胡蝶蘭の支柱を立てる目的と方法
目次
胡蝶蘭の支柱を立てる目的と方法 最初に簡単にまとめ胡蝶蘭になぜ支柱が必要か?用意するもの 支柱 茎を支柱に固定するもの方法関連記事スポンサーリンク
胡蝶蘭の支柱を立てる目的と方法
ここでは
コチョウランの
花茎を上へと支柱で誘引する作業をまとめています。支柱で誘引する作業は「健康的」な生育には絶対に必要です。
最初に簡単にまとめ
●
胡蝶蘭に花茎が伸びているのに支柱をせずにいると、横に伸びて、床に当たって傷むし、鉢がひっくり返る。
●花茎は支柱で上向きに矯正する。
●花茎が15センチくらいになったら支柱をする。
●支柱は鉄線(外径2.6mm/心径 2.0mm)を買う。もしくは花屋に貰うか売ってもらう。
●花茎を支柱に止めるものを用意する。
●支柱の根元をZに曲げて株元に刺す。
●花茎を上へと誘引する。
●誘引するときは折れないように丁寧に。
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胡蝶蘭になぜ支柱が必要か?
胡蝶蘭は熱帯の密林で育つ植物で、木の枝に着生して生きていくものです。葉っぱの付け根から花が咲く「花茎」が伸びて、開花します。木の上に着生しているものですから、花茎は「上へ」伸びません。横に伸びて垂れ下がるようにして開花します。ですから、私たちがよく見る胡蝶蘭は針金の支柱で「矯正」して、あんな風にしているだけで、放置していると横に伸びます。
横に伸びると、床にあたり、花が傷みます。
それに、鉢のバランスがおかしくなって鉢が倒れます。
これを防ぐためには絶対に支柱による矯正が必要になります。
花茎が伸びて15センチくらいになったら支柱をします。
●一般的な植物の支柱は、強風で折れるのを防ぐためです。
●胡蝶蘭の鉢って縦長が多いですよね。あれは見た目重視です。縦長はバランスが崩れやすいですから、上に支柱で伸ばさないとひっくり返る。
用意するもの
支柱
ホームセンターやネットで鉄線(外径2.6mm/心径 2.0mm)かそれに近いものを購入します。
もしくは近所の花屋さんと仲良くなって、余った胡蝶蘭の支柱をもらいましょう(もしくは買う)。お花屋さんは仕入れた胡蝶蘭の何割かは確実に売れずに腐らせていて、その支柱を保存しています。
茎を支柱に固定するもの
支柱と花茎を止めるものを用意します。
ラン用のクリップというのがあって、これが「優しく」止めてくれるので良いですが、果たして最近のホームセンターで売っているのか……また、ネットでは「
洋蘭用茎止めクリップ」で検索するとあるんですが、100個単位なんですよ。ちょっと家庭用に買う単位じゃないですよね。
結束用バンドも新たに買うとなると、単位が大きいので、ちょっと贈答用にもらった胡蝶蘭の栽培を頑張ってみようというレベルの人が買うものではないなと。
結局、ビニールテープというか、セロハンテープで軽く止めるのが「現実的な花茎な止め方」です。今後、何株も育てるならば、クリップや結束バンドの購入を検討しましょう。
方法
支柱の株元に挿す方を「Z」に曲げます。これは支柱が回転したり、底に抜けたりしないようにするためです。Zに曲げてから、株元に挿すので根を傷めるかもしれません。挿す時に注意します。
あとは、花茎を支柱に結びます。花茎は柔らかいので気をつけてください。無理に曲げないで、「誘引」してください。ポキっといきますよ。
●支柱は適当な長さでペンチで切ります。
●もしも後々、支柱の長さが不足した場合は、テープで継ぎます。
あとは成長に合わせて誘引させます。
市販の胡蝶蘭のように上に伸びた後に、手前にカーブさせると格好がいいですが、そこまでしなくてもいいです。支柱を添える一番の目的は「花茎が横に伸びてバランスが崩れて鉢がひっくり返るのを防ぐ」ことです。バランスが崩れない程度に上に伸ばせば、あとはどっちに花茎が伸びてもいいです。
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