アベリアの育て方…剪定の時期は?庭木・植え込みに人気の種!

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アベリアの基礎データ

アベリア
科名
スイカズラ科
属名
ツクバネウツギ属
学名
Abelia×grandiflora
別名
花衝羽根空木・ハナゾノツクバネウツギ
耐寒
マイナス10度〜マイナス15度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
アベリアの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

アベリアの特徴は?

アベリアはスイカズラ科ツクバネウツギ属(アベリア属)の半常緑低木。寒さに強くて大気汚染にも強いので道路の植え込みにも使われ、北海道以外なら育ちます。あまりに茂るので、年に二回か三回の刈り込みが必要な場合もあります。

四季咲きで春から秋の非常に長い期間に花を咲かせ、真夏の他の花が休む時期でも花を付けるために、ハチやチョウがやってきて蜜を吸います。成長が早くて、大きくなりますので、狭い庭ではもてあますかもしれません。
樹高1m〜1.5m
横幅1.5m
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剪定

成長が早く、少々強く刈り込んでも枯れたりしません。花が終わった11月に刈り込むと来年開花し、翌年の新芽が出やすくなり、株が大きくなりますが、環境が合っていて、花を気にしないならばいつ刈り込んでも問題ないです。

マメに刈り込むと、密に葉が茂ります。生垣にして目隠しにするときには、マメに刈り込みましょう。

花を無視するならば、新芽が芽吹く前の3月に一回。新芽が芽吹いて、夏前の6月7月にもう一回刈り込むといいです。

花メインの時の剪定

花をメインにする場合は、11月に刈り込むだけにします。

枝の先に花芽がつくタイプなので、生育期の春から秋に掛けてこまめに散髪するように刈り込むと花芽が切り落とされて花が少なくなります。必要でない枝を根本から切り落として間引きすると、枝先の花が残って花が咲きます。

水やり

庭植えの水やり

アベリアは乾燥に強い植物で、地植えの場合は、根付くまで水をやりますが、一旦根付いたら、日照りでもない限りは降雨だけで充分です。

鉢植えの水やり

鉢植えの場合は、土が乾いていたら水をやってください。鉢植えの場合は土が濡れている時は水やりをしないでください。水をやりすぎると根が腐ることがあります。夏は高温で乾燥するので、毎日、朝と夕方の2回水やりが必要になります。また秋から冬は水やりを控えます。

肥料

冬〜初春(2月〜4月)に春以降の成長のために、固形の緩効性化成肥料を説明書きの規定量を周囲にまいてあげます。庭植えで土が肥沃ならば肥料は必要ありませんので、様子を見て判断してください。

鉢植えの場合は肥料成分が水やりで流れ出やすいため、毎年肥料を鉢のフチに置いてやってください。

管理場所・日当たり

日光を好むのですが、半日陰であっても充分耐えられる植物です。ただし葉っぱの斑入り(模様)を楽しむ品種もあり、日当たりがいい方が斑入りがクッキリと出ます。花をメインにしても葉っぱをメインにしても日光が当たった方がアベリアには良いです。特に花つきが違いますので、できれば日当たりで栽培しましょう。

越冬

耐寒温度はマイナス10度〜マイナス15度。アベリアは常緑ですが、寒冷地では冬に落葉します。落葉しても春には新芽が出ますので、そのまま管理しましょう。

霜に当たっても枯れないですが、土が凍結すると根が傷ついて枯れなくても弱ってしまうので、できれば株元にマルチングをして凍結を予防するといいです。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

植え付け時期は真夏と真冬以外の3月〜6月か9月〜10月に行います。鉢植えの植え替えもこの時期に、2年に一回やります。

用土

鉢植えの場合は、赤玉土5鹿沼土2腐葉土3を混ぜたもので植えます。もしくは一般的な培養土を使います。庭植えにする場合は、土質はあまり選びませんが、あまりに水はけが悪いと傷んでしまいます。粘土質で水はけが悪いならば、腐葉土や川砂を混ぜるなどして、水はけを良くしてから植えます。

庭植えの手順

植え付けの1週間前に深さ30cm〜40cm、直径40cmの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割ほど混ぜ、化成肥料を入れてよく混ぜておきます。1週間経って土が馴染んだから、用土の半分を戻して、株を入れて、隙間に土を入れていきます。最後に水をしっかりとやります。水をやりつつ、棒で根をつついて根の隙間に土を入れると根づきやすいです。

広がる植物ですので、株間は2m空けましょう。

鉢植えの手順

古い鉢から株を取り出し、土を3分の1ほど落とし、傷んだ根を整理します。また根の負担を減らすために地上部の枝葉も少し剪定します。新しい鉢を用意し、鉢の底の穴を網で塞いで、軽石を3cmほど入れます。その上に用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れていき、最後に水をやって完成です。

鉢は前と同じ大きさのものでもいいですし、ひとまわり大きなものでもいいです。ひとまわりとは現在より1号か2号大きな鉢のことです。
庭植えにして生垣にしたり、庭樹の花のメインになる便利な樹なので、鉢植えでもいずれは庭植えを検討してください。

挿木

挿し木でも簡単に株が増やせます。剪定して切った枝を土に挿していると簡単に発根します。

特徴・由来・伝承

ツバネウツギ属のラテン名が「アベリア」。19世紀にイタリアで作られた交配種です。

関東より西の暖地では真夏の酷暑に耐えられず花が付かない植物が多い中で、直射日光にもまけずに花を咲かせるこのアベリアに蝶や蜂が蜜を吸いにやってくる。
アベリアの仲間のツクバネウツギは日本自生の植物ですが冬には落葉します。

最後に…

アベリアは開花時期が長く、その間、蜂や蝶が訪れる蜜源植物でもあります。満開というわけじゃないので、問題になるほど集まりはしませんが、もっと蝶や蜂を集めたい場合は
を参考にしてください。
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庭植え寒さに強い生垣蜜源植物

スイカズラ科

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