タンジーの育て方
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キク科 …
最終更新画像投稿タンジーの基礎データ
- 科名
- キク科
- 属名
- ヨモギギク属
- 学名
- Tanacetum vulgare
- 別名
- ヨモギギク
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
タンジーとは?
タンジーはキク科ヨモギギク属の多年草・宿根草。草丈1mほど。黄色の小さな服のボタンのような花を咲かせる香りの強い植物。宿根草で冬は地上部が枯れてしまいますが、春になるとまた芽吹きます。
タンジーは地下茎で根を伸ばし、繁殖範囲を広げるタイプでそのままにしていると、他の植物の生育場所まで侵入してしまいます。いろんな植物を植えている場合は、植えない方が無難。ハーブだが毒がある
強い香りがあるのでハーブに分類をしていることもありますが、全体に毒があります。香り付けに料理に加えるなど少々口にするだけならば問題ありませんが、大量に食すと嘔吐・痙攣などを起こし、死ぬことも十分あります。
また、タンジーには蚊・虫除けの効果があるとされます。家の玄関に乾燥させたタンジーを置いてアリ避けにしていました。死体の防腐効果があるとされ利用されていました。そこからなのかタンジーの名の由来は「不死」。
香りを楽しむポプリや虫除けに利用してください。数十センチに切り取って束にして吊るして乾燥させれば利用できます。美少年ガニュメデスとタンジー
ギリシャ神話のトロイアの王子である美少年「ガニュメデス」はゼウスに見初められ、誘拐され給仕させられる。その際、永遠の命を与えられました。そのとき飲まされたのが「タンジー」の汁。水やり
鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。どちらかというと乾燥に強い方で、春や晩秋は水をやりすぎると根が腐ってしまいますので注意します。鉢植えの場合だと夏は乾燥で水やりが追いつかないこともあります。朝と夕方の二回、しっかりと鉢底から水が染み出すくらいにやってください。昼に水をやると真夏の太陽で水が沸騰して根を傷めてしまいます。
庭植えするならほぼ水やり不要
庭植えしてしまったら降雨だけで十分生育します。ただし日照りが続いたり、真夏の乾燥時期は様子を見て水をやってください。肥料
春と秋の生育時期に、液体肥料を週に一回やるか、化成肥料を一ヶ月に一回施肥します。植え付け・植えかえ
時期
活動が始める3月〜4月か、涼しくなった秋に植え付けます。用土
水はけが良ければ問題はありません。庭に植える場合は植える一週間前に苦土石灰を混ぜて中和させて起きましょう。用土は花と野菜の土(培養土)をそのまま使うか、自作する場合は赤玉土7腐葉土3を混ぜます。庭植えの手順は?
草丈が1m以上になるので、鉢植えではなく庭植えが適しています。しかし庭植えにすると繁殖力旺盛で他の植物が消えてしまう可能性があります。予防策としては、タンジーの領域を板(根止めやトタン)などで囲って地下茎が広がらないようにしてしまうことです。
まぁ面倒なので、庭が広くない限りは植えない方がいいです。
深さ20cmほど掘り返し、庭土に腐葉土か堆肥を元の土に対して2割ほど足して用土とします。穴に用土を半分だけ戻し、株を入れます。この時に根止めを植え付ける範囲のフチに設置しておきます。隙間に用土を入れていって、最後にしっかりと水をやって完成です。
管理場所・日当たり
北海道に自生できるほどに寒さに強い。蒸れに若干弱いですが、それでも枯れるほどでもなく、暑さに強い。育てるのであれば適した場所は日当たりで風が通るところ。病気・害虫
虫除けになるくらいなので、ほぼ見られない。スポンサーリンク
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