モンキーツリーの育て方…切り戻して挿し木(胴切り)で増やそう

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モンキーツリーの基礎データ
モンキーツリー
科名キク科
属名クレイニア属
学名Kleinia neriifolia Haw.
別名クライニアネイフォリア・天竜
水やり乾かし気味に
場所日の当たる室内
難易度中級者向け
画像投稿
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植え
肥料
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モンキーツリーの特徴は?

モンキーツリー:モンキーツリーの特徴は?
モンキーツリーはカナリヤ諸島原産のキク科の常緑低木多肉植物学名はクレイニア・ネリイフォリア。木の茎に触ると幸せになる、という言い伝えがある。茎に水を溜め込んでいます。夏に休眠するので、夏場に水を控えることが、注意するくらいで、あとは室内の日当たりで管理すれば何年も成長する観葉植物としては簡単な部類の植物。多肉植物なので水やりは控えめにしておきましょう。

キク科で多肉植物、というだけでもちょっとピンと来ないですが、夏場に休眠します。休眠すると葉っぱが落ちます。落ちますが、枯れてないです。水の吸い上げが鈍くなり、水を同じようにやっていると、根が腐って枯れてしまいますので、夏は水やりを控えめにします。涼しくなると葉っぱが出てくるので、気にしない。
モンキーツリー
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育て方のまとめ

●水やりは控えめ。
●夏は二週か三週に一回の水やり。
●冬は更に水やりを控えて、一ヶ月に一回くらいの水やり。
●春と秋に薄い液体肥料をやり科、緩効性化成肥料を少量やる。7月8月は休眠しているので肥料をやらない。
●植替えは4月5月が適期。二年に一回植え替える。

切り戻して小さくして挿木(胴切り?)で新株を作る!

何年か栽培すると、上にニョキニョキ伸びて、店舗で販売している丁度いいバランスが崩れてしまいます。ちなみに、ニョキニョキ伸びるのは日光不足・水肥料過剰などで徒長していることもあります。

そこで、切り詰めて大きさを抑制しましょう。ここで切らなくちゃいけないってところはなく、切った近くから新芽が出てきます。

では、剪定した枝は挿し木で新株にしていきましょう。

春(4月5月)の新芽の茎を切り戻し、10センチほど切って、切り口を日陰で乾燥させてから、赤玉土単用か川砂単用の苗床に挿します。土は乾燥しきらないようにしますが、他の挿し木のように濡れた状態が長く続くと発根しないです。ビチャビチャではなく、ちょっと湿ってるくらいを維持します。
ところ胴切りって多肉系で幹をバッサリ切って、土で発根させることを言います。挿し木も胴切りも意味合いは同じです。

水やり

春と秋は土が乾いたら、鉢から水が染み出すくらいにしっかりと水をやってください。モンキーツリーは多肉植物で、過湿に弱いです。土が濡れている状態が長く続くと根が腐ってしまいます。逆に乾燥に強いので、水やりはとにかく控えめにする。

あんまりに控えると落葉することもありますが、余程のことです。

夏の水やり

7月・8月の夏場は休眠してしまい、若干葉が落ち、水の吸い上げが鈍ります。水を控えて下さい。夏は日陰で管理し、水やりは土が渇いてから数日経ってから水をやります。二週間に一回か、三週間に一回程度。もっと少なくても良いくらい。水をおなじようにやっていると、根が腐ってしまいます。

夏は葉っぱが落ちますが、枯れていないです。水やりは控えますが完全に水を絶たないようにします。

夏に葉っぱが落ちると水切れじゃないか?と不安になって水をやってしまうが、これで根腐れして枯れるパターンが多いので注意する。

冬の水やり

冬は寒さで成長が鈍りますので、水を控えます。土が乾いてから数日経って水をやります。真冬は一ヶ月に一回程度の水やりになります。

冬は表面的には土が乾いていても、鉢の中の土には水がたっぷり残っていることがあります。鉢を持ち上げてみて軽いなら水をやります。もしくは割り箸を土に突っ込んでみて割り箸が濡れていなければ水をやるようにします。これでかなり根腐れを予防できます。もしくは土壌水分計で計測してから、水やりの判断をします。
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ただし、室温が10度以上だと、生育しているので、様子を見て水やりをしてください。

肥料

生育時期にあたり、春5月くらいに一回、9月に一回緩効性化成肥料を少量やるか、夏(7月8月)以外の春から秋の間に薄い液体肥料を二週に一回程度、水の代わりにやります。

夏と冬はモンキーツリーが休眠中ですので肥料をやらないようにします。夏・冬に肥料が残っていると株が傷んでしまいます。

植えかえ

植え替えに適した時期は?

鉢底から根がはみ出しているならば、植え替えを検討しましょう。植え替えは春(4月〜5月)の暖かい時期に行います。

用土

モンキーツリーは多肉植物で水持ちの良いものだと根腐れします。水はけのよい土を好みますので、用土サボテン専用土を使うか、赤玉土7腐葉土2川砂1を混ぜたものを使います。

鉢植え

植え替えの10日前から水やりをストップします。

古い鉢から株を取り出し、土を崩して、古い根を少し切り、古い土を三分の一ほど落としてから、新しい鉢に植え替えます。

鉢の底に鉢底ネット(鉢底網)を敷いて、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cmほど敷いて、その上に用土を入れて、株を入れて隙間に土を入れます。最後に水をやらないでください。水をやるとそのまま根腐れしてしまいます。

植え替え後に1週間〜2週間は水やりをせず、日陰で管理し、その後日当たりに移動して水やりを再開します。

管理場所・日当たり

春と秋は戸外で、日光に当てて管理します。もしくは春と秋は室内の日当たりで管理します。

夏越し

モンキーツリーは夏の暑さが苦手で休眠しますので、夏は明るい日陰で管理するか、カーテンや寒冷紗などで遮光しましょう。

葉っぱがチラホラと落ちてしまいます。葉っぱが落ちるのは株の消耗を減らすためのもので生理現象です。

越冬

10度以下になると落葉しはじめ、耐寒温度は5度以上でそれ以下になると枯れてしまいます。落葉は自然な現象で、病気でも調子を崩しているわけでもなく、消耗を抑えているだけで、冬はこうなるので気にしないでください。

最低温度が10度以下になる前に室内に取り込んでください。冬は室内の日当たりで管理して下さい。

昼間に暖房が掛かっている部屋では、寝る前に暖房を切っても夜明けまでに5度以下になることはないですので、そういうところで管理します。リビングなどです。ただし、冷暖房の風は乾燥していて、風が直撃すると、枯れるので当たらないようにしてください。
●冬は水やりを控えることでモンキーツリーの体液が濃くなり、寒さに強くなります。
●室温はできれば10度以上が好ましい。10度以上だと落葉せずに冬越ししやすい。

病害虫

コナカイガラムシ
白い塊がついていたらコナカイガラムシです。スミチオン乳剤を散布して駆除するか、数が少ないならティッシュや歯ブラシで削ぎ落とします。成虫は薬剤が効きづらく、薬剤は一回では効果がないので、二週間おきくらいに3回か4回ほど散布する必要があります。

ハダニ
ハダニは葉っぱの汁を吸います。乾燥すると発生しやすいので葉水をすると予防できますが、あんまりにたくさん発生したら薬剤を散布して駆除します。
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