ピンポンギク(ポンポンギク)の育て方…苗の植え付け時期は?

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ピンポンギクの基礎データ

ピンポンギク
科名
キク科
属名
キク属
学名
Chrysanthemum morifolium
別名
ピンポンマム
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
ピンポンギクの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

ピンポンギクとは?

ピンポンギクはキク科キク属のオランダで開発された菊の一種。横からみてほぼ丸の花を咲かせるキクです。ピンポン菊はポンポン咲きの菊のうちで、よりまん丸になりやすいように…根本まで花が回るように作った品種です。

ポンポン咲きのポンポンって?

菊やダリアでは、あんなふうに八重でモコモコした咲き方のことを「ポンポン咲き」と呼びますので、あながち間違っていないのかも。ちなみにポンポンとは水兵さんの胸にぶら下がっている紐の先のフサフサのことです。

植え替え・植え付け

時期・頻度

春から梅雨前までに、苗を植えます。鉢植えで越冬したら3月〜4月に植え替えをします。鉢植えの場合、最低でも2年に一回、できれば毎年植え替えをします。

用土

弱酸性(pH6.5)を好みますが、中性でも問題はないです。一般的な培養土を使うか、菊専用培養土を使います。自作する場合は、赤玉土6腐葉土4に化成肥料を入れて用土とします。
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鉢植え

鉢底の穴を鉢底網(鉢底ネット)で塞ぎます。その上に土の流出を防いで水はけをよくするための鉢底石(軽石)を2cm〜3cmほど入れます。その軽石の上に用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水やりをします。

植え替えの場合は古い鉢から株を取り出して、土を3分の1ほど落としてから植え替えます。鉢は古いのと同じ大きさの鉢でもいいですし、ひとまわり大きな鉢でもいいです。株分けも可能です。適当に分けて、別々に植えればいいです。

庭植え

庭植えする場合は、前もって一週間前に深さ30cmの穴を掘って、元の土に対して2割ほどの腐葉土か堆肥を混ぜて、化成肥料を規定量入れてよく混ぜて用土とします。ここに株間30cm〜50cmほど空けて植えます。 最後にしっかりと水をやってください。

株元にマルチや敷き藁を敷いてマルチングをして、泥はねしないようにすると、病気を防げます。

挿木

摘芯をした枝などで、株を増やすことも可能です。10cmに切り、下葉を取って、切り口を1時間ほど、水につけて水揚げをします。葉の先に水が行き渡ったら、赤玉土小粒単用かバーミキュライトを入れた挿し床に、挿し穂をさします。これを乾燥しないように明るい日陰で管理していると2週間ほどで発根します。

発根したら、鉢や庭に植えましょう。水揚げして、庭土に挿しても発根するのでそんな難しいものじゃないです。

管理場所・日当たり

日当たりの良いところで管理します。

水やり

鉢植えの場合は、土が乾いていたら水をやります。

庭植えにした場合は、自然に降る雨だけでほぼ大丈夫ですが、夏に日照りが続いて乾燥したら、庭植えでも水やりをしてください。

肥料

活動を始める3月から、開花する秋まで液体肥料を1週間か2週間に一回、液体肥料をやるか、1ヶ月に一回緩効性化成肥料をやります。

摘芯・切り戻し

春(4月〜5月)に葉っぱが6枚以上になったら、先を切り戻して敵芯します。摘芯するとその下の葉の根本から脇枝が出て、葉と花が増えます。脇枝が伸びたら、もう一回、7月ごろに葉っぱ3枚〜4枚を切り戻すと、さらに摘芯となり、枝が増え、花が増え、コンパクトにまとまります。

大きな花を咲かせたいなら、摘芯させず、一本仕立てにします。その場合は、支柱を立てて横風で折れないようにします。

病気・害虫

ウドンコ病アブラムシハダニなどが発生します。

由来・歴史・性質

ピンポン菊は鉢植えでも極々まれに見かけますが、ほとんど流通していません。切花ではかなり一般的に見られるようになりました。

ピンポン菊は人気者
ピンポン菊は花びら(本当は一つ一つが花)の一部が欠けるとそこから、雪崩を打ったように一気に全部が抜け落ちてしまうので、仏壇に供えるのを嫌う人もいますが、そのかわいい容姿は若い世代に人気があります。キクであることから祝い事には向かないとされますが、かわいいからグリーンのピンポン菊なんかはブライダルブーケに使われるようになってきています。
用途が高まっているのもあって価格も上がり気味です。
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