ギリアの基礎データ
科名 | ハナシノブ科 |
属名 | ヒメハナシノブ属 |
学名 | Gilia capitata |
耐寒 | マイナス15度〜マイナス25度 |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 初心者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
種蒔 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
スポンサーリンク
ギリアの特徴は?
ギリアは北アメリカに自生するハナシノブ科ギリア属の一年草。ギリアには画像のような青い花が球状に咲くカピタータ(Gilia capitata)、ピンクの一重花のレプタンサ(Gilia leptantha)、中心部が黒い一重の花が咲くトリコロール(Gilia tricolor)がありますが、種・苗はカピタータとトリコロールが流通しています。ちなみにカピタータでよく流通している園芸品種が「レプタンサブルー」なので、これがギリア・レプタンサと混同されていますが、全く違うものです。
秋に種を撒いて、冬を越して春に花を咲かせる一年草です。過湿に弱く梅雨と夏に蒸れて枯れてしまいます。環境が合っていれば、翌年以降もこぼれダネで芽を出して花が咲きます。
草丈30cm〜80cm
幅20cm〜50cm
水やり
ギリアは花に水が掛かると花が早くしぼんでしまいますので、水をやるときは花に水が掛からないようにします。また管理場所も出来れば、雨が当たらない場所が好ましく、雨が当たらないところで管理すると花も株も長持ちします。庭植えの水やり
庭植えの場合は、降雨だけでも十分です。あまりに乾燥しているようなら様子を見て水やりをします。雨が当たらないところに植えた場合は適宜水をやってください。鉢植えの水やり
ギリアは乾燥に強いので乾燥気味に管理します。鉢植えの場合は土が乾いてから、鉢底から水が出るくらいにしっかりと水をやります。冬の厳冬期は活動が止まっていますが、地下で根を張っているので、土が乾いてから数日経って水をやる程度にはしますが、断水はしないでください。春以降はよく茂り、気温も上がって蒸発も増えるので、水やりの頻度を増やしましょう。
肥料
ギリアは痩せ地で育つ植物ですので、肥料は少量で十分です。芽が出た後と、花が咲く前に緩効性肥料を少量、撒きます。肥料が多いと徒長しますので、必ず控えめにしてください。植え付け・植えかえ・種蒔き
ギリアは寒さに強いのですが、苗が幼いうちは霜に当たると枯れてしまいますので、霜が降りる地域では種ではなくて苗を春に植えた方が無難です。ギリアは直根性で移植を嫌い、根が傷つくと枯れてしまいます。苗を植えるときはポットから出したら土を崩さないで植えてください。時期
秋(9月〜10月)に種まきするか、初春に苗が流通するのでこれを植え付けます。一年草なので、植え替えることはないです。用土
鉢植えであれば、一般的な培養土にパーライトを1割か2割入れて水はけをよくしたもので植え付けます。庭植えの場合は、庭土に腐葉土か堆肥を入れて、用土とします。水はけのよい、肥料は少ない土で植えましょう。肥料が多いとひょろ長く徒長して、花も減ってきます。庭の土があまりに水はけが悪い場合は、赤玉土や川砂などを混ぜて水はけがよくなるようにしてください。
種まき
ビニールポットに上記の用土を入れて、その上に種まきをして、その上に土を軽くかぶせます。分厚く被せると発芽しにくいので薄らにしましょう。あとは、乾燥しないように水やりをし、明るい日陰で管理していると1週間ほどで発芽します。発芽して5枚〜8枚になったら、鉢植え・庭植えにします。植える際には土を崩さないで植え付けてください。庭に直播してもいいです。発芽・育苗は簡単です。
庭植え
深さ30cmを掘り返し、その土に腐葉土か堆肥を2割ほど入れて、少量の化成肥料を入れてよく混ぜて用土とします。できれば1週間寝かせて土を馴染ませてから、穴に用度を半分戻して、苗を植えます。最後にしっかりと水をやって完成です。苗同士は20cm〜30cm空けて植えてください。最初から種を直播しても大丈夫です。こぼれダネでも増えるくらいです。
鉢植え
最初は6号〜7号鉢に1苗、プランターなら3苗を植えます。鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
管理場所・日当たり
日当たりのいい場所で育てます。耐寒温度はマイナス15度〜マイナス25度と寒さにはかなり強いとされますが、秋に種蒔きして苗が小さいうちは、霜に当たると枯れてしまいます。なので早めに種まきをして、しっかりと株を生育させておきましょう。
花ガラを摘む
花がしぼんだら種ができ、種ができると次の花が咲きづらくなるので、花を摘むことで開花する期間・量が少し増えます。種を採取したり、こぼれダネを期待するなら、花は残して種をつけさせます。病気・害虫
アブラムシ春になるとアブラムシが発生して、新芽にたかって変形させてしまいます。新芽をやられると花が咲かなくなるので、早めに駆除しましょう。薬剤を散布して取り除くか、3月に前もって浸透性薬剤(オルトラン)を土に混ぜておくといいです。
特徴・由来・伝承
ギリアには何種かあります。レプタンサ、カピタータ、トリコロールなどです。どれも草丈50センチほど。種類によって容姿が全然違いますのでご注意を。育て方は同じです。水上がりがよく切花としても利用されます。ニゲラにも似た葉っぱをつけます。花は切花にしたあとにはドライフラワーにもできます。スポンサーリンク
記事が気に入ったら拡散をお願いします。