7月の胡蝶蘭の管理…水切れ注意・害虫も発生します

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7月のコチョウランの管理のコツ

7月の胡蝶蘭の管理のコツ:7月のコチョウランの管理のコツ
気温が上昇して胡蝶蘭の葉っぱが育ちます。冬の寒さで葉っぱが溶けてしまったり、傷んだかぶも7月8月9月でしっかり取り戻し、去年と同じか、去年よりも大きく育てましょう。葉っぱが大きく育てば、花もつきやすくなります。ちなみに花芽がつくのは10月以降になります。強い日差しに注意して、肥料をやり、水が切れないように気をつけます。

7月は植え替えも何も作業のない月です。ただ淡々と水やり肥料やりです。
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まとめ

ミズゴケが乾いたらすぐに水をやる。
●水切れしないように。
●液体肥料をやる。
●葉っぱの裏にカイガラムシがついていないかチェック。
●風通しを良くする。
●明るい日陰で管理する。
●新しくやることはない。

水やり

ミズゴケが乾いていたら水をやります。気温が上昇して、蒸発しやすくなっていますから、毎日チェックして、乾いていたら水をやるようにします。水やりは午前中にします。できれば朝早くにやります。昼間に気温が上昇して、水が熱せられて根を傷めるからです。

霧吹きで水をやります。ミズゴケはカラカラに乾燥しすぎると水を弾きます。水を吸い込みません。この季節になるとそういう状態になりやすいです。そこで霧吹きで押し付けて水を染み込ませることで、ミズゴケを濡らします。
ジョウロで水をやることもできますよ。ただ、水が下にしたたるので霧吹きがよりよいです。
●受け皿に水が溜まっていたら水を捨ててください。水やりの頻度が多くなるので水が溜まりやすいです。

葉っぱにも水を

7月の胡蝶蘭の管理のコツ:葉っぱにも水を
葉っぱに霧吹きで水をやってください。コチョウランは湿度の高い状態を好み、また葉っぱからも水を吸収します。根からも吸収しますが、生育時期ですから不足するかもしれません。葉っぱに水をかけるときは、葉っぱの根元のくぼみに水が溜まらないようにします。水が溜まっていたら綿棒やティッシュでコヨリを作って吸い取ります。水を放置していると腐って病気の元になります。
●葉っぱに水をやらなくても、時々、葉っぱを濡れたティッシュや布で拭いてあげてください。葉っぱに埃や水アカが付いていると、光合成を阻害し、生育が鈍くなります。
●七月はまだ上旬は梅雨です。梅雨の間は湿度が高いので霧吹きはやめます。湿度が高い状態が続くと灰色かび病が発生します。

肥料

温室じゃない場合の肥料

一週間に一回、薄い液体肥料をやります。水の代わりに霧吹きでやるといいです。

それとは別に、一ヶ月に一回、緩効性固形肥料をやります。肥料は根に当たらないようにしてください。緩効性固形肥料は先月もやっているかもしれませんが、一ヶ月に一回、前のは捨てて取り替えてください。

温室がある場合の肥料

薄い液体肥料を水の代わりにミズゴケが乾いていたらやります。毎回です。

植え付け・植えかえ・種蒔き

基本的には植え替え作業はないです。

できれば植え替えは6月までに終えておきます。

もしもコケを見て、腐っているようならば植え替えをしますが、水苔が健康そうならば、植え替えはやめておきます。植え替えの詳細は以下のページを参考にしてください。

管理場所・日当たり

日陰か遮光するか

戸外の明るい日陰で管理するか、室内の遮光した窓辺で管理します。コチョウランは直射日光に当てると葉っぱが焼けて傷んでしまいます。明るい日陰というのは、直射日光は当たらないけども、同じエリアには日が差しているような場所です。

台で高くして風通しをよく

ベランダの格子になっていない手すりの日陰などが、明るい日陰になります。そこの床に置かずに、30センチほどの台に乗せてください。コチョウランは自生地では木に着生するものです。木の上の風通しの良い場所が適しているので、それに近い環境を作るために、台の上に置いた方がよいです。

自生地の環境に近いので、できれば流木に着生させるなどして吊るした方がいいです。

温室の管理

気温が25度から30度、32度以下にします。この時期になると温室は気温の上昇が激しく、密閉していると35度以上になりかねません。35度以上になるとさすがの胡蝶蘭も生育が止まります。30度以下になるように、窓を開け、風通しをよくして涼しくしましょう。
湿度は60%前後を保ちます。

50%の寒冷紗を二重にして75%を遮光します。

その他

気温が上昇して湿度が高いので、ちょっとした切り傷から細菌が入り込んで、軟腐病や褐斑細菌病になりやすい時期です。腐っていたら、その部分を切除してください。放置していると病気が広がります。

これらの予防は「風通しを良くする」ことです。風通しを良くするために温室は窓を開け、戸外で管理している場合は、台に置きます。吊るせる場合は、吊るします。植え替えの時に「ストッキングや網」に植え替えるのは、この時期の風通し確保です。プラスチックの鉢だと、風通しが悪いとどうしても蒸れやすくなります。
カイガラムシ・ナメクジアブラムシなどが発生します。
カイガラムシは葉っぱの裏にくっついているので、時々裏返してみてください。

来月は?

先月の栽培については
を来月の栽培は
を参考にしてください。
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