オーストラリアン・ブルーベルの育て方

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オーストラリアン・ブルーベルの基礎データ
オーストラリアン・ブルーベル
科名トベラ科
属名ソリア属
学名Sollya Heterophylla
別名ソリア・ヒメツリガネ・ブルーベルクリーパー
水やり水を好む
場所外の半日蔭
難易度中級者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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オーストラリアン・ブルーベルとは?

オーストラリアンブルーベルはトベラ科ソリア属の常緑ツル性の木。学名が「ソリア・ヘテロフィラ(Sollya Heterophylla)」なので、ソリアで流通していることもあります。春から夏に掛けて花が咲き秋には赤い実をつけます。花色はピンクや白もある。ツル性、なにかに絡み付いて2mくらいまで伸びる。支柱がない場合は樹高90cmで自立する。何年も育て株が大きくなると花が咲く時期が長くなります。
実が食べられるという人もいます。おいしいとか。まーーー食べない方がいいんじゃないかなぁと。
ピンクベルズ・ピーチベルズというピンク花種とホワイトベルズ・パールベルズという白花種があります。
まとめ
●支柱があれば絡み付いて2m、なければ自立して90cmくらい。
●多湿に弱い。水のやりすぎに注意。
酸性の土に育つ。普通の培養土に植えないようにする。
●夏の暑さには強い。冬は0度以下にならなければ、戸外で越冬も可能。
●育てやすいが、流通量が少ない。

水やり

春から秋に掛けては、土が乾いていたら水をしっかりとやります。鉢植えでしたら、鉢底から水が染み出すくらいにやります。また土が濡れている間は水をやらないでください。水をやりすぎると、根腐れを起こします。
夏は蒸発が激しく、水切れを起こさないようにします。
●庭植えにした場合、かなり乾燥状態にならない限りは自然雨で十分です。
●鉢植えでもかなり乾燥に強い。
●かわりに過湿に弱い。注意を。

肥料

肥料は植え付けの際に土に混ぜた肥料と、生育期間に週に一回液肥をあげてください。肥料が切れるとつぼみがなくなり、葉っぱが細くなりますので、不足するようなら肥料をやりますが、オーストラリアンブルーベルは基本的に多肥を嫌うので、控えめにするのがコツです。
液体肥料
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植え付け・植えかえ・種蒔き

時期と頻度

生育前の春(3月〜5月)か秋(9月〜10月)に植え付け・植え替えを行う。できれば春に植え替えをし、春〜夏にかけての生育時期で植え替えのダメージを取り返すようにする。2年に一回は植え替えをしましょう。

用土

酸性の水はけの良い土を
水はけのよい土を好みます。
弱酸性の土を好みます。一般的な培養土に鹿沼土を2割ほど足して植えるか、赤玉土ピートモス3や鹿沼土6腐葉土4を混ぜたものに緩効性肥料を混ぜたもので植え付けを行います。
鹿沼土
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鉢の植え替え手順

古い鉢から株を取り出し、土を落とさず、根をいじらないで、ひとまわり大きな鉢に植え替えます。鉢の底の穴を網で塞いで、その上に土が流れ出ないようにするための軽石を2cm敷きます。その上に用土と株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやります。

支柱

オーストラリアンブルーベルはツルの先に花が咲きます。なので花・実を十分に鑑賞するためには、支柱が必要になります。アサガオなどで使う行灯仕立ての支柱に絡ませます。オベリスクとかでも。
行灯支柱
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種まき

種から増やす
開花後に実ができ、この内部に小さな種子が入っていますので、熟してから採取し、果実を洗い流してから、種子をすぐにまきます。
種を土の上にのせごくごく薄く土をかけて、水をやって乾燥しないように管理する。ビニール袋で覆うと水やりの頻度を減らせる。用土はバーミキュライト単用。発芽適温20度から27度、発芽まで30~100日かかる。挿し木の方が簡単。

挿木

春から初夏(4月から6月)に柔らかい新芽を10センチほど切って、下葉を取り、赤玉土小粒単用に挿して、水切れしないようにして管理すると発根します。挿し木の方が簡単。明るい日陰で管理するか、室内の窓辺でカーテン越しの日光に当てます。

管理場所・日当たり

日当たりを好みますが、半日陰でも育ちます。1日のうち4時間程度の日照でも花を付けます。日当たりを好むのですが、多湿に弱いので、真夏に半日陰となり風通しの良いところであれば庭植えできます。アブラムシも付きますが、それによって枯れるというほどでもなく、気にしなければ手間が掛からない。

夏の過湿対策のため風通しのよい場所がこのましい。

越冬について

冬は戸外の軒下
関東でも戸外の軒下で霜が当たらなければ越冬も可能。耐寒温度は0度。まぁ、関東でも北関東だと無理、南関東だと微妙。強い寒波が来ると枯れるかもしれないので、冬は室内に取り込むのが無難。関東以西では戸外で越冬が可能。

剪定と誘引

ツルがよく伸びて邪魔なら、支柱をたてて誘引する。開花前の3月に剪定する。生育時期の4月〜7月に剪定してもいいが、切り戻すとツルの先に花が咲くため、花も落とすことになり、鑑賞価値のある果実が見られなくなる。ですが、剪定(切り戻し)をすることで、脇芽が増え花つきがよくなり、株が大きくなる。

なので4月〜5月は剪定を少しして、5月以降は誘引してツル先を落とさないようにするといいです。

病害虫

アブラムシ・コガネムシの幼虫など。
コガネムシの幼虫が根を食べます。コガネムシが根につくと枯れます。

特徴・由来・伝承

オーストラリアン・ブルーベル:特徴・由来・伝承
流通量は少ないですので、まだ情報がハッキリとしないところがあります。常緑つる植物で、樹木。暑さ、寒さに耐性があり、短期間であればマイナス10度まで耐える。関東以西では露地植えで越冬が可能。

実の中に大量の種子が入っていて、これを鳥が食べて糞とともに広がる。オーストラリアでは「厄介な雑草」であり、オーストラリアの地域によってはオーストラリアンブルーベルの販売は禁止されているくらい。日本でも今後は問題になるかもしれない。

オーストラリア原産のその他の植物については
を参考に。
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オーストラリアン・ブルーベルのカテゴリ・タグ
オーストラリア 青い花
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