深く掘り下げることがビジネスにつながる

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深く掘り下げることがビジネスにつながる

ビジネスの深化と一般化
江戸時代の末、明治が始まろうかという時期に日本にやってきた西洋の文化人は日本の庶民が鉢植えを楽しんでいるのを見て、驚きました。西洋の都市部ではシダ植物を鑑賞するのがブームとなっていましたが、まだまだガーデニングは貴族の娯楽でした。それを世界の片隅の未発達な国であるはずの「日本」の長屋の町人がしているのです。鑑賞目的に朝顔やホオズキを購入し育てているのです。

時代は過ぎ、高度成長時代を経て、働きすぎた日本人は癒しを求めて「花」を育てるようになりました。それが90年代のかつてのガーデニングブームです。

しかし西洋のガーデニングの手法は一般人の生活にはマッチしていません。そもそもが貴族の娯楽だからです。日本人にとっての娯楽としての植物の大事なポイントは
●手軽さ
●場所を取らない
●多様性
です。盆栽なんかはこのポイントを押さえ、そこに「奥深さ」や「自然観」や「芸術性」といった一種の思想のようなものまで取り入れた「道(人の生き方)」に通じるものです。

現在の日本のガーデニングの現状は、無意味に憧れた西洋型ガーデニングから脱却し、庶民がする手軽な本来の日本的観賞植物園芸…例えばペチュニア・ビオラといった手軽な一年草を中心としている園芸植物栽培になっていると思います。しかし現状では多様性(というか奥深さ)に欠けています。

深化がカギではないか??
ブームというのは「一般化」です。一部のマニアの娯楽がほかの人に伝播することでマーケットが大きくなることです。オタク文化が一般人にも広がり、アニメが外国でも見られるようになり、マーケットが大きくなるということです。

深化は限られた人がのめり込むパターンです。AKB48は人気アイドルと言われてミリオン連発ですが、ファン以外には歌はほとんど知られていません。一部の人が大量に買っているだけです。それでもマーケットは大きくて彼らの気持ちは他の一般の人には理解できないものです。
深く
一般化はマニアの価値観が他の人に伝播すること。深化はほかの人には伝播しないでも、大きなマーケットを作ること。

どちらにしても、深く掘り下げることが大事です。細かいテクニックは違うでしょうが、その分野を掘り下げて掘り下げて底が見えなくなるまで掘り下げていかないと、ビジネスには発展しないのです。
深さとは愛
掘り下げることが、利益につながるまでには時間がかかります。それにビジネスになるとも限らない。それでも掘り下げるのは愛です。その分野が好きだという愛です。

江戸時代からアサガオは品種改良され、非常に多様な品種がありました。それに一年草で育てるのは簡単。植木鉢もよく出回り、誰もが手軽に取り組めました。そしていったん取り組むと品種改良にのめり込みます。実は比較的簡単に変わり咲き品種が作れるのです。こうなると珍しいものは高値で取引されるようになります。ここまでくるとビジネスが成立です。似たような扱いの植物にサクラソウや、ラン、オモト、バラなどがあります。

だからビジネスには入り口としての「手軽さ(一般受け)」と、いったん入ったらのめり込む「多様性(深化・マニア受け)」が必要です。

つまり愛の深さが徐々に金になっていくんですね。
個人的な結論
品種改良ができると、のめり込みやすいです。そんな植物が一つの新しいガーデニングのマーケットを作れると思いますね。品種改良が大げさなら、ユーザーが自作する植木鉢で植物を育得るなど、「私だけの」という感覚を作れないかい?と思います。
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「ホームセンターのガーデニング販売について」

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ページ一覧

Page1
ホームセンターは専門化するべきか???
Page2
専門家は蓄積された知識の持ち主で時間が必要
Page3
ガーデニング担当者に教育費用を投じて利益につながるか?
Page4
深く掘り下げることがビジネスにつながる
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