シジギウムの育て方

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シジギウムの基礎データ
シジギウム
科名フトモモ科
属名フトモモ属
学名Syzygium
別名ブッシュチェリー
水やり水控え目
場所外の半日蔭
難易度中級者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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シジギウムとは?

シジギウム:シジギウムとは?
シジギウムはフトモモ科フトモモ属のオーストラリア原産の半耐寒性常緑低木。厳密にいうとシジギウムには、春の新芽がピンクになる「シジギウム・ルーマニー」や、「シジギウム・ブクシフォリア」、「シジギウム・リーベリー」、「シジギウム・パニクラツム」などが流通していますが、育て方は同じです。

性質は強いが、水切れに弱い。水が切れると復活は不能。かといって水浸しだと腐って枯れる。オーストラリアの植物にはよくあることですが。

寒さにはある程度の耐性があって、霜に当たっても枯れないが、霜に当たると葉が傷む。ただし、それ以下の寒さに当たると一発で枯れる。例えば強い寒波が来て、マイナス5度以下で発生する霜などで枯れます。関東以西では戸外で越冬しますが、たまーに来る寒波で枯れることがあります。

シジギウムは初夏に白いワタのような花が咲いて、夏から秋にピンクの実がつきます。しかも実は食べられます(といっても期待してはいけない)。あと観葉植物としても優秀。鑑賞するべきものが多く、密かに需要は高まっています。
樹高1m〜2m
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水やり

シジギウムは水切れに弱いです。水が切れないように、それでいてずっと湿った状態にもならないようにします。まぁ、普通に土が乾いたら水やりをやって、乾燥しすぎないようにすればいいです。

庭植えで、根付いてしまえば、自然に降る雨だけで十分です。ただし、木が若いうちは水切れをするので、様子を見て水やりをしてください。また、夏は庭植えでも水切れしやすいので、様子を見て水やりをしてください。

鉢植えの水やり

鉢植えの場合は、土が乾いていたら水をやります。受け皿の水は捨ててください。夏は高温で非常に水切れしやすいです。朝と夕方の2回、しっかりと水をやります。それでも水切れするなら、夏は半日陰に移動させましょう。

冬(11月〜3月)は生育が鈍くなっていて、水やりを減らさなくちゃいけません。土が乾いてから数日経って水をやるようにします。

肥料

肥料はなくても育ちますが、あるとよく生育します。鉢植えの場合は、3月に緩効性固形肥料をやります。庭植えの場合は、5月から9月まで緩効性固形肥料をやります。

肥料をやるとしっかりと生育します。鉢植えの場合だと邪魔だし、植え替えしないといけない期間が短くなります。なので、鉢植えは肥料は控えめにして小さく育てて楽しむ方がいいので、寒肥としてシジギウムが活動する前の3月にやる程度にします。大きくしたいならば春〜秋に肥料をやるとその分だけ大きくなります。

庭植えの場合は、大きくなって欲しいので暖かい生育する時期には肥料をやります。肥料をやれば大きく育って、花がつき、実がつきます。大きく育っても2m程度で剪定すれば小さく抑えることは十分可能。肥料が多すぎると花が咲きづらくなることがあるので、様子を見て調節してください。

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植え付け・植えかえ

時期・頻度

春に植え付け・植え替えをします。鉢植えであれば毎年か、2年に一回植え替えをします。

根をいじらない

シジギウムは根が弱点で、根を傷つけると生育不良を起こして枯れてしまいます。植え替えるとき、庭に植えるときも、土を落とさず、根を崩さずに植え付けをしてください。
鉢植えで植え替えるときは、一回り大きな鉢を用意して新しい土を足して植え替えをします。

庭植えの場合、一度植え付けると移動できません(植え替える時に根を傷つけるため)。植え付ける時に、よくよく植える場所を吟味してください。

用土

赤玉土腐葉土3を混ぜたものを使います。一般的な培養土を使う場合は、水はけを良くするために1割ほど川砂かパーライトを混ぜてから使いましょう。

鉢植え

古い鉢から株を取り出し、土をいじらず根をほぐさずに、そのままひとまわり大きな鉢に植え替えます。ひとまわり大きいとは現在より1号か2号大きな鉢のことです。鉢の大きさが限界に達したら、仕方ないので土を落として同じ大きさの鉢に植え替えます。

新しい鉢の底の水が抜ける穴を鉢底ネットで塞ぎ、その上に鉢底石(軽石)を3cm入れて、その上に用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れていき、最後に鉢底から水が出るくらいにしっかりと水をやって完成です。

庭植え

庭土を20cmほど掘り返し、土に腐葉土か堆肥を2割入れ、元肥として化成肥料を規定量(説明書きの通り)だけ入れてよく混ぜて、用土とします。土を半分戻して、株を入れます。株の土は落とさず、根をいじらないで、そのまま植え付けてください。隙間に用土を入れていき、最後にしっかりと水をやります。

管理場所・日当たり

春〜秋は戸外の日当たりか半日陰で管理します。

オーストラリアに自生するだけあって暑さには強い。そして日光を好みます。半日陰でも育ちますが、花と実を楽しむならば、しっかりと陽に当てて株を大きくする方がいいです。日陰でも枯れませんが徒長するので、できるだけ日当たりで育てましょう。

霜の降りない暖地ならば、庭植えで越冬します。

越冬

耐寒温度はマイナス1度とされますが、霜に当たれば葉っぱが傷み、地上部が枯れこむことがあります。地上部が枯れても根が枯れていなければ、春にはまた芽吹くのですが、これでは毎年生育がリセットされることになります。霜が降りる地域ではシジギウムは鉢植えにするべきです。

霜が降りる地域は、冬は室内が無難。もしくは霜の当たらない軒下で管理します。冬もできるだけ日光が当たる場所で管理してください。
室内でも暖房が当たると、暖房の風は乾燥しているのですぐに葉っぱがカリカリになって枯れます。暖房が直接当たらない場所で管理してください。

剪定

花が終わったら剪定をします。邪魔な枝をさばいて、風を通し、樹形を整えます。シジギウムは8月くらいに翌年の花芽ができますので、これ以降に剪定すると翌年に花が咲きませんので気をつけてください。

病気・害虫

ほとんど見られない。
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