリア

セントーレア・シネラリア(Centaurea candidissima(cineraria))は銀葉で黄色い花が咲き、ほぼダスティミラー。ダスティミラーより株は小ぶりで、花が大きいので、ダスティミラーよりも使い勝手がよいです。ただ、多湿が苦手です。

アメリカナ

セントーレア・アメリカナ(Centaurea americana・アメリカヤグルマソウ)はメキシコ・アメリカ原産の一年草。枝分かれして一輪づつ開花します。

庭植えの水やり

庭植えした場合は、自然に降る雨でほぼ大丈夫です。

鉢植えの水やり

鉢植えした場合は、土が乾いてから水をやるようにします。水をやるときは鉢底から水が染み出す位にしっかりとやります。

夏の水やり

繊細な容姿で水切れに弱そうですが、セントーレアは乾燥に強く、逆に過湿に弱い植物です。特に夏の多湿に弱く、蒸れてしまいます。夏は刈り込んだり、枝をさばいて風通しを良くして、水やりを控えます。葉っぱには水をかけないように、土に注ぐと蒸れを防げます。

冬の水やり

冬は種や環境によっては地上部がなくなりますが、根は生きています。断水はせず、乾き切らないように土が乾いて数日したら水をやります。戸外の軒下など雨に当たらない場所で鉢を管理していると、乾燥で枯死してしまいますので、たまに水を掛けてやるようにしてください。

肥料

庭植えは肥料不要。鉢植えは春(3月〜4月)と秋(10月〜11月)に薄い液体肥料を二週に一回やるといいです。

基本的に肥料がなくても十分です。肥料をやると大きく育ちますし、花も増えますが、徒長してヒョロ長くなって、風に吹かれて折れてしまうなど、デメリットも多いので、やっても春から梅雨前に様子を見つつ、適宜、薄い液肥をやる程度に抑えておきます。

植え付け・植えかえ・種蒔き

時期・頻度

春(4月〜6月)か秋(9月〜10月)に植え付け・植え替えをします。鉢植えの場合は毎年植え替えをしましょう。

用土

水はけのよい土を好みます。市販の「花と野菜の土」に川砂かパーライトを混ぜて水はけをよくしたもので植えます。普通の培養土でも十分育ちますが、夏の多湿対策に川砂かパーライトを混ぜた方が夏越しの確率が上がります。

鉢植え

鉢植えの場合は、鉢底の穴をアミで塞いで土が出ないようにしてから軽石を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

植え替えの場合は、鉢から株を取り出して、土を落とさないで、現在の鉢より一回り大きな鉢に植え替えます。
プランターでもいいですが、プランターはひと回り大きなものに植え替えるってのはできないです。
●根を傷つけると生育不良を起こすので、ポット苗でも土を落とさず、根をほぐさずに植え付けをする。植え替えのときは古い土を落とさないで植え替えをする。

庭植え

庭植えの場合は、植え付ける二週間前に苦土石灰をまいて中和させておく。深さ30cmほどを堀り、腐葉土堆肥を3割か4割混ぜて用土とします。穴に半分の用土を戻してから、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
セントーレアは移植はできない。一度植えたら移動はできないので、植える場所はよく検討しておきましょう。

こぼれダネで増えるかも。

管理場所・日当たり

日光を好み、日当たりが悪いと花が付きづらくなります。春から初夏までは日当たりで管理し、夏は半日陰に移動させ、秋にはまた日当たりに移動させるといいです。

夏越し

夏の高温多湿…主に多湿が苦手で、夏に徐々に弱っていつの間にか消えていることが多いです。梅雨前・夏前に株全体を高さ半分に刈り込んで、枝をさばいて風通しをよくしておいて、半日陰や明るい日陰の涼しいところに移動させると、夏越しも可能です。

冬越し・冬の管理は?

冬の寒さには耐性があります(耐寒温度マイナス10度〜マイナス25度)。関東であれば戸外で越冬可能です。冬は地上部が枯れて春にはまた芽吹きます。多少の凍結は問題ないので、防寒は不要です。

病害虫

オーソドックスなアブラムシハダニアザミウマナメクジ・ナメクジ・エカキムシウドンコ病・立ち枯れ病とかいろいろ発生する。
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