ニオイバンマツリの育て方

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ニオイバンマツリの基礎データ
ニオイバンマツリ
科名ナス科
属名ブルンフェルシア属
学名Brunfelsia australis
別名ブルンフェルシア・匂蕃茉莉・アメリカジャスミン
耐寒マイナス5度
水やり水控え目
場所外の半日蔭
難易度中級者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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ニオイバンマツリとは?

ニオイバンマツリ(アメリカジャスミン)はナス科ブルンフェリシア属の常緑木です。花が咲いては休み、咲いては休みというサイクルを繰り返しつつ、4月から10月前後まで開花し、甘い香りがします。気温さえあれば一年中開花させることもできます。

また、花が濃い紫で徐々に白に変化していきます。白と青(紫)とその中間の色合いが一度に存在するので、ちょっと得した気分になります。ただ、花びらが弱くてすぐ傷みがちです。

全体に毒があり、実や種子に多く含まれていて、これを食べると犬や猫は死んでしまうかもしれません。

水やり

土が乾いてたら水をしっかりとやります。

庭植えの場合は自然に降る雨だけで基本的には大丈夫です。ただ夏の高温時期は水やりをしてください。

乾燥がちょっと苦手で、夏は鉢植えだと特に乾燥しがちです。夏は毎日朝と夕方の二回、しっかりと水をやってください。また、開花している時期は水をよく吸い上げ、水切れを起こしやすいです。

冬も水をやってください。冬は土がカラカラに乾いてから数日経って水をやる程度です。

花に水をかけないようにしたい。花に水がかかると傷んでしまいます。ただ、開花が多く、咲き乱れるので気にしない人が多いです。

肥料

肥料はあまり必要ないです。肥料不足なら生育期に緩効性肥料を2ヶ月に一回やってください。

植え付け・植えかえ

時期

植え付け・植え替えの時期は4月〜6月の気温が上昇して、活動を始める時期に植え替えをします。

鉢植えは毎年か2年に一回程度植え替えをします。根詰まりを起こすと葉っぱが落ちてきます。

用土

用土赤玉土腐葉土3川砂1を混ぜたものや、赤玉土7腐葉土3を混ぜたものや、一般的な花と野菜の土に川砂を1割ほど混ぜて使用します。水はけの良い土を好みます。

地植えにする場合は腐葉土や堆肥といった有機物を入れてから植えてください。

鉢植え

植え替えのときに、まず枝を三分の一ほど切り戻してから土を多少落としてから植え替えます。土をたくさん落とすと根を傷めて生育不良を起こすので注意してください。

鉢の底の穴を網で塞いで、その上に軽石を2cm〜3cmほど入れます。その上に用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をやって完成です。

庭植え

根鉢の2倍の深さと直径の穴…もしくは直径30cm深さ30cmを掘ります。掘り出した土に苦土石灰を混ぜて中和しておきます。1週間経ったら、腐葉土や堆肥を元の土に対して3割〜4割くらいを追加して用土とします。

土を崩さないで苗を植えて、最後に水をやって完成です。

管理場所・日当たり

日光を好み、日当たりが悪いと少々花つきが悪くなりますが、日光を好むほかの植物ほど花つきが悪くなるわけでもありませんし、真夏の日向で管理していると乾燥で弱ってしまいますので、庭植えにするならば最初から半日陰で管理するほうが楽。

熱帯性の植物で暑さに強いです。

鉢植えの場合は春と秋は戸外の日当たりで管理して、夏は戸外の半日陰で管理するのが良い。冬は戸外の日当たりか、室内の日当たりで管理。

冬の管理場所

熱帯性の植物の割には寒さにも耐性があります。10度を切ると紅葉し、5度前後で落葉します。落葉しても枯死していなければ春には新芽が出てきます。といっても霜にあたると枯れてしまいます。0度くらいで降りる弱い霜しか降りない地域で、霜よけがあったり軒下ならば越冬可能です。なので南関東では戸外で越冬可能。

戸外の霜よけが面倒ならば鉢植えにして、冬は室内へ取り込みます。常緑で越冬するには5度以上必要です。冬も出来るだけ日光が当たる場所で管理して下さい。
●北風の当たらない所に植えると越冬しやすい。
●軒下など霜が当たらない場所なら、気温だとマイナス5度まで大丈夫。土が凍結すると流石に枯れます。

剪定

花が終わってすぐに剪定をします。夏までに剪定した方が良いです。花は咲いて休んでを繰り返して秋まで咲いていますが、剪定を決めたら、そんなことは気にしないで剪定します。

剪定は樹形を整える程度。生育が良いため、樹型が乱れやすいです。樹形から飛び出した枝は切り戻します。短くて生育が鈍い枝は根本から切り落とします。あんまりに強い剪定をすれば花が少なくなります。

病害虫

カイガラムシハダニが発生します。ハダニは乾燥すると起きるので、葉っぱに霧吹きをかけたり、水をやるときに葉っぱに水がかかるようにすると予防できます。
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