ボンザマーガレットの育て方…咲かない原因は?

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ボンザマーガレットの基礎データ
ボンザマーガレット
科名キク科
属名アルギランセマム属
学名Argyranthemum
耐寒0度
水やり水を好む
場所外の日なた
難易度初心者向け
画像投稿
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花
植え
肥料
剪定
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ボンザマーガレットとは?

ボンザマーガレット:ボンザマーガレットとは?
ボンザマーガレットはキク科アルギランセマム属の多年草マーガレットのサントリーフラワーズが開発した園芸品種。寒さに一定の耐性があり、苗が出回るのは10月前後と4月前後。夏の暑さに弱く、夏越しが慣れていない人には難しいことから、植えるのであれば、10月に植えて、秋・冬・春と楽しむのが得。夏を越せば、9月以降涼しくなってから、また花を咲かせます。

多少は寒さに強いといっても、霜に当たると枯れるか、枯れる直前までダメージを食うので、寒冷地では戸外で越冬は不可。室内の日当たりで管理します。中間地でも霜が降りるところは注意してください。多年草なので、夏越し・冬越しが出来れば、毎年楽しめますが、基本的には夏に枯れる一年草扱いです。
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咲かない原因は?

気温が上昇すれば開花するので、通常「咲かない」ってことはないんです。だから、咲かない要因の一つは寒さ。店舗で販売しているときは確かに咲いているんですが、これは温室で咲かせているため、購入後はどうしても花が減ります。気温が上昇すると咲きますから、様子を見ましょう。

次は日光不足。日光に当てないと当然花は咲きづらいです。

次は肥料不足。日光があり、温度があるのに開花しないのは、それに見合う肥料が不足しているからです。即効性がある液体肥料を追加しましょう。

他の要因としては、水切れ、摘芯根詰まり根腐れといったものもありますが、水切れは花が咲く咲かないじゃなくて枯れてるでしょうし、摘芯してないとしても花が多少少ないだけで咲かないってことはないです。根詰まりは土を落とさないで植え替えをすることで解消します。根腐れしているなら、とりあえず水を控え、それでも回復しないなら、植え替えましょう。

植え付け・植えかえ

時期

ボンザマーガレットの植え付け・植え替え時期は春か秋。秋に苗が流通するのでこれを植え付けます。0度以下になると枯れてしまいます。霜にあたると一発で傷んでしまいます。霜が降りる地域ならば、鉢植えにしましょう。

ボンザマーガレットは植え付けてしばらくは根が広がっているのですが地上部に変化がないですが、その後はよく成長します。ヤキモキしますが、待ちましょう。

用土

市販の花と野菜の土を利用するか、赤玉土腐葉土4を混ぜたものを使います。水はけのよい、ごく普通の土で生育します。

鉢植えの植え付けの手順

6号〜7号に1苗を目安に植え付けます。最初から10号鉢でもいいです。最初に苗を植える場合は、土をほぐさず根をいじらないで、植え付けます。

新しい鉢の鉢底の穴を鉢底網で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2cmから3cmほど入れて、鉢底石の上に用土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

植え替える場合は、古い鉢から株を取り出し、根の負担を減らすため、地上部の枝を半分ほどに切り詰めます。植え替えの際も、できるなら土を落とさずに植え替えますが、もう鉢を大きくできない場合は土を3分の1だけ落として、同じ大きさの鉢に植え替えます。

庭植えの手順

庭植えの場合は、植え付ける1週間前に、根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を2割か3割混ぜて、半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。 土は崩さないで植えた方がいいです。

管理場所・日当たり

春と秋

日当たりでないと花つきが悪くなりますし、花いろが悪くなります。春と秋は日のあたる場所で管理します。

越冬

ボンザマーガレットは寒さに弱く、冬は霜や雪に当たらないようにして、0度以上を保って下さい。あまりに寒い場合は、室内で管理して下さい。関東以西の平野部では戸外の軒下で越冬が可能です。

夏越し

ボンザマーガレットは真夏の暑さに弱く、夏越しは難しいですが、不可能ではありません。初心者は何個か育てて、そのうち幾つかが夏越し出来たらラッキーくらいの気持ちで挑んだほうがいいです。

夏越しする場合は、半日陰へと移動し、下葉を処理して風通しを良くしましょう。また、夏前か梅雨前に半分ほど切り戻し、風通しをよくします。環境にもよりますが、高確率で夏には枯れるものだと思っておきましょう。気負うと枯れた時につらいです。

水やり

水をやるときは上から掛けるのではなく、土に注ぐようにして水をやって下さい。口の細いジョウロがあるといいです。花やつぼみに水が掛かると傷みやすくなり、花の寿命が縮んでしまいます。

土が乾いていたら水をしっかりとやってください。ボンザマーガレットは高温多湿に弱く、蒸れると腐ってしまいますので、水のやりすぎに注意して下さい。とはいっても、乾燥しすぎるのもよくありません。土の状態をよく見て水をやって下さい。

水をやるときは鉢底から水がしみるくらいにしっかりとやってください。水やりを控えるというのは、「頻度」であって、「水量」ではありません。水量は夏でも冬でも鉢底から出るくらいにやります。

夏場に蒸れる場合は、葉っぱをむしったり、半分ほど切り戻して風通しを良くします。夏越しは地域・環境にもよりますが、厳しいです。

肥料

気温が10度〜20度くらいの時期は生育するので、10月〜12月は薄い液体肥料を2週間に一回、3月〜5月は液体肥料を1週間に一回やってください。肥料が切れると生育が鈍くなり、花色が悪くなり、花も少なくなるので定期的に肥料をやってください。

花ガラ摘み

ボンザマーガレットの花がしぼんだら、花を花茎の根元から切って取り除きます。摘んだ方が次の花が咲きやすくなります。

剪定・摘芯

ボンザマーガレットは摘芯しなくても脇枝が出やすく、花が増えるのですが、摘芯した方がより花が増えるので、何度か様子を見て摘芯するといいです。

摘芯を兼ねて3月〜6月に様子を見て、花が一段落したら切り戻しをします。全体を少し切り戻すとすぐに盛り返して花がたくさん咲きます。

梅雨前に株全体を半分に切り戻します。この梅雨前の切り戻しは夏越しのための切り戻しで、枝を減らし、風通しをよくしてください。
詳細はマーガレットの剪定と挿し芽と株の更新を参考にしてください。

病気・害虫

ハスモンヨトウ
ヨトウムシは夜になってから土中から出てきて食害する虫で、蛾の幼虫。被害が目に見えて大きくなる以前から小さな芋虫が食害しているので、早めに散布して駆除しておくといいです。
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切り戻し サントリー 摘芯
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