ディルの基礎データ
科名 | セリ科 |
属名 | イノンド属 |
学名 | Anethum graveolens |
別名 | イノンド |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の半日蔭 |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
スポンサーリンク
ディルとは?
ディルはセリ科の一年草のハーブ。セリ科でフェンネル(ウイキョウ)とは近縁種で近くに植えると交雑しやすいです。見た目もそっくり。どちらもセリ科ですがディルはイノンド属、フェンネルはウイキョウ属で同科の別属です。ディルは葉っぱはスパイスとしてよく利用され、種子も使われます。
直根性で移植を嫌い、苗が流通していないので種子から育てることになります。しかし面倒ですし、ディル自体の香りがあまり日本人に好まれないので栽培する人は少ないです。
魚料理によく利用されます。他にはジャガイモ料理にも。ポテトサラダなど。種子はピクルスの香りづけにも使用されます。
直根性で移植を嫌い、苗が流通していないので種子から育てることになります。しかし面倒ですし、ディル自体の香りがあまり日本人に好まれないので栽培する人は少ないです。
魚料理によく利用されます。他にはジャガイモ料理にも。ポテトサラダなど。種子はピクルスの香りづけにも使用されます。
特徴・由来・伝承
英名がディルで、イノンドとも呼ばれます。非常に古くからハーブとして利用されていて、エジプトでは少なくとも5000年前は利用されていた。新約聖書にはパリサイ人がディル(イノンド)で税を納めている記述がある。
まとめ
水やり
乾燥に若干弱いので、水が切れないようにしっかりと水をやってください。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら水をやるようにします。鉢底から水がしみ出すくらいにやります。春は毎日、夏は朝と夕方の二回しっかりと水をやります。
地植えにした場合は根付いた後は自然に降る雨だけでほぼ大丈夫です。あまりに乾燥する時期に水をやる程度です。
地植えにした場合は根付いた後は自然に降る雨だけでほぼ大丈夫です。あまりに乾燥する時期に水をやる程度です。
肥料
生育時期の3月〜5月、9月〜10月に肥料をやります。液体肥料を二週に一回やるか、緩効性固形肥料を少量、1ヶ月に一回やります。冬は生育が鈍いので肥料をやらないでください。
種蒔き
秋蒔き(10月)するのが一般的ですが、春蒔き(4月5月)もできます。ディルは花が咲くと枯れる一年草のため、春蒔きだとすぐに花が咲いて収穫期間が短くなってしまうので一般的ではありません。
直播する
直根性なので直播することが多いです。庭の土にディルの種子をまいて薄く土を被せてやり、乾燥しないように水やりしていると発芽します。発芽したら間引いていって最終的に株間30cm空くようにしてやります。
直根性なので直播することが多いです。庭の土にディルの種子をまいて薄く土を被せてやり、乾燥しないように水やりしていると発芽します。発芽したら間引いていって最終的に株間30cm空くようにしてやります。
ポットから苗を育てる
ポットに土を入れ、タネを3粒か4粒、重ならないように蒔いて、土を薄く被せて水をやります。ディルは好光性の種子で光が当たらないと発芽しないので土は薄く被せてください。後は乾燥しないように水をやっていると発芽します。発芽したら間引いて半分にし、本葉が2枚になったら一本立ちにし、本葉が3枚か4枚になったら、地植えか鉢植えに植え付けします。。
ディルは直根性なので苗を植えるときは土をほぐさず、根をいじらないようにして植え付けてください。
ポットに土を入れ、タネを3粒か4粒、重ならないように蒔いて、土を薄く被せて水をやります。ディルは好光性の種子で光が当たらないと発芽しないので土は薄く被せてください。後は乾燥しないように水をやっていると発芽します。発芽したら間引いて半分にし、本葉が2枚になったら一本立ちにし、本葉が3枚か4枚になったら、地植えか鉢植えに植え付けします。。
ディルは直根性なので苗を植えるときは土をほぐさず、根をいじらないようにして植え付けてください。
植え付け
肥沃な土を好みます。鉢植えやプランターに市販している花と野菜の培養土で植え付けをします。自作する場合は赤玉土7扶養度3を混ぜたものを使います。庭植えする場合は水はけが悪いならば川砂や赤玉土を混ぜて水はけをよくしてから植えます。
植え替えは不可
直根性で植え替えは出来ません。一旦植えてしまったら(種子が発芽したら)移動は出来ません。苗を植える時も(苗が売られていればの話ですが)、根を傷つけないように土を崩さずに植えてください。
花が咲くと終わり
花が咲いて種子が出来ると葉は堅くなり、枯れ始めます。なので春に種蒔きをすると収穫できるまでの期間が短いので、秋に種子を撒くのがオススメ。寒さには強く、霜に当たっても枯れませんが、強い霜に当たったり何度も当たっていると枯れてしまいます。
●草丈が高くなり、横風に弱いので支柱を立てて軽く縛ってやります。
植え替えは不可
直根性で植え替えは出来ません。一旦植えてしまったら(種子が発芽したら)移動は出来ません。苗を植える時も(苗が売られていればの話ですが)、根を傷つけないように土を崩さずに植えてください。
花が咲くと終わり
花が咲いて種子が出来ると葉は堅くなり、枯れ始めます。なので春に種蒔きをすると収穫できるまでの期間が短いので、秋に種子を撒くのがオススメ。寒さには強く、霜に当たっても枯れませんが、強い霜に当たったり何度も当たっていると枯れてしまいます。
管理場所・日当たり
ちょっとでも日当たりが悪いと収穫量が減少
非常に日光を好み、強い日差しにも負けません。暑さには非常に強いです。それどころか少々でも日陰になるようだと収穫量が減るほど。庭が開いているなら植えるといいですね。
フェンネル(ウイキョウ)と交雑します
フェンネルとは近縁種にあたり、近くに植えていると交雑します。ディルは一年草で毎年種子を作って、辺りに落とし来年も芽を出します。交雑すると香りがおかしなものになるので気をつけましょう。
非常に日光を好み、強い日差しにも負けません。暑さには非常に強いです。それどころか少々でも日陰になるようだと収穫量が減るほど。庭が開いているなら植えるといいですね。
フェンネル(ウイキョウ)と交雑します
フェンネルとは近縁種にあたり、近くに植えていると交雑します。ディルは一年草で毎年種子を作って、辺りに落とし来年も芽を出します。交雑すると香りがおかしなものになるので気をつけましょう。
摘芯
草丈が20cmになったあたりで摘芯します。摘芯とは成長点…ツルの先の新芽を摘むことでその下の葉っぱの根本から脇芽を2本出させ、結果的に葉っぱを増やし、株を大きくすることです。
また、摘芯することでディルの丈を抑え、小さくまとめる目的もあります。草丈が高いと、支柱をしていても横風で倒れやすくなります。かならず摘芯をしましょう。
また、摘芯することでディルの丈を抑え、小さくまとめる目的もあります。草丈が高いと、支柱をしていても横風で倒れやすくなります。かならず摘芯をしましょう。
花は摘む
ディルは一年草で、花が咲くと枯れます。なので花が咲かないように、花を咲かせる「花芽」がニョキニョキと出てきたら速攻で摘んでしまいます。花芽を摘んでいると寿命が伸びて、収穫が長引き、収量が増えます。
●種子を採取するのであれば、花は咲かせましょう。
●こぼれダネでも増えます。
●こぼれダネでも増えます。
収穫
草丈が20cm以上になったら、外側の葉っぱから収穫していきます。ハサミではなくて、手で収穫しましょう。
病害虫
キアゲハの幼虫
キアゲハの幼虫の芋虫はセリ科植物を専門に食べます。この芋虫…小さい頃は黒、大きくなると緑に黒のストライプのなかなか気持ち悪いルックスで、しかも「デカイ」です。非常に食欲旺盛で何匹か卵を生みつけられてかえると、ほぼほぼ丸坊主になります。発見次第、卵は取り除き、芋虫はテデトールして、フミツブースします。
キアゲハの幼虫の芋虫はセリ科植物を専門に食べます。この芋虫…小さい頃は黒、大きくなると緑に黒のストライプのなかなか気持ち悪いルックスで、しかも「デカイ」です。非常に食欲旺盛で何匹か卵を生みつけられてかえると、ほぼほぼ丸坊主になります。発見次第、卵は取り除き、芋虫はテデトールして、フミツブースします。
スポンサーリンク
記事が気に入ったら拡散をお願いします。