エキザカムの育て方

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エキザカムの基礎データ
エキザカム
科名リンドウ科
属名エキザカム属
学名Exacum affine
別名ベニヒメリンドウ
水やり水控え目
場所外の半日蔭
難易度中級者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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エキザカムとは?

エキザカムはリンドウ科一年草扱いの初夏から秋までの園芸植物です。インド洋ソコトラ島原産。
日光が当たると花つきがよくなるのですが、夏の直射日光と蒸れに弱く、強い光に当たると葉っぱが焼けてしまいます。また、水が多すぎると、蒸れて葉っぱが腐ったり、根腐れしやすいので、水やりには気をつけないといけません。

夏には半日陰の場所に移動させてください。

エキザカムは寒さに弱く7度以下になると枯れてしまいます。室内に取り込むと越冬も可能ですが、翌年に新しい苗を購入したほうが楽です。
まとめ
●春と秋は戸外の日当たり。夏は戸外の半日陰か室内で遮光する。冬は室内で管理する。
●土が乾いていたら水をやる。
●開花時期は薄い肥料をやる。
●花が終わったら花ガラを摘む。

水やり

土が乾いたら水をしっかりとやってください。水をやり過ぎると根腐れを起こしやすい一方で、水が一旦切れると復活出来ません。基本は「土が乾いたら」です。濡れているうちは水を控えてください。

エキザカムに水をやるときは葉っぱにバサっと掛けるのではなくて、土に注いでください。水を葉っぱに掛けていると、蒸れて灰カビ病が発生しやすくなります。

肥料

開花している時期に薄い液体肥料を月に二回か三回やってください。もしくは緩効性固形肥料を1ヶ月に一回やります。開花時期に肥料が切れると花が途切れてしまいますので、途切れないようにします。ただ、エキザカムは肥料が濃いと根を傷めがちですので、「薄い」肥料にします。

植え付け・植えかえ

植え替え時期

花鉢は夏に出回ります。これをそのまま栽培して越冬したら春に植え替えをします。店で売っている鉢は、ほとんど根詰まりしている状態です。出来れば、購入直後にでも一回り大きな鉢に植え換えた方が良いです。

用土

用土赤玉土ピートモス腐葉土2川砂2を混ぜたもので植え付けをします。もしくは一般的な培養土に川砂を1割か2割ほど追加して水捌けをよくしたものを使います。
●店頭で売ってるエキザカムの土はピートモスの多いものになっています。これは水もちをよくすることで、水やりの手間を減らし、作業効率をあげるためです。その代わり、水やりは繊細なプロ仕様とも言えるものです。店頭の鉢は根詰まり寸前ってのもありますが、できれば(鉢増しとはいえ)直ぐに上記の土に植え替えた方がいいです。

植え替え

植え換える時は、土を崩さずにそのまま植えてください。土を崩して根をバラすと、根が傷ついて成長不良を起こします。

管理場所・日当たり

春〜秋

春と秋は日当たりで管理します。戸外の日当たりか、室内の窓辺などの日当たりで管理します。真夏は直射日光と暑さ(30度以上)で傷んでしまいますので、半日陰か日陰に移動させます。
●真夏は高温で花が止まる。花が止まったら、肥料は止める。
●25度くらいの気温がよく生育する。

耐寒温度は7度と、寒さに弱いので、冬は室内で管理します。普通は一年草として扱い、冬になったら枯れるものと考えます。最近は高機密高断熱の家が増えていて7度以上を保つのも難しくないので、越冬もできなくもないです。10度以上を維持できれば周年開花も可能です。

花ガラ摘み

エキザカムは花の後に種が出来やすく、種が出来ると次の花が咲きづらくなりますので、花がしぼんだら出来るだけ早くに花を摘んでください。すると長く花が咲いてくれます。

病害虫

ハダニ・灰カビ病などが発生します。
乾燥すればハダニが。湿度が高いと灰カビ病が発生しまう。
アブラムシ
アブラムシは葉・茎・新芽の汁を吸う虫で、発生したら薬剤で駆除しましょう。前もってオルトランをまいておくといいです。

ハダニ
ハダニは葉っぱの裏から汁を吸う虫。乾燥すると発生しやすい。乾燥が得意で、過湿が苦手なエキザカム栽培ではある程度発生は仕方ない。前もってオルトランをまいておくと予防できます。

灰色カビ病
灰色カビ病は灰色のカビが生える。湿度が高い状態(90%以上)が続くと発生する。梅雨に発生しやすいですが、葉っぱに水をかけていると発生しやすいです。エキザカムは乾燥した熱帯・亜熱帯の植物なので、耐性があまりないようです。梅雨前に枝をさばいて風通しをよくして、花ガラを摘み、葉っぱに水をかけないようにしていると発生は抑えられます。

特徴・由来・伝承

エキザカムは春にタネをまいて、夏に花を楽しむ植物です。種まきは大変なので園芸店で苗(というか花鉢)を買って育てるものと考えてください。冬越しも可能ですが一年草と考えてください。背が高くならず、花つきがいいので、ガーデニング品種として人気が出てきてもいいような気がしますが、案外と高温多湿に弱くて、いまいち普及していません。

香が強くて、花がよく咲き、花の種類も多く、葉っぱに光沢があるので、春先にギフト商品になることも。
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