2月のクレマチスの栽培・管理…寒風に注意

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2月のクレマチスの栽培・管理

2月のクレマチスの栽培・管理:2月のクレマチスの栽培・管理
寒くなります。寒いのですがクレマチスは内部で活動していて、よく見ると節が膨らんでいるのが見えます。旧枝咲き(早咲きタイプ)・新旧枝咲き(中間タイプ)はこの節から芽が出て、その枝に花が咲きますので、この膨らんだ節を剪定で落とさないようにします。

普通のクレマチスは寒さに強くて問題ありませんが、常緑クレマチスなどの寒さに弱い品種は、寒さに当たると葉っぱが枯れてしまいます。そうなる前に室内に取り込んでしまいます。
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水やり

鉢植えの水やり

目には見えませんがクレマチスは活動しています。活動しているということは水を吸い上げています。その上に2月は空気が非常に乾燥しています。意外と土が乾きやすいので、完全に乾燥しきらないように様子を見て水をやります。

土が乾いていたら水をやります。土が濡れていたら水はやりません。土が濡れているのに水をやっていると根腐れします。水やりは天気のいい日の午前中にやります。昼以降にやると、残った水が明け方に凍って根を傷めます。そのくらいじゃ枯れませんが、しない方がいいです。水をやるときは鉢の底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。
●クレマチスは過湿に弱いので、気をつけてください。
●常緑種以外のクレマチスは冬は落葉するので、水やりを忘れがちです。水やりを忘れて、断水してしまって、完全に根が枯死すると春になっても芽ぶかないので気をつけてください。

庭植えの水やり

自然に降る雨だけで十分ですが、あまりに乾燥するようであれば、天気のいい暖かい日の午前中に水をやってください。

肥料

鉢植えの肥料

鉢植えはまだ肥料はやりません。

庭植えの肥料

緩効性固形肥料(化成肥料)か油粕と骨粉を1:1で混ぜたものを、クレマチスの株の周囲の30センチから40センチのところに撒きます。肥料が根に当たると根が傷むので必ず30センチ以上離してください。

庭植えで育てていると3年か4年ほどで土の肥料を使い果たして花が減り、花自体も小さくなってきます。花が小さいなと思ったら、必ず冬に肥料を追加してください。肥料がないからって枯れるわけじゃないんですが、開花しないクレマチスってただ、硬い茎が伸びるだけなんですよね。

植え付け・植えかえ

鉢植えの植え替え、庭植えも可能です。鉢植えの植え替えをするにはこの時期がベストです。今までは休眠していましたが、これからはツルが伸び始める直前で、ちょうどいいです。植え替えの詳細は以下のリンクを参照にしてください。

土を落とさないでひと回り大きな鉢に植え替えるのは
を参考に。

リスクがありますが、その辺りを理解した上で株分・同じ大きさの鉢に植え替える場合は
を参考に。

庭植え(地植え)については
を参考にしてください。

管理場所・日当たり

2月のクレマチスの栽培・管理:管理場所・日当たり
普通のクレマチスは耐寒温度マイナス10度〜マイナス15度あたりと寒さに強いので、戸外の日当たりで管理します。ただし寒風が通る場所だと、寒風は乾燥しているのでクレマチスが乾燥しすぎてしまいます、寒風が通る場所であれば、そこは避けてください。
クレマチスは寒さに当たって開花しますので、室内で管理せず、しっかりと寒さに当ててください。

常緑種について

常緑クレマチスは寒さ(マイナス5度)に当たると落葉します。落葉するようであれば、室内に取り込んで、室内の日当たりで管理します。そのとき、暖かすぎないようにします。リビングなどの人が生活するような場所では暖かすぎます。クレマチスは寒さに当たらないと花が咲きにくくなるので、管理するならば室内でも涼しいところ(0度前後)で管理してください。

剪定

クレマチスは落葉して枯れ込んでいるように見えますが、実際は枝は生きています。でも枯れてる枝もあります。2月になると節から芽が出てきているので、まず芽のない枯れ込んだ枝を落とします。枯れた枝を放置していると、新しい枝が絡んでしまって、処理がしにくいです。

詳細な剪定はタイプによって違うので以下のリンクをチェックしてください。

小さく仕立てる

剪定とは関係ないんですが、大きくなりすぎていたら、刈り込んでしまいます。ガッツリと刈り込むと、春以降に花が咲かなくなるんですが、それでもクレマチスは「繁殖力が強すぎる植物」ですから、放置して処理ができないようになる前に、花を犠牲にしてでも何年かに一回はガッツリと刈り込んでしまいます。

誘引・ツル下げ

新枝咲き(遅咲き)は根元までバッサリと刈り込んでしまうので、問題ないのですが、旧枝咲き(早咲き)・新旧両枝咲き(中間タイプ)はこのままにしていると、先っぽにしか花と葉っぱが出ないで、古い枝には葉も花もない状態になります。そこで、旧枝の部分を下に下げるように誘引します。これを「ツル下げ」と言います。

旧枝部分をフェンスや支柱から外して、下へ下げます。外すときに新芽を傷つけることがあるので、力づくで外すんでなくて、フェンスに絡んでいる葉柄をハサミで切って外します。

来月の管理は?

先月の管理は
を参考にしてください。

来月以降は
を参考にしてください。
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