ココヤシの育て方…冬越しは厳しく枯れるけど、それまで南国気分を楽しもう

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ココヤシの基礎データ

ココヤシ
科名
ヤシ科
学名
Cocos nucifera L
水やり
水控え目
場所
日の当たる室内
難易度
チャレンジャー
ココヤシの植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

ココヤシとは?

ココヤシはヤシ科の高木。園芸店には発芽したココヤシの株が「珍しい観葉植物」として店頭に並ぶことがあります。熱帯の植物で寒さに弱く、越冬させるには最低でも15度以上。出来れば20度以上必要。昔は温室がないと越冬はできないものでしたが、現在は断熱材が優秀で冬も15度以上の家庭は増えているので、越冬できないわけでもないです。

とはいえ、ずっと栽培するのではなくて、購入年だけ、春から夏に掛けて南国気分を味わい楽しむインテリアと割り切ったほうがいいです。流通量が少ないので、興味のある人は即買いです。

ココヤシの鉢植えを買うと、実が茶色くテカテカになっていますが、あれはワックスを塗っているからで、ワックスを塗っていない実は、粉を拭いたような白いものです。
樹高2m〜
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管理場所・日当たり

沖縄では庭植えも可能ですが、他の地域では鉢植えで管理します。

室内の日当たりか、戸外の日当たりで管理します。意外なことに耐陰性があり、多少日当たりが悪いところで枯れません。半日陰くらいの場所で管理しましょう。半日陰とは木漏れ日が当たる場所か、午前中にだけ日光が当たるような場所です。日当たりのいいところで管理するとスクスクと生育します。

越冬するには

冬は15度以上で越冬します。できれば20度以上が欲しい。冬に水やりを控えることで耐寒温度は下がり、多少は寒さに強くなりますが、それでも厳しい。越冬させるのであれば、温室を作って、加温して15度以上を保ちます。

高機密高断熱の家だと冬でも室温が高く保てます。光熱費はかかりますが15度以上も十分可能。暖房の風は非常に乾燥しているので、直撃を避けます。直撃を避けても空気が非常に乾燥するので、土への水やりは控えて、葉っぱに霧吹きをやって給水してください。冬に生育していなくても日光に当ててください。日光に当てた方が株が健康になって越冬しやすいです。

水やり

土が乾いていたら水をしっかりとやります。鉢植えの場合、鉢底から水が染み出す位にしっかりとやってください。

また、暑くて乾燥する夏の期間は土への水やりだけではなくて、葉っぱに水を掛けてください。室内の場合は、霧吹きで葉っぱに水を吹き掛けてください。もしくは濡らしたタオルで葉っぱを拭いてください。汚れが取れますし、ハダニの予防にも成ります。

肥料

春から秋にかけての生育時期に週に一回、液体肥料をやるとよく生育します。あんまり大きくなっても困るので、控えてもいいですし、やらなくても枯れるわけではないです。

剪定

枯れた葉っぱは取り除きます。放置していると病気の原因になることもあります。

植え替え

植え替えることはほとんどないですが、越冬して根詰まりするようなら高温の時期に植え替えを行います。用土は室内で越冬させるのであれば観葉植物の土がよいです。観葉植物の土は匂いが少ないからです。

病害虫

カイガラムシアブラムシ・ハダニが発生することがあります。どれもよく見られる害虫で、少量ならテデトールしたり、水で吹き飛ばします。多いなら薬剤で駆除します。

ヤシはカビの一種の炭そ病が発生しやすい。炭そ病が発生すると葉っぱに黒い斑点が出ます。広がる前に葉っぱを切除して、廃棄します。

特徴・由来・伝承

ヤシというと普通、ココヤシ・ココナッツを指します。
よく海岸線に並び、ヤシの実を落とし、その実が海を流れて、どこかにたどり着いてそこで根を出して…という繁殖の仕方をします。

ココヤシの実はココナッツです。ココナッツの中には水分が入っています。正式は液状胚乳です。これをよくココナツジュースと呼びますが、実際の液状胚乳はさほど甘くありません。スポーツドリンク程度。ココナツミルクとして売られているのは、液状胚乳を包んでいる固形胚乳から搾り出した水分。

この液状胚乳は無菌であることから、静脈への点滴に使われることも。

ヤシガニはヤシの木に登って実を採って食べると思われていますが、そんな習性は無く、ただ落ちているヤシの実を食べるだけ。
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