アジサイ(紫陽花)の花が咲かない原因まとめ

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アジサイ(紫陽花)の花が咲かない原因

アジサイ紫陽花)は日本に自生しているくらいに手間のかからない植物なんですが、花が咲かなかったり、十分に開花しないことがよくあります。このページではアジサイの花が咲かない・花が少ない原因をまとめています。
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花芽を切り落としてしまった(剪定の失敗)

アジサイで花が咲かない原因の第1位はおそれくこれ。

アジサイは枝先に花が咲きます。花が萎(しぼ)んだ後の10月ごろになると、その花の何個か下の葉っぱの根元にポッチが見られます。これが伸びて、枝先に来年の「花」が咲きます。また、単に枝が伸びるだけでは花は咲かず、「花芽」がついた枝が伸びないと花は咲きません。

この花芽が出来るのが8月〜10月あたりで、8月以降に剪定をすると、花芽を落としてしまって、結果、来年の花が咲かなくなりますので剪定は7月中に行ってください。アジサイの剪定をチェックして、剪定方法の見直しをしてください。

剪定については以下のページを参考にしてください。

日光が足りない

アジサイは半日陰でも育つ植物ではあるのですが、基本的には日光を好む植物です。夏の直射日光に当たって葉焼けしてしまったり、日光が強すぎて乾燥して、萎びることがあるので、半日陰を推奨されるだけで、できれば夏以外の春と秋は葉焼けしない程度に直射日光にあててやることで、株が充実し来年の花がよく咲くようになります。

土がスカスカだ

土に含まれる腐葉土堆肥が分解されてスカスカになると生育不良を起こし開花もしなくなってしまいます。土を豊かにフカフカすれば劇的に改善します。

対策としては、土に腐葉土や堆肥を追加することです。庭植えにしていると植えっぱなしで、何年かするとスカスカになります。忘れがちなので3年か4年に一回くらい、追加しておきましょう。

肥料不足は関係ない…が

肥料が足りないで、株が枯れるということはほとんどないです。品種にもよりますが、肥料なしでも背丈より大きく育つこともあります。ただし、肥料が不足して「花が少ない」「花が小さい」ことはあります。また、窒素ばかりの肥料だと葉っぱが大きく茂ってしまいますので、バランス良く、リンの入っているものをあげてください。

根詰まり

鉢植えの場合、鉢の内部に根が行き渡ってしまい根詰まりを起こすと調子を崩すことがあります。植物は根と地上部が連動していて、根が広がることで葉が伸びて花を咲かせるため、根詰まりを起こすと生育が鈍くなり、開花も鈍くなります。

大きな鉢に植え替えるか、庭植えにすることで解消します。

寒風

アジサイは頑健な植物ですが、若干、寒さに弱いです。寒さといっても、単に寒いだけでは問題ないのですが、寒風はまずい。寒風はただ冷たいだけでなく、非常に乾燥しています。寒風がビュービューと吹き付ける場所だと、アジサイの枝の先が変色して枯れこむことがあるのです。アジサイの花は枝の先に咲くので、枝先が枯れこむということは、開花しなくなるってことです。
そこで庭植えの場合は風除けとして、支柱を立てて、寒冷紗で囲ってやります。鉢植えであれば、寒風に当たらない場所に移動させてやります。

害虫が発生している

アブラムシカイガラムシなどが発生し、アジサイの汁を吸うと弱ってしまいます。発生したら、薬剤で駆除しましょう。問題は土中のコガネムシの幼虫が根を食べている場合です。地上部には虫は見られないのですが、どんどん水切れしやすくなり、調子を崩していきます。最初にオルトランを土に混ぜておいて予防するといいです。

新たに開花はしない

アジサイは開花時期に次々に開花するのではなくて、昨年から蓄えられてきた花が咲いたらお終いです。よって、店頭に並んでいるアジサイの鉢も、花芽が咲き切ったらおしまい。ま、農家の立場に立って考えればわかるのですが、アジサイは開花してからが長いので、花芽があらかた開花したら出荷する訳で、購入後は新たに開花する可能性は低いです(ゼロではないが)。

最後に…

アジサイ(紫陽花)のその他の栽培方法については
を参考にしてください。
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