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ビワの品種まとめ

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品種も大事

ビワはもともとは熱帯の植物で、耐寒性があって東北でも生育はするのですが、花と果実はマイナス5度を下回ると、しぼんでしまうので、花と果実の「耐寒性」はとても大事です。

品種によって、耐寒性が違い、品種によって、果実の甘み・酸味が違います。
果実の味は、育て方(日当たり・肥料)や摘果の具合でも違いがありますが、品種の違いもあります。割合として五分五分くらいかも。ともかくこれから植えるのであれば、品種もこだわるべきです。

基本は、果実が大きい田中と小さいが甘い茂木。あとは寒さに強い大房。あとは育てていって、物足りなくなったら買い足すのが一般的。
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よく見かける品種

田中(タナカ)

田中琵琶(タナカビワ)は東日本でよく見られるビワの品種。果実が60g〜80gと大きめ。ビワとしては大きくて、酸味と甘みのバランスがよく人気の品種。寒さには強く寒冷地向け。晩成品種で、6月に収穫します。早めに収穫すると酸っぱいが、熟してから収穫すると甘く柔らかくジューシーです。
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茂木(モギ)

茂木琵琶(モギビワ)は40g果実と小さいが甘く、酸味が抑えられている。皮が剥きやすい。日本で一番よく植えられているビワの品種。寒さには比較的強いとされますが、茂木が栽培されている中心は長崎で、全国の茂木の生産量の半分以上が長崎です。西の茂木、東の大房(もしくは田中)と言われるほどよく栽培されています。早生種。
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大房(オオフサ)

大房は100g〜150gとかなり大きな果実をつける品種。寒さに強く、千葉ではこの品種が多い。田中と楠の交配品種。6月〜7月に収穫する。
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なつたより

なつたよりは60g果実。長崎早生と福原早生(茂木x本田早生)の交配品種。甘くてやわらかい。果肉が柔らかくジューシー。5月に収穫される早生品種。手で皮が剥きやすい。樹勢が強く、3年で収穫できる。寒さには弱い。
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はるたより

はるたよりは長崎早生を交配させた早生品種。果実70g〜80gと少し大きめの品種。果肉は柔らかく甘い。樹勢は強いです。寒さに弱いので四国・九州などの暖地に適した品種です。
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クイーン長崎

クイーン長崎は100g〜150gの果実がなる大粒品種で、大粒でなおかつ大味にはならない。6月収穫。早生種の中では一番優れている品種とも言われます。暖地向きの品種。
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涼峰(リョウホウ)

涼峰リョウホウは60g果実、楠と茂木の交配で生まれた。大きくて甘い。
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長崎早生(ナガサキワセ)

長崎早生は60g果実。ハウス用品種としてよく栽培されている。甘くて水分が多い。茂木と本田早生を交配して生まれた。
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その他の品種

室戸早生50g細長果実。田中と楠の自然交配品種で生まれた。春に収穫できる。室戸市羽根町出身。
涼風スズカゼ50g果実、収穫量が多い。楠と茂木を交配して作られた。
希房キボウ70g果実。種無し品種で食べられる部分が通常の品種より多い上に大きい。田中の四倍体と長崎早生の交配で生まれました。植物成長調整剤の処理が必要で一般家庭では栽培は無茶。
瑞穂ミズホ100g果実。甘みと酸味がある。育てるのは難しいが、果実は大きくて美味しい。
白茂木50g果実。糖度が高くて酸味があって美味しい。果肉はやわらかく水分が多い。
クスノキ果実が小さく、寒さに弱いので、栽培はあまりされていません。
戸越トゴシ茂木と田中の交配。果実が傷みやすい。
房光フサヒカリ瑞穂と田中の交配。皮に障害が出にくいので見た目に良い。

最後に…

ビワの栽培については
ビワ(枇杷)の育て方
ビワ(枇杷)の育て方
バラ科ビワ属Eriobotrya japonica
を参考にしてください。
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ビワ
ビワ(枇杷)の育て方
バラ科