ルピナス・ピクシーデライトの育て方
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2022-11-15
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ルピナス・ピクシーデライトの基礎データ
科名
マメ科
属名
ルピナス属
学名
Lupinus nanus
耐寒
マイナス5度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
ルピナス・ピクシーデライトの特徴は?
ルピナス・ピクシーデライトは北アメリカ原産の
マメ科
の
ルピナス
の
園芸品種
。ルピナスって大きくてキツイ色合いで、嫌う人も多いのですが、ピクシーデライトは小さくて、楚々としていて、色合いが淡く、柔らかで、形が丸いので、幼い子供のようなイメージの花が咲きます。
ルピナスの根は太い根が一本生える直根性で、この根が傷つくと成長不良を起こし、枯れてしまうこともあります。そのため移植は難しいです。ポット苗を植える場合も、土を崩さずにそのまま植えてください。
秋に種を撒くか苗を植えて、初夏まで楽しみ、夏には湿度で枯れてしまう
一年草
と考えてください。
草丈
40cm
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水やり
湿度に弱いので、水は控えめにやるのがコツです。鉢植えであれば、土が乾いてから鉢底から水が出るくらいにしっかりとやります。庭植えであれば、植え付け後に水をやったら後は自然に降る雨だけでいいです。
冬の水やり
冬は特に
水やり
を控えてください。冬は土が乾いてから二日ほど待ってからやるようなイメージです。
寒さに強くマイナス5度まで耐えるのですが、土が凍ってしまうと根が傷み、枯れてしまいますので、水をやるときは午前中にやってください。夕方に水をやってしまうと朝方に凍って根を傷めてしまいます。
肥料
マメ科植物で、空気中の窒素を土中に取り込む性質があり、
肥料
が多いと生育が悪くなったり花が咲きにくくなるので、肥料は控えめにします。基本的に植え付けのときに元肥として少量の化成肥料をやったら、後はなくていいです。あまりに生育が悪いなら薄い液体肥料を生育時期にやります。
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植え付け・植えかえ・種蒔き
直根性で移植が苦手
直根性で太い根が伸びて、これが傷つくと生育しなくなります。
ルピナスの苗を植える時は土をくずさないで植えてください。長期間ポット苗の状態でいると根が成長して、植える時に傷つきやすくなります。苗は出来るだけ早く植え付けしましょう。また店頭で買うときも古い苗は避けてください。
用土
水はけ
のよい土で植え付けします。市販されている花と野菜の土でもOKですが、これに川砂や
パーライト
を混ぜて水はけをよくするとよいです。
酸性
の土は苦手なので、庭植えする場合は、植え付けする前に
苦土石灰
を混ぜて中和させてください。日本の土は放置しておくと徐々に
弱酸性
になります。
種まき
発芽温度は20度。
暖地
・
中間地
では10月前後、寒冷地であれば4月に種まきをします。ビニールポットに
用土
を入れて、種をまいて1cmほど土をかぶせて、乾燥しないように水やりをします。2週間で発芽します。発芽したら
半日陰
に移動させて、葉っぱが3枚〜4枚になったら鉢植えや庭植えにします。
鉢植え
6号〜
8号鉢
に1苗を植えます。
プランター
なら3苗を植えます。
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(
軽石
)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
庭植え
深さ20cmの穴を掘り、掘り出した土に苦土石灰(1平方mあたり100g)を混ぜて中和させます。中和反応は1週間〜10日かかるので、中和が終わってから、その土に
腐葉土
か
堆肥
を3割か4割混ぜて、よく混ぜて用土とします。 土に化成肥料を少量入れると良いです。
穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。複数株を植える場合は株同士は25cm〜30cm空けて植えてください。
管理場所・日当たり
日を好む植物で、日光が当たらないと花付が悪くなりますが、少々日陰でも問題なく育ちます。
また寒さにも強く、霜に当たっても枯れませんが、葉っぱが傷んで見た目が悪いので、できれば霜除けするといいです。
マイナス5度まで耐えられるのですが、土が凍ってしまうと、根っこが傷ついてしまいますので、冬は夕方に水をやるのはやめてください。夕方に水をやると水が夜から朝にかけて凍って霜柱になります。
花ガラ摘み
花がしぼんだら、マメのサヤのような
種子
ができます。これを作ると次の花が咲きづらいので、花がしぼんだら早めに摘んでおきましょう。
病気・害虫
気温が上昇する3月・4月以降は
アブラムシ
や芋虫系・
ハダニ
が発生するので、前もって3月に浸透性薬剤の
オルトラン
をまいておくか、発生後に薬剤で駆除します。
特徴・由来・伝承
ルピナスの語源はラテン語の「lupus」=オオカミが語源。どんな土地でも育つ頑健さから、そう呼ばれるようになったとか。
古代から実が食用となっていること。
日本には牧草や…同じマメ科のレンゲのように、冬~春にかけて育てて栄養にする目的…のために輸入された。
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