ツルムラサキの育て方
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ツルムラサキ科
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最終更新
2023-12-24
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ツルムラサキの基礎データ
科名
ツルムラサキ科
属名
ツルムラサキ属
学名
Basella alba
別名
蔓紫
耐寒
5度
水やり
水を好む
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
ツルムラサキとは?
ツルムラサキは
一年草
のつた植物で、東南アジアが原産地の野菜です。日本では、沖縄で栽培され、島野菜として知られています。しかし、寒冷地域でなくても十分に育つことができ、例えば宮城や福島などでも育てることができます。
ホウレンソウ
に似た味わいがあり、健康野菜として注目されています。
一般的には、おひたしや天ぷらに利用されることが多いです。スーパーでも販売されていますが、価格が高いため、好きな味であれば自家栽培することで経済的にもお得です。
春に苗を植えたり
種子
をまくと、春から秋までの間に収穫できます。秋の終わりには寒さに弱く、枯死しますが、
連作障害
が起きにくいため、前年と同じ場所に植えても問題ありません。
同じ
ツルムラサキ科
の
雲南百薬草
(
オカワカメ
)は宿根
多年草
で、良い味わいがありますが、繁茂しすぎて管理が難しいかもしれません。
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育て方のまとめ
●ツルムラサキはツルムラサキ科の一年草。
●新芽を野菜として食べる。スーパーで買うと意外と高い。
●ツルムラサキは
家庭菜園で栽培できるコスパの良い野菜
です。ただ、美味しいかどうかは別問題。
●土が乾いたら水をやる。庭植えでも水を。
●
肥料
が多いと葉っぱがよく出る。
●日当たりで育てる。
●
摘芯
すると脇芽が出て、収穫が増える。
参考
グリーンカーテン
として植えられる。
水やり
庭植えした場合も土が乾いていたら水をやります。鉢植えや
プランター
も同様です。水をやりすぎないようにしてください。受け皿に水が溜まっていたら捨ててください。
肥料
春から秋まで様子を見て、固形肥料を月に一回やるか、一週間に一回液肥をあげます。沢山収穫するには追肥は欠かせませんが、茂りすぎると管理が面倒。様子を見ながら量や頻度を判断しましょう。
植え付け・植えかえ
いつ植える?
霜に当たると枯れるので、霜が降りなくなる5月ごろから種まきをし、夏に収穫期を迎えます。もしくは苗を植え付けます。タネは1袋で多すぎるので一般家庭では
ホームセンター
で苗を買うといいです。
種まき・育苗
発芽温度は20度〜30度。5月に種まきをします。種まきする前に一晩水につけておくと発芽しやすいです。
ポットに栽培
用土
でもいいですし種まき用土かを入れて、深さ1cmの穴を指で開けて、タネを3粒〜5粒を入れ、土を被せて、乾燥しないように水をやっていると1週間で発芽します。
本葉が四枚になったら鉢や地植えにします。
畑に直播する場合
畑栽培で種まきするなら…深さ20cmを掘り返し、その土に
腐葉土
か
堆肥
を2割か3割ほど追加して、化成肥料を入れて、よく混ぜて用土とします。その用土で高さ10cm、40cm幅の畝をつくります。
35cm〜40cm間隔で1cmの穴を指で作り、その穴に3粒〜5粒のタネを入れておき、水をやっておきます。
用土
用土は市販の花と野菜の
培養土
を利用します。自作するなら
赤玉土
6腐葉土4を混ぜたものに化成肥料を足したものを使います。
鉢・プランターの植え付け
65センチのプランターなら4個か5個植えて育てれば、春から秋まで余るほど収穫できます。鉢植えなら8号〜
10号鉢
に苗1個を植えます。
プランターに底にはスノコがあるので、この上に用土を三分の一ほど入れ、苗を等間隔に配置して、隙間に用土を入れていって、最後にしっかりと水をやれば完成です。
鉢植えなら鉢底の穴を鉢底ネットで塞ぎ、鉢底石を2cmほど入れて、苗を入れて、隙間に用土を入れて最後にしっかりと水をやると完成です。
地植えにする手順
深さ20cmを掘り返し、その土に腐葉土か堆肥を2割か3割ほど追加して、化成肥料を入れて、よく混ぜて用土とします。掘った穴に用土を半分戻して、苗を30cm〜40cm間隔で配置していきます。隙間に用土を入れて、水をやって完成です。
ネットを張りましょう
ツルムラサキは何かに絡ませる必要があります。ネットが必要です。
グリーンカーテン
としても利用可能です。ネットはホームセンターにあり、これを張って、誘引します。最初のツルは紐で縛ってでも、絡ませておきます。意図しないところを登っていくこともあります。
生育して30センチ以上になったらツタの先を摘芯します。すると脇芽が出てきてさらに収穫が増えます。この脇芽の新芽を摘んでサラダにして食べるわけです。摘芯⇒新芽を収穫を秋まで繰り返します。
管理場所・日当たり
日当たりで育てていると、夏の高温多湿の中でも茂りまくります。暑さ・直射日光にも負けません。収穫が追いつかないことも。他の植物が暑さ・直射日光に負ける場所で繁茂さると便利。
ツボミのうちに摘む
花が咲くと種子を作ろうと栄養を花に回して、株が弱ってきて、葉っぱが減ります。そこでつぼみのうちに花を摘んでしまいましょう。花をそのままにしているとヨウシュヤマゴボウのような実が成ります。摘むことで摘芯の効果もあり、摘芯になると脇枝が出て、収穫が増えます。
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