イベントの植木市や縁日で苗を買うときの注意点

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概要

まとめ
●植木市の苗木・苗は安くない
●地元の植物とは限らない
●花市場をたらい回しにあった苗木・苗が出回ることが多い
●真面目にやってる植木市もある
●ただ、一時的なイベントで商品を揃える為には、安いクズを揃えないと会場が埋まらないし、利益も出ない。
●その合間を縫って買うのが醍醐味だったりする。
●掘り出し物はある。
●自信の無い人は近所の信頼出来る花屋さんや植木屋さんで苗木や苗は買ってあげてください。

イベントでの苗木や花の苗の販売

よくイベントで苗木や花の苗を売っています。
遠出してやってきたイベント会場だと気分が高揚してついつい買ってしまいがち。それはそれで楽しいのですが、意外とトラブルが起きやすい。

なぜか??
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意外と安くない

安くない
地方のイベントの植木市は特価なのだと思ってしまいそうですが、イベントでの販売は別に安くありません。むしろ高いことの方が多い。でもお祭りの出店も安いなんてことは無いですから、価格を問題にするのは野暮かも。

植木市の苗木はその土地と縁もゆかりも無い、ということも

その土地のものとは限らない
例えば北海道に旅行に行ったら、観光地のイベント会場の植木市で見た事の無い苗を売っていて、「買ってみよ!」と衝動買いしてしまったとします。それで地元に帰って植えると、うまく育たない。ネットで苗の性質を調べてみると、地元では気候が合わないと判明します。まぁ、それだけなら「自分がバカ、よく知らないのに買うから」で笑い話になるのですが、更によく調べてみると、北海道でも育たないものだった。
「じゃあ、なんであの北海道の植木市で売ってんの?」
となる。
実は業者が仕入れて売っているだけで、別に地元で掘り出した苗木というわけでもなく、なんの関係も無い、ということが多いです。北海道で売ってるけど仕入れ先は(極端な話ですが)東京の市場だったりします。それに東京の市場は全国から苗木や花の苗が集まりますから、植木市の業者に悪気が無くても、北海道とは縁もゆかりも無いものが出回ったりします。
●ハッキリ言うと悪気があるとか無いとかではなく、業者は仕入れたモノを売っているだけで、深い意図はありません。
●地元の苗木だけではイベント会場が埋まらない。花を扱っているのに華やかにならないので、ある程度は仕方ない面があります。
●苗木を山から掘り出すのは非常に手間が掛かる。例え無料で掘り出したとしても手間がすごい。一時的なイベントに出荷するのは半端な労力ではない。

しかも、疑問に思ったり、腹が立っても、観光地の一時的な植木市なもんだから、誰に聞けばいいのかも分からない。
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たらい回しの可能性も

流れ流れてたどり着く地方のイベント植木市
苗木や苗はまず農家が花市場に出荷します。これを花屋やホームセンターや植木屋が買います。またブローカーというのも居ます。彼らはその苗木・苗を別の花市場に出荷します。なぜ、そんなことをするのか??

花市場は全国に沢山あります。
これほど花市場が沢山ある国は他に無いでしょう。
その上、農作物である苗木・苗は安定して供給出来るものではありません。なので花市場一つあたりの供給数が小さくなり、価格が乱高下しやすい商材です。そこでブローカーは商品の多い地域から少ない地域に苗木・苗を転売する事で利益を出そうとします。これは地域の不均衡の是正に大きな役割を果たしています。

というわけで、苗木・苗は意外とあちこちを移動しているのです。
農家から植木市にたどり着く経緯はもしかすると…
農家→花市場→ブローカー→別の花市場→仲卸→植木市業者
となります。

普通なら
農家→花市場→花屋

農家→ホームセンター
ですから、かなりの輸送ロス(暗室&トラックで揺られることで苗が痛む)・時間ロス(単純に時間が経って痛む)が掛かります。

いやちょっと待て!
なんて書くと植木市にはあちこちを移動した苗木・苗ばかりのような気がします。そんなことはありません。
農家→花市場→植木市
というケースも沢山あります。
真面目な人はそうしているはずです。そういう植木市では確かになんの問題も無く良い苗木・苗が店頭に並んでいます。でも、イベントの植木市では、次にビジネスをつなげる必要がありませんから、どうしても「売りっぱなし」になり、無責任になりやすいです。だから、たらい回しにあった苗木・苗が並びやすくなってしまいます。
●短期間に商品を集めないといけないし、短期間で売り切り、利益をあげないといけないとなると、クズも入れないと苗木・苗が揃わない。
●樹の苗は長持ちするので、植木市に出るまでに多少たらいまわしにあってても大丈夫…のような気がしますが、長持ちするからたらい回しに合いやすく、どれだけの期間が経っているのか分からない。
●たらい回しに合いすぎて、植木市に出る事には植える時期を過ぎていることすらある。

というわけで近所の信頼出来る花屋さんや植木屋さんで苗木や苗は買ってあげてください。
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それでも楽しい植木市

その合間を縫って買うのが醍醐味だったりする
というと植木市は見る価値がないような気がしますが、自分の知識を試す場でもあります。沢山の商品から本当に良品を探す、これが実は結構楽しい。それに掘り出し物もあります。
掘り出し物
たらい回しにあった苗木を「悪いもの」と断ずるのは早いです。というのは花屋は花屋の都合でしか花を見ていないからです。花屋は仕事に忙しく知識を得るまでには至って居ません。だから意外と節穴なんです。花屋が知らないだけで価値のある植物がたくさんあります。

また、花市場は地方によって商品供給に差があって、地元では絶対に見かけない苗木・苗が他の地域では沢山あります。だから植木市には植木市でしか出会えない植物があり、そこでしか買えないものがあります。
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