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リーガースベゴニア・アールデコの育て方
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リーガースベゴニア
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x最終更新
2023-01-10
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リーガースベゴニア・アールデコの基礎データ
科名
シュウカイドウ科
属名
ベゴニア属
学名
Begonia × hiemalis
水やり
水を好む
場所
季節による
難易度
中級者向け
ベゴニア・アールデコの特徴は?
ベゴニア
・アールデコは
シュウカイドウ科
ベゴニア属
の
エラチオールベゴニア
(
リーガースベゴニア
)の品種。重厚な八重咲きの花びらをもつ、深い色合いの真紅な
バラ
のようなベコニア。緑のストライプがところどころに花びらに混じる新しいタイプのベゴニアです。流通量が少ないのか、単価が結構高価ですが、色合いやボリュームの満足感はなかなかのものです。通常のフラワーギフトに飽きた人に人気。
もともとエラチオールベゴニアは開花期が長いものですが、この品種は特に花もちがよく、管理に気を付ければ長期間、花を楽しめることができます。
寒さ、暑さに弱く温度管理に注意が必要です。
生育適温は20℃前後で、10℃以下になるような寒い場所には一年を通して置かないようにしましょう。
また初夏、夏の高温にも弱いので、暑い日は風通しの良い明るい日陰で管理してください。
管理する環境が変わると簡単に花が落ちることがありますが生理現象で、株が枯れているわけではありません。特に購入後にとりあえず花がポロポロ落ちるのですが、気にせず、落ちた花びらを水を張ったお皿に浮かべて楽しむなどしてください。
水やり
極端に土を乾燥させた場合株全体を傷めますので土の表面が乾き始めたら、株にかからないように、たっぷりと水を与えてください。
水が葉や花にかかると傷みますので必ず先の細い
ジョウロ
で、葉っぱを持ち上げて株元に水を与えてください。
水やり
は必ず土が乾燥してから行ってください。土の状態を無視して水やりを繰り返すと
根腐れ
を起こし、株が枯れます。底面吸水の場合は、底に水が溜まっているようにします。水が溜まっていれば、水を吸い上げて供給します。
肥料
元肥として植え替えのときに緩効性
肥料
を加えておきます。開花中は肥料切れを起こさないように週1回程、春、秋には10日に一回、液体肥料を規定の倍率に薄めて与えましょう。
花芽
が見え始めている株には花用の肥料を与えるのも大変効果的です。
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植え替え、挿し芽
時期
植え替えに適しているのは温度が15℃以上25℃以下の気候のころが良いです。真夏を除き春は3月上旬~下旬から、秋は9月下旬~10月上旬までくらいです。
鉢植えの植え替えは2年か3年に一回です。
用土
市販の
培養土
か、この培養土に
パーライト
を1割ほど入れて
水捌け
をよくしてから利用するといいです。自作する場合は
赤玉土
5+
腐葉土
4+パーライト1の配合土を利用するといいです。
植え替えの手順は?
根詰まり
を起こしている株は、一回り大き目の鉢に植え替えます。 悪くなっている茎や葉を切って取り除いた後、軽く株をつかんで鉢を傾けそっと株を抜き出します。根で腐っていたり、傷んだりしている部分は清潔なカッターナイフで切って、新しい土に植え替えてあげてください。
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(
軽石
)を2cm〜3cm入れて、その上に
用土
を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に鉢底から水が出るまで水をやってください。
挿木で増やす
花が咲いたところがない枝を上から15cmほどで切ってください。上から三、四枚葉を残して残りの葉を手でとり、30分ほど
水揚げ
してください。その後肥料の入ってない新しい土…赤玉土小粒単用や、
挿木
用土に挿します。明るい日陰で乾燥しないように水やりして管理していると、発根しますので、一ヶ月ほどで鉢上げできます。
管理場所・日当たり
アールデコは日光を好みますが、シーズンを通して直射日光を避け、日光を当てる場合はレースのカーテンなどで遮光した場所で管理してください。また、戸外で管理する場合も雨に当てないようにしてください。
冬の管理
アールデコの耐寒温度は5度〜10度で、できれば10度以上を保ちたいです。
冬の間は低温で株を弱らせないように気を配る事が重要です。冬は必ず屋内で育てましょう。昼間は、日当たりの良い窓辺で、暖房の直接当たらない所に置いて下さい。夜に10度以下になる場合は、保温用の発泡スチロールの箱や段ボールをかぶせるなどして温度管理するといいです。朝にはかならず箱から株を出すことを忘れないようにします。
春と秋の管理
春の気候はベゴニアにとって適した気温ですが、締め切った室内では温度や湿度が上がってしまっていたりします。風通し良くして蒸れないようにしましょう。窓越しでも「日焼け」を起こす心配もありますので、早めに薄いカーテン越しの日差しになるように調節してください。
夏の管理場所
夏の間は、できるだけ涼しくて、風通しの良い所に置きます。風通しが悪いところに置かれると株が傷んで元に戻らない事があります。 あまり温度が高くない所の方が花もちは良いです。
西日
は避けるようにします。
冷暖房の風に注意
屋内で管理することが多くなりがちですが、必ず冷暖房の風が直接当たらないところで管理してください。冷暖房の風は非常に乾燥していて、これが直撃すると、花がポロポロと落ちて、枯れます。
病害虫、剪定の仕方
病気
にかかりやすいです
夏には斑点細菌病がしばしば発生します。この病気は治りませんので株を早めに処分しないといけません。
湿度の高い時期と冬の低温期には灰色かび病、暑い時期の蒸れに注意して、風通しをよくすれば予防できます。市販の殺菌剤で治療できます。
春先から初夏にかけて
うどんこ病
が発生しやすくなります。
アブラムシ
暖かくなる春から初夏にかけてはアブラムシが花や葉につくことがあります。
アブラムシの生態と防除と薬剤のまとめ
病害虫生態・防除・対応の薬剤のまとめ
花ガラ摘み
何もしなくても落花することが多いですが、花が変色してしぼんできたら、必ず花がら摘み(枯れかけ、または枯れた花を手で取って取り除く)をしましょう。
剪定
株元が蒸れないように
剪定
(
切り戻し
)を行って風通しをよくしましょう。
また、花をつけながら伸びていくため、3月ごろになると見た目のバランスが崩れてきます。3月中旬から4月中旬に軽く剪定をしましょう。脇芽と側枝を残してすでに花が咲いた茎を下から3節、4節のあたりで切ると数週間もすれば側枝が伸びて、もう一度花を咲かせます。
由来
日本の「フラワーガーデン戸谷」にて突然変異したベゴニヤの枝を改良重ねて作られた新品種。
ベゴニア・アール・ヌーボー
に続く
人気品種
。
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