セイヨウイワナンテンの育て方

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セイヨウイワナンテンの基礎データ

セイヨウイワナンテン
科名
ツツジ科
属名
イワナンテン属
学名
Leucothoe fontanesiana
別名
アメリカイワナンテン
耐寒
マイナス15度
水やり
水を好む
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
セイヨウイワナンテンの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

セイヨウイワナンテンとは

セイヨウイワナンテン(アメリカイワナンテン)はツツジ科イワナンテン属の常緑低木。樹高は1m前後とかなち小さくまとまり、花も咲きますが、花が垂れて開花するため、葉っぱに隠れがちです。花にはミツバチやチョウが集まる蜜源植物でもあります。

耐陰性があって日陰でも育つ・丈が低い・斑入り品種が多くて綺麗で他の植物が育たない場所でも育てられて、花が咲いて、カラーリーフとしても優秀と、いいこと尽くめ。ホームセンターなどでも扱いが少ないのでネット買ったほうが早いです。

イワナンテンの仲間は常緑と落葉があり、セイヨウイワナンテンは常緑です。地下茎で横へと広がっていくので、矮小種(小さく育つ品種)を庭植えにして、グランドカバーに利用することが増えています。
樹高1.5m
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品種

レウコトエ・アキシラシス

レウコトエ・アキシラシス(Leucothoe axillaris)は北海道南部でも栽培できる。濃い緑色の光沢のある葉っぱで矮性種は50cmくらいの高さで収まる。白い花が咲き、紅葉もします。

トリカラー

トリカラー(Leucothoe fontanesiana ‘Trivar)は新芽は赤く、その後に縁が白くなり、秋になると紅葉する「三色」に変化する。

レインボー

レインボー( Leucothoe fontanesiana ‘Rainbow’)は葉っぱにピンク・白・黄色と模様が入るセイヨウイワナンテンの園芸品種。繁殖しやすく育てやすい。

マキアージ

マキアージ(Leucothoe fontanesiana ‘Makijaz’)は白い部分が多く、緑の葉に白い斑入りでなくて、逆に白い葉に緑の斑入りなんじゃないかってくらいに白い。フロマージュという名前で流通しています。新芽は白か少しピンクがかっていて、時間と共に緑になり、寒さに当たると赤みがかります。

その他

メルベイユ(Leucothoe catesbaei)
散斑が多く、全体が白(黄色)になることもある。紅葉します。

ナナ(矮小種)
非常に小さくまとまりやすい品種。

水やり

セイヨウイワナンテンは暑さを嫌がり、乾燥が苦手です。少しじめじめしているくらいの方が適しています。春から秋に掛けては、水が切れない程度に、土が乾いていたら水をやってください。庭植えでも、土が乾燥していたら水をやってください。

冬は寒さで生育がほとんど止まってしまい、水を吸い上げる力が弱くなります。冬は乾燥気味に育てます。春から秋の間隔で水をやっていると、根が傷んでしまいます。土が乾いてから数日たって水をやるようにします。

肥料

肥料は新芽が出る前の3月〜5月のどこかで緩効性化成肥料を1回やるか、新芽が出る前から開花中の間に液体肥料をやります。それと秋(9月〜10月)にもう一回緩効性肥料をやってください。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

セイヨウイワナンテンの植え替えは霜が降りなくなる4月か、霜が降りる前の9月〜10月に植え付けをします。鉢植えの場合は二年に一回程度の頻度で植え替えをします。セイヨウイワナンテンは植え替え・植え付けのときに根を傷つけると、枯れないまでも回復までに時間が掛かりますので、土は崩さずに、一回り大きな鉢に植え替えをします。

用土

用土は市販の培養土でもOK。自作する場合は赤玉土腐葉土鹿沼土2を混ぜたもので植え付けをします。庭植えの場合は、庭土に腐葉土か堆肥を混ぜて用土とします。

庭植えの手順は?

根鉢の2倍の深さと直径の穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を2割〜3割混ぜて、化成肥料か油粕を規定量入れて、用土とします。用土を半分だけ穴に戻して、苗を入れて、隙間に用土を入れていきます。余った用土で、苗の周囲に土手を作って、そこに水をためます。水が引くまで放置して水が染み込んだら、土手を崩してならして完成です。

鉢植えの植え替えの手順は?

できるだけ大きな鉢(直径30cm以上)に1苗を植えます。鉢の底の水が抜ける穴を塞ぐように網(ネット)を敷いて、その上に鉢底石(軽石)を2cmから3cm敷いて、その上に用土と株を入れて、最後に水をやって完成です。土は崩さないで植え替えたほうがいいですが、もう鉢を大きくできないなら、土を3分の1ほど落として同じ大きさの鉢に植え替えます。

挿木

生育時期の6月〜9月に新枝で挿木します。古い枝だと発根しずらいです。5cm〜6cmの枝を切って、下葉を取って水揚げをします。水揚げが終わったらバーミキュライト単用の挿木用土に挿して乾燥しないように日陰で管理していると発根します。発根したら庭植え・鉢植えにしていきましょう。

管理場所・日当たり

セイヨウイワナンテンは日当たりを好むのですが、真夏の暑さと乾燥に若干弱く(枯れるほどではないけど傷む)、また少々の日陰ならば生育しますので、半日陰が一番適しています。また、明るい日陰くらいなら生育します。玄関先といった日当たりが悪いところでも育ちます。非常に便利です。

九州〜東北で栽培が可能です。寒さに強く、東北でも防寒なしに育てられます。

病気・害虫

あまり見られないです。

特徴・由来・伝承

セイヨウイワナンテン:特徴・由来・伝承
セイヨウイワナンテン(アメリカイワナンテン)は北アメリカに自生する常緑低木でグランドカバーにも利用されます。品種によっては樹高1.5mまで成長するので、グランドカバーにするにはナナという品種が適しています。

最後に…

矮性種はさらに樹高が低いのでグランドカバーにも利用されます。
参考:オススメで人気のグランドカバープランツの一覧
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庭植え常緑低木育てやすいグランドカバー紅葉カラーリーフ

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