ネコノヒゲの育て方

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ネコノヒゲの基礎データ
ネコノヒゲ
科名シソ科
属名オルトシフォン属
学名Orhosiphon aristatus
別名キャッツウィスカー・猫の髭
耐寒10度
水やり水を好む
場所外の日なた
難易度初心者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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ネコノヒゲ(クミスクチン)とは?

ネコノヒゲ(クミスクチン)はシソ科オルトシフォン属の真っ白い特徴的な花を付ける多年草。クミスクチンとは東南アジアの言葉で「ネコノヒゲ」という意味。ロスマリン酸などの成分を含み、沖縄ではウコン・グァバと並んで代表的な薬草で、お茶で飲まれています。
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熱帯地域の植物で10度以下になると枯れる一年草扱いの植物ですが、その代わり春から秋にかけて日の当たる場所で管理すると、非常によく咲きます。暑さと直射日光には強いので、水切れさえ乗り切れば真夏の庭を賑やかにしてくれます。花が真っ白で涼しげで夏にはもってこいです。

背も50センチ前後と程よい大きさです。
草丈50cm
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特徴・由来・伝承

現地では毎年花を咲かせる多年草ですが、日本の本州の冬の寒さには耐えられず、冬には枯れるものと考えて楽しんだ方が気が楽です。室内で管理すれば、越冬も不可能ではありませんが、苗も高くなく春に植えると長期間花を楽しめるので、翌年まで頑張って持ち越すより、翌年、別の植物を植えたほうがいいです。

花といいましたが、花びらの部分は小さく、大きく反り返った部分は雌しべと雄しべです。

水やり

鉢植えは土が乾いたら鉢底から水が出るくらいにしっかりとやります。ネコノヒゲ(クミスクチン)は乾燥が若干苦手で、水が切れると生育が弱まってしまいますので、生育期間の間は水をしっかりとやってください。庭植えの場合は自然雨だけでほぼ大丈夫ですが、様子を見て水やりをしましょう。

特に夏は乾燥に注意します。夏は朝と夕方の二回、毎日水をやりますがそれでも水切れするなら、遮光するか半日陰へと移動させて水切れを予防しましょう。

越冬させる場合、冬は活動がほぼ止まっているので、土が乾いてから数日たって水をやるようにします。

肥料

春~秋にかけては肥料が切れないように液体肥料を1週に1回ほどあげてください。もしくは1ヶ月に一回緩効性化成肥料をやります。肥料が切れると花が途絶えます。

植え付け・植えかえ

時期

最低気温が10度を下回らなくなったら、春(4月〜5月)に鉢植えか、庭植えします。根を張るスピードが速く、根詰まりを起こすと、水切れしやすくなり、成長不良になりますので、冬越しが出来た場合、翌年の春には植え替えをします。

といっても、寒さに弱くほとんど一年草扱いです。春に植えて、夏に咲き、霜が降りたら枯れるケースがほとんどです。

用土

用土は市販されている花と野菜の土か赤玉土腐葉土4を混ぜたものを利用します。

鉢植えの手順

6号鉢に1苗を植え付けます。鉢底の穴をネットで塞ぎ、鉢底石(軽石など)を2cm入れます。その上に用土を少し入れて、その上に苗を入れて、隙間に用土を入れていって、最後にしっかりと水をやって完成です。

冬越しに成功した場合は古い土を少し落として、ひとまわり大きな鉢に植え替えます。その際に株分けも可能です。
参考:鉢の大きさ

庭植えの手順

植え付けの二週間前に深さ20cmを掘り返して、苦土石灰をまいて中和させます。一週間経つと中和するので、一週間後に土に腐葉土か堆肥を2割ほど追加し、化成肥料を説明書きの容量だけ入れてよく混ぜて、用土とします。一週間経つと土が馴染んでくるので、一週間後に苗を植え付けます。 株同士は20cm〜30cmほど空けます。
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管理場所・日当たり

戸外の日当たりで管理します。ネコノヒゲ(クミスクチン)は熱帯性の植物で暑さには耐性がありますが、日当たりが良すぎて乾燥して、水切れを起こしやすくなるかもしれません。水が切れると枯れてしまうので、水が切れないように夏は一日二回しっかりと水をやってください。

秋になり、冬になると寒さで枯れてしまいます。室内の10度以上の場所で管理すれば越冬出来ます。最近は高気密高断熱の家・マンションが増えて、冬でも10度を切らないことも増えてきました。その場合は室内の日当たりで管理します。

病害虫

特に病害虫はありません。
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