オオイヌノフグリの育て方

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オオイヌノフグリの基礎データ
オオイヌノフグリ
科名ゴマノハグサ科
属名クワガタソウ属
学名Veronica persica
別名大犬の陰嚢
水やり水を好む
場所外の日なた
難易度中級者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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オオイヌノフグリとは?

オオイヌノフグリは本来はヨーロッパに自生するオオバコ科クワガタソウ属の越年草。略してフグリン。野草なので店舗では販売していません。オオイヌノフグリが咲く場所を見つけておけば、種子を取りにいって、鉢植えに撒けば育てることは可能です。種蒔きは秋です。

秋に芽吹き、2月ごろから春にかけて花が咲き、夏には地上部が枯れてしまいます。地下に根が残りますし、種が残り、また秋に芽を出して冬に広がります。

真冬の2月でも花を咲かせます。小さな花なので目立ちませんし一日花で、その日のうちにすぼんでしまうのですが、澄んだ青の愛らしい花はやはり印象に残ります。
霜に当たっても枯れず、よく見ると葉っぱに生えたウブ毛で霜をガードしているみたいです。

オオイヌノフグリはヤバイ?

オオイヌノフグリは愛らしい容姿ですが、ヨーロッパから渡来して在来種のイヌノフグリを駆逐してしまうくらい繁殖力のある植物です。根を横に伸ばして広がり、種でも広がるので、根止めでも抑えられません。庭植えではなく鉢植えにしておき、庭植えにした場合は、広がりすぎるようならば引っこ抜く覚悟を持ちましょう。

水やり

雑草なので、庭植えしてしまえば水やりは不要です。鉢植えにしたのならば土が乾いたら水をやるようにします。

肥料

肥料は不要です。ですが、肥料があると花が大きくなるので、生育時期に薄い液体肥料を週に一回、水やりの代わりにやるといいです。

植え付け・植えかえ・種蒔き

時期

春〜夏に種ができるので、これを採取しておいて、種が庭や鉢に種を撒いておけば、勝手に増えていきます。種まきに適した時期は10月です。種はネットショップでも販売していないので、どうしても欲しいなら自生しているものから採取しましょう。

用土

土はホームセンターなどに販売している培養土でいいです。庭の土をそのままでも問題ないです。

種まき・植え替えの手順

鉢底の水が抜ける穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、用土を少し入れ、ここに種を蒔いて、うっすらと土を被せて水をやり、乾燥しないようにし、明るい日陰で管理していると発芽します。

植え替える場合は古い鉢から株を取り出し、土を三分の一ほど落として、植え直します。苗の根はほぐさないで切らないで植えましょう。株と鉢の隙間に用土を入れていき、最後にしっかりと水をやって完成です。

庭植えの手順

庭に種を10月あたりに、まくだけでも発芽して広がっていきます。ただ、種と根で横に広がっていくので、庭植えはやめておいきましょう。

管理場所・日当たり

日当たりを好みます。日光が当たらない場所だと、あの蒼い花が咲かないので、日当たりに種を撒きます。鉢植えでも育てられます。雑草かつ野草で、これといった手間は必要ありません。

病気・害虫

ほとんど見られない。

蜜を出し、虫を呼び寄せる蜜源植物であり、ハチ・アブ・チョウが見られます。他の蜜源植物については を参考にしてください。

特徴・由来・伝承

ヨーロッパ原産の植物で、日本に帰化した野草。春に小さな蒼い花を咲かせます。オオイヌノフグリは漢字で書くと「大犬の陰嚢」……犬の金玉という意味。ですが、これは元々、「イヌノフグリ」という近縁種があって、イヌノフグリの大型、という意味合いです。イヌノフグリは実が犬の金玉に似ていることからの命名。オオイヌノフグリの実も確かに似ています。
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