カトレアの植え替え・株分けのまとめ

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カトレアの植え替え・株分けのまとめ

ここではカトレア植え替え・株分けについてまとめています。カトレアの全体的な育て方は「カトレア」のページを参考にしてください。
まとめ
●鉢の外に根が出ていたら植え替えを考える。
●植え替えをして水苔を新しくすることで病害虫の予防にもなる。
●ハサミ・ピンセットは必ず使用前に消毒する。
●消毒方法はライターやガスバナーで炙るか、リン酸三ナトリウム飽和水溶液(3%溶液)煮つける。
●新しいバルブと古いバルブの三つ以上で分ける。
●株に対して少し大きな鉢に植える。大きすぎると根腐れしやすい。
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必要なもの

水苔
水苔で植え替えをします。バークで植え替えることもありますが、一般的には水苔です。

鉢は水苔の場合は、蒸発しやすい素焼き鉢が多いです。素焼き鉢のメリットは鉢が重くて、ひっくり返りにくい点も。バークで植える場合は通気性の悪いプラスチック鉢が適しています。
大きさは株より若干大きいくらい。大きすぎる鉢は水が蒸発しづらく、根腐れの原因になります。大きな鉢しかない場合は、発泡スチロールを入れて水はけを良くします。
発泡スチロール
大きな鉢しかない場合、水苔だけだと、保水しすぎて根腐れを起こしやすいので、鉢の内容に対して三分の一ほどは発泡スチロールを入れると良いです。
ハサミ
ハサミは出来るだけよく切れるものを。切れないハサミは、「切る」のではなく、「挟み込んで潰す」だけです。細胞壁が壊れてカトレアにダメージがあるので避けます。使用の前に消毒してください。
ピンセット
水苔を取り除くのに使用します。ピンセットも使用前に消毒してください。

鉢の底の穴から水苔などが出ないようにするための「網」。防虫ネットとも。ホームセンターで売ってます。
支柱
カトレアは鉢に植わったものしか、見たことがないと思いますが、自生地は木の枝に着生して育つものです。寄って上へ上へと生育するものではなく、横に伸びていくものです。なので鉢に植えていても、そのまま伸ばしていると、形状が不安定でバランスを崩して鉢が倒れてしまいます。支柱はバルブを強制してバランスを取るために必要です。
ミニカッター
支柱を切るためのもの。
ビニールタイ
支柱とバルブを結びつけるもの。針金が入っていて、自由に固定できます。ホームセンターで売っています。
ガスバーナー
ピンセットやハサミなどを消毒するものです。ライターでもいいです。作業が少ない場合はガスバーナーでいいです。ただし炙るとハサミの刃が傷みやすいですから、ある程度は覚悟してください。安いハサミを買っておくといいです。
作業が多い場合はリン酸三ナトリウム飽和水溶液(3%溶液)を利用します。

前知識

カトレアの根が鉢からはみ出て、鉢の底から根が見えるようならば植え替えをします。水苔に雑菌や害虫が潜んでいるので、植え替えをして清潔を保つことが病害虫の予防にもなります。根詰まりすると生育が悪くなりますし、少し早めに植え替えをすると良いです。
植え替え時期
カトレアには春咲・夏咲・秋咲・冬咲と不定期咲とあって、それぞれ微妙に生育パターンが違いますので、ココだとは明言できませんが、基本的には真冬と真夏を避けて「開花後」です。
●植え替え時期ははっきりしない。

株分けについて
株分けは一株あたりバルブを3個以上つくように分けます。なので株分けは最低でも6つ以上。7つ以上が安全な株分けの基準です。

植え替えの方法(株分け)


消毒
ピンセット・ハサミなどを消毒します。ピンセット・ハサミは「鉢の数」だけ用意します。植え替えを三つするならば3セット用意します。軽くライターやガスバーナーで炙るか、作業が多い場合はリン酸三ナトリウム飽和水溶液(3%溶液)につけて消毒してください。
支柱を取り除く
鉢に刺さっている支柱を取り除きます。ビニールタイを解いて、支柱を抜きます。ビニールタイを解くと白いものがくっついてたらそれは「カイガラムシ」です。あとで処理しましょう。
鉢から株を抜く
ピンセットなどを鉢と水苔の間に差し込んで、株を引きます。株を傷めないように抜きます。あまりにガッチリと詰まっていて抜けないようならば、鉢を叩き割ります。
株分けの算段をつける
新しいバルブ+バルブで3本以上が1セットになるようにして、株分けをします。二本でもいいのですが、バルブが少ないと開花までの時間がかかるようになるので、3本以上にするようにします。少ないからって枯れるわけではありません。
これを切り分けます。ほふく茎を切り、株を分けます。根は切れても新しいものが出て来ますし、古い根は枯れてしまうので、遠慮せず切ってください。
部分の名前はこちらからカトレアの各部分の名前

古い苔を取り除く
カトレアの根は現在の水苔に合わせて生えます。なので植え替えると古い根は枯れるものです。新しい水苔にすることで、根はほとんど入れ替わります。ですが、植え替えの時点で新しい根がほふく茎からちょこっと出て来ているでしょう。その根は残したいので、ほふく茎の近くの水苔は残して、その他の水苔は全て取り除きます。全体の水苔の三分の二を取り除くことになります。
ピンセットで丁寧に水苔を取り除いてください。

これで植え替えの準備ができました。

植え替えの方法(植え付け)

鉢の底に網を
鉢の底に網を敷きます。鉢が多すぎる場合は、発泡スチロールを鉢底に敷きます。
水苔を巻きつける
前もって水に濡らしておいた水苔を根に巻きつけます。根全体が水苔に包まれるように。ほふく茎が完全に埋没しない程度に巻きます。一番古いバルブは多少埋まってもいいです。新しいバルブと新芽が水苔に埋まらないようにしてください。
表面が凹凸している場合は、整えます。その時、あまり押し込まないようにします。押し込むと水はけが悪くなり根腐れの原因になります。
支柱を立てる
支柱を立てて、バルブとビニールタイで止めます。

以上で完成です。
しばらく(一週間)は日陰で管理して、霧吹きでは水をやり、水苔が乾いていたら水をやるようにします。後は通常の管理に戻します。

新芽が横へ横へ伸びますので支柱で矯正してください。
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