サルココッカの基礎データ
科名 | ツゲ科 |
属名 | サルココッカ属 |
学名 | Sarcococca confusa |
耐寒 | マイナス20度 |
水やり | 水控え目 |
場所 | 外の半日蔭 |
難易度 | 初心者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
剪定 |
スポンサーリンク
サルココッカの特徴は?
サルココッカは東アジアに自生するツゲ科の常緑低木。葉っぱに艶があって、これが年間を通してあるので生垣によく使われます。早春に香りのある花が開花し、秋〜冬に赤い実をつけます。サルココッカ・コンフーサとサルココッカ・フッケリアナが流通していますが、どちらも育て方は同じです。
生育が年間で10cmと遅く管理が容易です。どちらも樹高は20cmから60cmと小さめと低くまとまりますが、コンフーサは肥料を与えると大きく育ちます。といっても大きくなっても2mくらいです。
強い香りのある花が咲き、実がなりますが、花や実は鑑賞のメインではなくあくまでツヤのある葉を楽しむものと考えてください。日陰でも育ち、病害虫にかかりづらく、大気汚染にも強い。管理が楽なので植え込みなどに使います。
刈り込むと株元から芽が出て地表を覆うのでグランドカバーとして利用することもあります。刈り込みに強く、よく芽が出ます。耐寒性もある程度あり、東北南部より南ならどこでも育ちます。
樹高60cm横幅80cm
生育が年間で10cmと遅く管理が容易です。どちらも樹高は20cmから60cmと小さめと低くまとまりますが、コンフーサは肥料を与えると大きく育ちます。といっても大きくなっても2mくらいです。
強い香りのある花が咲き、実がなりますが、花や実は鑑賞のメインではなくあくまでツヤのある葉を楽しむものと考えてください。日陰でも育ち、病害虫にかかりづらく、大気汚染にも強い。管理が楽なので植え込みなどに使います。
刈り込むと株元から芽が出て地表を覆うのでグランドカバーとして利用することもあります。刈り込みに強く、よく芽が出ます。耐寒性もある程度あり、東北南部より南ならどこでも育ちます。
樹高60cm横幅80cm
ウィンタージェムが人気です
ウィンタージェムはサルココッカ・フッケリアナとフミルスの交配種で、樹高50cm横幅30cmと樹高も低いし鉢植えとしてもかなり扱いやすく、枝分かれしやすくコンモリ仕上げやすい品種。大気汚染に強いですし、生育が遅く手間がかからず、花壇の縁取りや建物周りにぴったりです。白い花も咲き、甘い香りがします。とはいえ、他のサルココッカ同様に、剪定すると回復が遅いので強い剪定は避けます。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
活動が鈍くなっている秋(10月)から春(4月)にかけて、植え付け・植え替えをします。
用土
用土はとにかく水はけの良いものを。植えつけるときにしっかりと腐葉土と堆肥を土に混ぜ込んで植えてください。用土の水はけが悪いと葉っぱが黄色くなったり、生育しなかったり、落葉することもあります。
鉢植えの場合は、一般的な培養土で植え付けます。
鉢植えの場合は、一般的な培養土で植え付けます。
鉢植え
植え替えの場合は古い土を三分の一ほど落としておきます。
鉢底の穴を鉢底網(鉢底ネット)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2cmから3cmほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
鉢底の穴を鉢底網(鉢底ネット)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2cmから3cmほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
庭植え
庭植えの場合は、根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割入れて、化成肥料を説明書きの規定量を入れて混ぜて用土とします。
穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
生垣にすると良い。生垣にするときは30センチごとに植える。サルココッカの生育は鈍いので管理しやすいが、生垣に植えるときは、まぁまぁ大きい苗を買った方が無難。指でつまめるようなのを買うと生垣になるまで非常に時間が掛かる。
穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
生垣にすると良い。生垣にするときは30センチごとに植える。サルココッカの生育は鈍いので管理しやすいが、生垣に植えるときは、まぁまぁ大きい苗を買った方が無難。指でつまめるようなのを買うと生垣になるまで非常に時間が掛かる。
挿木で増やす
挿し木するだけで幾らでも株が増えます。
管理場所・日当たり
日当たりか半日陰が好ましいですが、耐陰性があり、多少の日陰でも生育します。乾燥にちょっと弱いので、半日陰か日陰での栽培が適しています。日陰に強いのでよくシェードガーデンに植えられています。
寒さにも強く、北海道から沖縄まで生育します。冬の防寒は不要です。
寒さにも強く、北海道から沖縄まで生育します。冬の防寒は不要です。
水やり
一般的には庭植えにします。庭植えにした場合は自然雨だけで十分です。庭植えにした場合でも、あまりに乾燥する時期は水をやってください。
鉢植えにした場合は通常の鉢栽培と同じで、土が乾いていたら水をやります。鉢底から水がしっかりと出るくらいにやり、受け皿の水がたまっていたら捨ててください。
鉢植えにした場合は通常の鉢栽培と同じで、土が乾いていたら水をやります。鉢底から水がしっかりと出るくらいにやり、受け皿の水がたまっていたら捨ててください。
肥料
サルココッカは肥料をやると大きくなります。大きくしたいならば、冬2月と秋9月に緩効性肥料(化成肥料)を根元にやってください。肥料がなく痩せている土地だからといって枯れるわけではありません。そのくらい頑健です。
ただ、肥料が少ないとやはり元気が無いので、植え付け時の腐葉土・堆肥と、毎年の肥料は少量づつ、やった方がいいです。
ただ、肥料が少ないとやはり元気が無いので、植え付け時の腐葉土・堆肥と、毎年の肥料は少量づつ、やった方がいいです。
剪定は控えめに
一年で10cmほどしか生育しないので、剪定はほとんどしないでもいい。
株の中からニョキっと徒長枝が出たのを、6月〜9月に切る程度にします。多少、刈り込んでも萌芽して元に戻るんですが、成長が遅いので強く刈り込むとなかなか戻らないのでとにかく剪定に控えめにします。
株の中からニョキっと徒長枝が出たのを、6月〜9月に切る程度にします。多少、刈り込んでも萌芽して元に戻るんですが、成長が遅いので強く刈り込むとなかなか戻らないのでとにかく剪定に控えめにします。
病害虫
病害虫に強いですが、たまにハマキムシが発生することがあります。ハマキムシは浸透系の薬剤(オルトランやカルホス)などじゃないと効きにくいのでこれを使うといいです。それでも発生した場合に対応薬剤をしたたるほどにかけて効かせましょう。
特徴・由来・伝承
サルココッカはギリシャ語で「肉質の液果」という意味。人気品種になりつつあって、入荷がおいつかない。原産地はヒマラヤ・東南アジア・中国南部。サルココッカ・コンフーサは黒い実ができて、サルココッカ・ルシフォーリアは赤い実がなる、らしいです。ルシフォーリアはほとんど流通していないし、育て方はコンフーサと一緒です、
スポンサーリンク
記事が気に入ったら拡散をお願いします。