直葬

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直葬とは

亡くなったらすぐ火葬場へ
直葬とは、病院や自宅などで亡くなったら、斎場にいって葬式を行わず、そのまま火葬場に行くことを指します。

当然ながら、直葬を行うと、葬式は一切無く、お経を唱えることもありません。火葬場に行き、死亡届を出しておしまい。簡単、簡素、そして当然ながら格安です。
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増えています

2010年都内の直葬が30%越え
NHKの調査では都内の30%以上が直葬という結果を「無縁社会」という番組で報じていました。
直葬専門の業者も現れました。直葬なのだから、病院から火葬場に送るだけ。さすがに自家用車に乗せて移動させるのは無理がありますからね。

なぜ増えるのか?

お金がない
もっとも大きな要素に、「お金がない」ということがあります。所得が減り、葬式にお金を出すことが難しくなっています。

横のつながりが薄くなった
なぜ葬式をするのか?ということを考えたときに、過去のつながりのある人間に死亡を伝えるという大事な要素があります。しかし、横のつながりの薄い現在の社会では、その意義も薄くなっています。

宗教性を嫌う
寺との関係も薄れ、宗教的な葬式の意義にも、これといった必然性を感じなくなっています。なぜ戒名が必要か?なぜお経を唱えるのか?なんのために葬式をするのか? どれもこれも子供の頃からその意義を教えられて初めて、儀式の必然性を覚えるわけですから、葬式の宗教的な意味合いが薄れるのは仕方のないことと言えます。

不透明な葬式費用に対する不信
過去において、不透明でよかった葬式の費用に関して、ネットでさまざまな情報が得られるようになると、葬式の費用の根拠の薄さに不信感を覚えるとしても仕方がありません。葬儀会社は病院にリベートを払い、大きなホールを作っています。そのどれもが消費者にとって必要なものかと言われると、疑問です。しかし、リベートやホールといったものは過去の慣習からのいたし方のないものです。故人を無くし、冷静な判断力をなくした遺族に「故人の慰霊」として、不必要なテントの設置代や、高価な装飾などを迫った――という例はいくらでも出てきます。

病院で亡くなる人が80%
日本で亡くなる人の80%が病院で死亡します。病院に長く入院していると、仕事から離れ、人間関係が薄れていきます。その上、経済的な困窮だけでなく看病による遺族の疲弊から、葬式を執り行うことが非常に重い負担となります。そのため密葬・家族葬・直葬が増えています。
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