ブーゲンビリアの育て方

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ブーゲンビリアの基礎データ
ブーゲンビリア
科名オシロイバナ科
属名ブーゲンビリア属
学名Bougainvilleae
別名イカダカズラ
耐寒5度
水やり水控え目
場所冬は室内 夏は外
難易度中級者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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ブーゲンビリアとは?

ブーゲンビリアはオシロイバナ科の常緑低木。日光が当たっていないと、徐々に花が落ち、葉っぱが変色して丸坊主になります。ブーゲンビリアは日光がポイントです。

ツルが絡み合って中の方まで日光が当たっていないようであれば、ツルを解いてしっかり日に当ててやってください。日が当たると枝の途中でも開花します。
綺麗なんですがトゲがすごい。
ブーゲンビリア
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ブーゲンビリアの水やり

春から秋の水やり

土が乾いたら水をしっかりやってください。土が濡れているのであれば、水をやらないでください。受け皿の水は捨ててください。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。

乾燥を経験して開花する性質

ブーゲンビリア:乾燥を経験して開花する性質
ブーゲンビリアは乾燥に強いのもありますが、乾燥→水やりを繰り返すことで開花しやすくなります。これは雨季と乾季のある地域に自生しているため、乾燥後に雨を感じることで開花しようとする性質があるからです。水がずっと多いと葉っぱや枝は伸びても花芽が少なくなります。なので、しっかりと乾燥させてから水やりをするようにします。

葉がしおれるまで水を切らせても大丈夫。むしろその方が開花しやすい。水やりと開花についての詳細は以下のページを参考に。

冬の水やり

冬はさらに水を控えます。土が乾いてから数日経って水をやる程度にします。ブーゲンビリアに限らず植物は水やりを控えることで耐寒性が強くなります。土中に水が残っているのに水をやっていると根腐れするので、土壌水分計で計測してから水やりを判断しましょう。
土壌水分計
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ただし、冬の室内は暖房がかかっていると、乾燥していて、温かいこともあります。それで日当たりがいいとしっかり生育することもあり、ブーゲンビレアの状態をよく見て、水をやるべきか判断してください。
戸外で管理している場合は水やりは朝にしてください。夕方にやると水が明け方にかけて冷たくなり、根を傷めてしまいます。

肥料

生育期(4月~9月)にゆっくりと効く固形肥料(緩効性肥料)を一ヶ月に一回か、液体肥料を2週間に一回あげます。枝が伸びる時期に肥料が切れるのは勿体無いですが、肥料をあげすぎると傷みますので、調節してください。ブーゲンビリアは肥料は少なめで大丈夫です。
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化成肥料
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肥料の注意点

●ブーゲンビリアは肥料が多いと葉や枝が伸びるばっかりで花が咲かなくなります。また、根が肥料焼けしやすいです。なので肥料は控えめに。
●肥料はリンの多いものを。窒素・カリが多いものだと花が咲きづらくなります。
●花が終わった後に肥料(お礼肥)をやると次の花芽が付きやすい。

植え付け・植えかえ

時期

一年おきに植え替えをします(つまり二年に一回)。

ブーゲンビリアは土を落とすと根が傷ついて弱ります。20度以上気温があると、多少土を落としても回復します。また、花が咲いている時期、つぼみがあるときに植え替えをすると花が傷んでしまいますし、株も弱ります。なので植え替え時期は気温が20度以上で花が咲いていない時期(5月前後)です。

用土

一般に市販されている培養土パーライトを1割追加したものを使うか、「ブーゲンビリアの専用土」というのがネットでは販売してあるので、これを使うのが結局は安上がりでしょう。

鉢植え

ブーゲンビリアは横に根が伸びず、下へ下へと根が伸びるので、できるだけ深い、縦長のひと回り大きな鉢に土をほとんど落とさないで新しい土を足して植え替えます。

土を落とさない方が株の負担が少ないですから、できるならば古い鉢からスポッと抜いて、一回り大きな鉢にスポっと入れて新しい土を追加するのが楽です。植え替えの詳細はブーゲンビリアの鉢の植え替えのページを参考にしてください。

庭植えにすることも?

ブーゲンビリアは冬の寒さで枯れることが多いのですが、「エリザベスアンガス」「サンデリアナ」「ミセスバッド」などの地植え用のブーゲンビリア品種があり、これらは寒さに強いですから、関東で地植えにしても戸外で越冬します。

庭植えの場合は、根鉢の倍の大きさの穴を掘り、掘り返した庭土に腐葉土かバーク堆肥を3割混ぜて用土とし、ここに株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやって完成です。

ツル性なので何かに絡ませましょう。絡ませるものがないなら、ラティスなどを設置し、誘引します。

管理場所・日当たり

ブーゲンビリアは日光を好み、日光が不足すると花が減り、徐々に弱ってしまいます。春と秋は戸外の日当たりか、室内の日の当たるところで管理します。

真夏の管理場所

ずっと戸外の日当たりで管理していたら真夏の直射日光にも負けませんが、風通しが悪いと蒸れて枯れ込んでくるので風通しの良い半日蔭に移動させるか、寒冷紗やヨシズで遮光してあげたり、室内でカーテン越しの日光に当ててください。

夏に店舗で購入した直後や室内で管理していて、急に戸外に出すと葉焼けしやすいです。戸外の日陰→戸外の半日蔭→日向で10日ずつ慣らしていってください。

越冬

冬は霜が降りる前に室内に取り込んで、室内のできるだけ日当たりで管理してください。

ブーゲンビリアは冬になると寒さ(10度以下)に当たって葉っぱをパラパラと落としますが、霜に当たらなければまた春には芽を出します。耐寒温度は5度で、昼間に人がいて暖房をかけるリビングなら5度以下になることはほぼ無いです。ただ窓は外気に近く、ここに置いてある場合で強い寒波(気温がマイナス5度以下)が来るときは窓から離してください。寒くて枯れてしまいます。

また10度以上で日光があり、株が充実していると冬でも花が咲きます。10度以上というのは床暖房でもなければ一般家庭では無理です。咲かせるならば家庭用温室の設置を考えましょう。
家庭用温室
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九州では戸外で越冬しますし、品種によっては関東でも戸外で越冬しますので、ブーゲンビリアの戸外の地植えも可能です。寒さに強いといっても霜には弱いので、霜には当たらないようにします。

地面の上には鉢を置かない

鉢植えのブーゲンビリアを地面(土)の上に置いておくと、根っこが張ってしまい、秋に取り込むときに大事な根を切らなくてはいけなくなり、株が弱ってしまうことがありますので、地面に置かないで、受け皿の上に置きましょう。

花は落ちるもの

ブーゲンビリアを買ったら、色も鮮やかだし花がいっぱいだし嬉しいなーと思っていたら、ポロポロと花が落ちていきます。なんだか寂しいですが、ブーゲンビリアは環境の変化に弱いのと、花に対して葉っぱが少なすぎることが多いので、最初に花がポロポロと落ちてしまうのは「しょーがない」と諦めて、その落ちた花をガラス器に浮かべて飾りましょう。涼しげでいいですよ。

害虫

稀ですがアブラムシが発生します。

剪定

花が終わったら、伸びた枝を適当に切戻すと翌年に花芽がつきやすいです。剪定は9月までにはしてください。伸びすぎた枝はいつでも落としてください。枝を落として、内部まで日光が入るようにすれば開花しやすくなります。

ブーゲンビリアは枝を誘引して広げていくことで、日が当たる枝に開花しますから、誘引して日が当たるようにしてやります。

特徴・由来・伝承

ブーゲンビリアの名前は1768年にブラジルでこの木を見つけたフランス人探検家「ブーガンヴィル」に由来しています。鮮やかなピンクの花に見える部分は実は葉っぱが変化したもので、花はその中にある白い部分です。

トゲが生えているので気をつけてください。

華やかで南国風の立ち姿がギフトに人気でしたが、花が落ちること、トゲがあることなどから徐々に流通しなくなっています。
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