テリハボクの育て方

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テリハボクの基礎データ
テリハボク
科名オトギリソウ科
属名テリハボク属
学名Calophyllum inophyllum
水やり水控え目
場所室内
難易度上級者向け
画像投稿
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花
植え
肥料
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テリハボクとは?

テリハボクはオトギリソウ科テリハボク属(もしくはテリハボク科テリハボク属)の常緑高木。照り葉という名前にたがわぬ、葉の美しさで、防風林として利用されながら観賞用としても植樹されます。6月〜8月に開花し、それが10月〜12月に実となる。

果実は海に流されて、漂流して繁殖範囲を広げる為に、海を中心に広範囲に自生しています。

最近は100円ショップなどで観葉植物として販売されていますが、いまいち育て方が確立されていません。普通の観葉植物同様に春から秋は日当たりの室内か日当たりの戸外、冬は室内で管理するというパターンです。

水やり

春から夏は土が乾いていたら水をしっかりとやります。土が濡れている間はやらないようにします。冬は土が乾いてから数日たって水をやります。

年間を通して葉っぱに霧吹きで水を補給してあげます。テリハボクは熱帯の湿度の高い地域の植物で、日本の室内…特に冬や夏場の冷暖房の効いた部屋では乾燥で葉っぱが枯れてきます。必ず霧吹きで葉っぱに水…葉水…をしてあげてください。

肥料

4月から10月くらいまで、液肥を月に一回程度やってください。肥料が無くても構いませんし、肥料が多いと葉っぱの色が悪くなります。
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植え付け・植えかえ

市販されている観葉植物の土で植え替えをします。植え替えの適した時期は春。根の活動が活発になってからです。古い鉢から株を取り出し、古い土を三分の一ほど崩してから、新しい鉢に植え替えします。

管理場所・日当たり

寒さに弱いために、本州では戸外で育てることは出来ません。沖縄でも本島北部では季節風の当たる場所では難しい。

本州以東で育てる場合は、鉢植えに仕立て、春から秋に掛けては日当たりで管理し、冬は室内で管理します。耐寒温度は10度以上で10度を下回ると、葉っぱが黒く変色しやすい。
●耐陰性があるとする情報もあるのですが、たぶん、耐陰性は無いと思います。変化が遅いので分かり辛いだけ。

特徴・由来・伝承

成長が遅いですが、樹高は10メートル以上に育ちます。熱帯の植物で、日本では沖縄でしか見られません。若い実はオオコウモリが食べます。木はお椀・箸や農具の材料として利用されてきました。

防風林に植えられます。台風、潮風にも強く、宮古島では海岸線に植えられています。

成長すると木材としても利用され、小笠原諸島ではカヌーの一種の材料になる。種子からは油が取れ、戦争中に燃料として使おうとしたことがあったとか。近年バイオディーゼル燃料に適していると注目されています。

テリハボクの実からとった油は高級油です。

テリハボクは熱帯では便利な植物として、親しまれているためか、各国によって名前がさまざまあります。タヒチではタマヌ、ハワイではカマニ、マダガスカルではホラハ、インドではプーン、マレーシアではビンタンゴル、英語圏ではプナイナット。
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