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キンモクセイとギンモクセイの違いと、モクセイの仲間

雌木は植物園に行かないと見られません。
キンモクセイを含むモクセイの種って中国由来で、ほぼほぼ雄木しか日本国内にはないんです。強い香りを放ち、大量に開花するんですが、日本には雌木がないため、決して受粉することがないと考えると、必死に咲く姿は本当に物悲しいものがありますよね。
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ギンモクセイ(銀木犀)

耐寒温度はマイナス10度で寒さにはそこそこ強い。
木犀と書くと本来はギンモクセイのことを指すが、キンモクセイ(金木犀)の方がよく見られるので、キンモクセイが「木犀」扱いされることが多い、かも。
葉っぱをよくよく見ると葉の縁に「トゲ」が見られ、ちょっと痛い。キンモクセイに比べるとちょっと葉が細い。
ギンモクセイ
モクセイ科モクセイ属Osmanthus fragrans
シキザキモクセイ(四季咲き木犀)
シキザキモクセイはギンモクセイの四季咲き品種。白い花が冬以外に開花する。花数は少なく、香りもちょい弱いが、頑健で四季咲きなのはすごい。樹高は1.5m前後と小さくまとまるのも嬉しい。キンモクセイ(金木犀)

花が咲いてしまえば花が黄色いので、すぐにキンモクセイと分かります。
葉っぱはギンモクセイに比べると少し波打っています。葉っぱの縁に若干のトゲがありますが、痛いというほどではない程度。
キンモクセイ
モクセイ科モクセイ属Osmanthus fragrans var. aurantiacus
ヒイラギモクセイ(柊木犀)

ヒイラギモクセイ
モクセイ科モクセイ属Osmanthus × fortunei
ウスギモクセイ(薄黄木犀)

葉っぱにはほとんどトゲはない。よくよく見ると、トゲっぽいものが見られます。
シマモクセイ(島木犀)
シマモクセイ(Osmanthus insularis・ナタオレノキ・サツマモクセイ)はモクセイ科モクセイ属の常緑樹。樹高が15mになる高木。福井以西・九州・四国・沖縄に自生しています。葉にはトゲがほとんどない。雌雄異株だが雌木があって、10月に開花し、翌年の6月〜7月に実が見られます。個体数が少なく、絶滅危惧種です。
最後に…
日本で見られるモクセイは以上の五つ。花と葉っぱで区別はつきます。ギンモクセイ…花が白い
キンモクセイ…花が黄色い
ヒイラギモクセイ…花が白く、葉にトゲがある
ウスギモクセイ…花がクリーム色
シマモクセイ…絶滅危惧種で見かけない
キンモクセイ…花が黄色い
ヒイラギモクセイ…花が白く、葉にトゲがある
ウスギモクセイ…花がクリーム色
シマモクセイ…絶滅危惧種で見かけない
参考になりましたでしょうか?
それではまた。
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