あまり一般的ではないかもしれませんが、不要なプラスチックパックを使って挿し木をすることもできます。豆腐のパック(に代表されるような不透明の薄い四角いプラスチック容器)を2個用意し、1個の方にだけカッターやハサミで水抜き用の穴をところどころに作っておきます。穴は2mm幅くらい欲しいところ。まち針の穴程度では水は抜けません。もう一個のパックはその下に重ねて受け皿代わりにします。穴のある方のパックに用土を入れ、挿し穂を挿し、発根剤を薄めたものを土全体が浸るくらいまで入れます。
毎日水が減ったら足し、2日か3日に一回くらいは受け皿から持ち上げて古い水を捨てて入れ替え、土がきれいな水で濡れた状態を保つようにします。
水が過多になる場合は、上のパックと下のパックの間に割りばしなどを挟んで空間を作ったり、穴を追加で作って調節します。この方法だと室内なので直射日光を避けることができ、風でグラグラすることもなく、ほぼ水切れさせずに管理できます。乾燥を嫌う植物の挿し木に向いています。発根して、ある程度安定したら、上のパックだけ屋外の日陰・
半日陰に移して育てます。