キキョウナデシコ(フロックス・ドラモンディ)の育て方

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キキョウナデシコの基礎データ
キキョウナデシコ
科名ハナシノブ科
属名フロックス属
学名Phlox drummondii
別名桔梗撫子・フロックスドラモンディ・ヒメフロックス
水やり水控え目
場所外の日なた
難易度初心者向け
画像投稿
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開花
種蒔
植え
肥料
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キキョウナデシコの特徴は?

キキョウナデシコ(桔梗撫子)はハナシノブ科の耐寒性・半耐寒性の一年草中間地暖地では秋まきの春咲き一年草。寒冷地では春蒔きの夏咲きの一年草。茎に細かい毛が生えているてベトベトします。夏の暑さに弱いので、枯れることもありますが夏を越せば秋にも開花します。

一般的にフロックスというとこのキキョウナデシコ(=フロックス・ドラモンディ)を指すことが多い。花色は多くあり、園芸植物としてよく流通していてホームセンターなどで購入は簡単。花びらが裂けていて星形の花が咲くスターフロックス(=星咲きフロックス)がある。草丈の高い品種が邪魔なら矮性種を植える。
草丈15cmから50cm
花言葉あなたの望みを受けます、合意

キ水やり

庭植えの水やり

キキョウナデシコは乾燥に強く、庭植えにした場合は自然に降る雨だけでほぼ大丈夫。ただし日照りが続くようなら水やりは必要です。

鉢植えの水やり

鉢植えの場合は土が乾いていたら、蜂の底から水が染み出すくらいにしっかりと水をやるという普通の水やりです。土が乾くまでは水やりはせず、水やりをする前に土に指で触って確認してからやるようにします。濡れてるなら水はやらない。
参考:水やりのコツ

肥料

春の生育時期(4月〜6月)は液体肥料を一週間に一回か10日に一回やります。夏は暑さで弱っているので肥料はやらず、秋にまた涼しくなって開花するようなら肥料をやるといいです。

植え付け

時期

春に苗が流通するのでこれを植えるのが普通。種蒔をすることもあるが一般家庭では苗を数個しか植えないんだから結局、苗の方が安上がりです。

用土

肥えた水捌けの良い土を好み、酸性土壌を嫌う。庭植えにする場合は苦土石灰で中和しておく。石灰を入れてから二週間後に元の庭土に2割ほど腐葉土を足して用土とする。
鉢植えの場合は一般的な培養土で植え付ける。自作する場合は赤玉土6腐葉土4を混ぜたものを使う。

庭植え

庭を深さ30cmほど掘り返し、掘り出した土に苦土石灰1平方mあたり100gほど入れてを混ぜて中和する。中和に1週間〜10日かかるので、反応が終わってから庭土に腐葉土か堆肥を2割ほど追加して、緩効性化成肥料を1平方mあたり50gほど入れて、よく混ぜて用土とする。半分の土を戻して株を入れて高さを調節しつつ用土を詰めていく。苗の土は崩さないで植えましょう。最後に水をやって完成。

鉢植え

鉢植えなら6号から7号鉢に1苗。プランターなら3株。

鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を敷いて、その上に用土を入れ、株を入れて隙間に用土を詰めていく。苗の土は落とさず、根は崩さないで植える。根をいじると生育不良を起こしてしまう。最後に水をたっぷりと、鉢底から水が出るまでやる。

種蒔

発芽温度は10度から25度。気温が30度を超えると発芽しにくくなる。中間地・暖地では9月10月に種蒔、寒冷地では4月前後に種蒔する。

用土を入れた育苗箱・ポット・ピートパンに種が重ならないように播き、2mmから3mmほど土をうっすらとかぶせる。土を軽く圧して、土と種を密着させると発芽しやすくなります。あとは乾燥しないように水やりをして明るい日陰で管理していると、一週間から二週間で発芽します。発芽して本葉が3枚から4枚になったらポットや鉢に植え替えて、薄い液体肥料をやりましょう。苗のうちは水やりが多いと徒長するので様子を見つつ調節します。

本葉が4枚か5枚になったらプランターや庭植えにする。直根性で根が傷つくのを嫌いますので、植え付けのときは土を崩さないで植え付けるようにします。
●中間地・暖地でも春蒔きは可能。気温が10度以上になったら…桜が咲く頃が適した時期です…霜が当たらないようところで育苗する。
●春蒔きより秋蒔きの方が株が大きくなる。簡単な霜除で越冬できる地域なら秋蒔きがよい。
●春蒔きの場合は、遅いと株が大きくならないので、できるだけ早く種蒔する。

種子の保存

冷蔵庫(5度)で保管し、湿度があると良いので、濡らした砂を器に入れて、種を入れておくといいです。

栽培可能地域

秋播き、もしくは春に苗植え
九州南部・九州北部・中国・四国・関西・中部・関東南部
春蒔き、もしくは春に苗植え
関東北部・東北南部・東北北部・北海道

管理場所・日当たり


日当たりで管理する。風通しの良い西日の当たらない場所が好ましい。風通しが悪いとウドンコ病が発生しやすい。

夏〜秋
気温が30度を超えると枯れ込む。中間地・暖地では夏に暑さで枯れることがほとんど。寒冷地は夏も開花し、結実後に枯れることもあるが、涼しくなってからまた開花することもあります。


秋に種まき・育苗し、植え付けた場合は戸外の日当たりで管理します。マイナス3度以下になると枯れ込む。秋に種蒔をして越冬させる場合、マイナス3度以下になる地域では防寒が必要になる。マイナス3度以下にならなくても霜には当てないように霜除をする。寒冷地では秋に種蒔せず、春に種蒔して夏に開花させるのがよい。

摘芯

放置していると脇芽が出ないため、花が少なくなる。本葉が5枚以上になってから植え付ける時に先を摘芯してやる。摘芯するとその下の葉っぱの根元から脇芽が出て、枝分かれします。

花ガラ摘み

花がしぼんだものが「花ガラ」です。花ガラは早めに摘むことで次の花が咲きやすくなりますし、花ガラを放置していると灰色カビ病などの病気が発生しやすくなります。

病害虫

アブラムシナメクジ・アオバハゴロモ・ヨトウムシ・ウドンコ病・灰色カビ病、サビ病など。
ウドンコ病に若干弱い。ウドンコ病は乾燥すると発生しやすい。
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