ピレア・グラウカの育て方

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ピレア・グラウカの基礎データ
ピレア・グラウカ
科名イラクサ科
属名ピレア属
学名Pilea glauca
別名ピレアグラウカグレイシー
水やり水を好む
場所室内
難易度中級者向け
画像投稿
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植え
肥料
剪定
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ピレア・グラウカとは?

ピレア・グラウカはイラクサ科ピレア属のヨーロッパでも人気の観葉植物。グラウカの品種がグレイシーですが、他に見かけないので、「グラウカ=グレイシー」と考えて差し支えないです。グラウカはピレアの仲間ですが、容姿が全然違いますね。少しくすんだ渋い色合いの小さな葉っぱと赤い茎。気が利いております。見た目は弱弱しいのですが、なかなかタフガイで、少々傷んでも環境が整えば復活します。

よく茂るので、キレイにまとめるためにちょくちょく剪定切り戻しをします。その切った茎を土に挿しておくと簡単に増えていきます。

ブリキの鉢カバー代わりのバケツに入れておしゃれなインテリアに! 室内管理が適しているので、観葉植物をよく枯らす人でも育てられます。ただし、湿度を好みますので、ちょくちょく家を空ける人には向いていません。
ピレアグラウカ 観葉
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水やり

土が乾いていたら水をしっかりとやります。ピレアグラウカは比較的湿度の高い状態を好むのですが、観葉植物として室内で管理することが多いために蒸発が遅く、あまり土中を湿度の高い状態にしておくと根腐れが起きやすいので、あくまで土が乾いたら水をやる程度に控えておきます。

受け皿の水は必ず捨ててください。

土へ水をやる代わりに葉水を

土に水をやるのは控える代わりに、葉っぱに霧吹きをしてやって水分を補給してあげます。葉っぱに霧吹きを掛けることで自生地のような空気の湿度の高い状態を作ってあげます。ピレアグラウカに限らず葉水が必要な植物は多いので、100円ショップでもいいので霧吹きを買ってください。

霧吹きをすることでハダニアブラムシを若干予防できます。

冬の水やり

冬は成長が止まりますし、気温が下がり土の中の水が蒸発するスピードも下がりますので、水やりは控えます。土が乾いてから数日経ってから水をやる程度にします。その代わり葉水は続けて下さい。冬に水を控えることによって耐寒性を上げる効果があります。

土壌水分計で土中の水を計測して、水やりをすると失敗しにくくなります。
土壌水分計
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肥料

ピレアグラウカはさほど肥料を必要としませんが、生育時期(5月〜10月)に肥料をやればそれなりに成長します。肥料をやらなくても枯れるわけではないので気にしません。できれば生育時期に液体肥料を2週に一回程度やります。

肥料は成長するときに後押しするものであって、元気の無い植物を元気にするものとは違います。疲労で倒れた人に血の滴るステーキを食べさせるようなもので、グッタリしているピレアグラウカに肥料をやるとトドメを刺してしまいます。
液体肥料
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植え付け・植えかえ

時期・頻度

植え替えは春が適していますが生育時期(春から秋)であればいつでも問題はありません。根詰まりするまえに植え替えをしましょう。鉢底から根が出ていたら根詰まりしているので植え替えをします。大体2年か3年に一回植え替えをすることになります。

用土

市販されている観葉植物の土で植え替えをします。冬に室内で管理するので、匂いの少ない配合になっている観葉植物に土が適しています。
観葉植物の土
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鉢植えの植え替え

古い鉢から株をとりだし、古い土を3分の1ほど落としておきます。鉢の底の水が抜ける穴を鉢底ネットで塞ぎ、その上に鉢底石(軽石)を3cmほど入れます。その上に用土と株を入れ、最後にしっかりと水をやります。これで完成です。

よくハンギングに仕立てて、鉢のフチから垂れ下がらせています。

鉢はひとまわり大きな鉢でもいいですし、同じ大きさでもいいです。極端に大きな鉢に植え替えると水の蒸発が遅くて冬に根腐れしやすいので、現在のより1号か2号大きなものに抑えておきます。
ハンギング鉢
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挿木・挿し芽

ピレアグラウカは挿し木挿し芽)でいくらでも増えます。剪定したものを土にさしていると発根します。発根する率も高いです。

管理場所・日当たり

年間を通して明るい日陰や室内で管理する観葉植物です。直射日光に当てると葉っぱが焼けて傷んでしまいます。特に夏の直射日光はダメ。かといってあまりに暗いとヒョロ長く徒長してしまいますので、成長具合を見ながら調整してください。

春と秋は戸外の日陰や、窓辺でカーテン越しの日光に当ててやるとよく成長します。

越冬

耐寒温度は5度と観葉植物としては寒さに強い方です。もちろん霜に当たると枯れてしまいますので、秋まで戸外で管理していた場合は霜が降りる前に室内に取り込んでください。室内で管理するのであれば5度以下になることはほとんどありません。昼間に人が生活しているリビングなどの場所は昼間の暖房のおかげで、深夜になっても5度以下になることはありません。

あとは水やりを控え、土への水やりを控える代わりに、葉っぱに霧吹きで水やりをします。

病気・害虫

アブラムシ・ハダニなどが発生します。アブラムシ・ハダニは葉っぱに霧吹きで水をやりつつ、密生するようなら剪定して間引いてやれば抑えられます。発生したら薬剤で駆除します。

それより、水のやりすぎで根腐れを起こして枯れることが多いです。

切り戻し

生育時期の5月〜9月に徒長したり、伸びすぎたら、枝を適当に切っていいです。切ったものを土に挿していると、発根しますので増やしたいなら、切り戻した枝を挿木にしましょう。挿木の土は栽培用土でいいです。

最後に…

ピレアにはグラウカ以外にも魅力的な種が多くあります。詳細はピレアを参考にしてください。
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