雪囲い…庭木を雪の重みと、地吹雪から守る・雪囲いの手順など
目次
庭木の雪囲い雪囲いの目的 降雪と地吹雪 雪囲いは防寒目的じゃないマジの雪囲い簡略化した雪囲い関連記事スポンサーリンク
庭木の雪囲い
概要
ここでは庭木の雪対策についてまとめています。
まとめ
●雪が積もると枝が折れる(枝割れ)が起きる。
●地吹雪(風)に晒されると寒さで枯れる。
●この枝割れと地吹雪を予防するのが雪囲い。
●雪囲いに冬の間の防寒の意味はない。
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雪囲いの目的
降雪と地吹雪
樹木を庭に植えると、冬に雪が降り、その雪が枝に積もって折れることがあり、この対策のためにするのが「雪囲い」です。また、風にさらされることで寒さで傷んでしまう。なのでこの
雪囲いの目的は「降雪」と「風(地吹雪)」です。雪囲いは防寒目的じゃない
この雪囲いに「防寒」の意味はそんなにないです。なぜなら、雪の下は「0度」前後に保たれ、気温がマイナス20度になっていても雪が積もっているならば基本的に大丈夫。むしろ、雪が積もらない地域の方が寒さで枯れることがあるくらい。
●雪が積もれば地吹雪対策は不要になるが、雪が積もるまでは地吹雪対策が必要になる(地吹雪の寒さに弱い植物なら)。
マジの雪囲い
樹木の周囲に三本の支柱を立てて、三角錐にして頂点を縛る。支柱の素材はなんでもいいが、竹だと格好がいい。それを麻紐で結ぶと自然素材でかっこいい。
支柱をムシロなどで巻いて、支柱に紐で結び付けて固定する。
●非常に手間がかかり、お金もかかる。業者に頼むタイプ。
●北海道東北では伝統的な…季節感のあるもの。
●この方法は降雪・地吹雪対策になる。
●この作業をするには、道具を広げる敷地も必要だし、ムシロ・支柱の材料費も結構かかる。
●地吹雪の寒さで枯れないならば、ムシロで巻く必要はないので、簡略化の雪囲いでいい。
●この「完全防備」は東北・北海道でも日本海側の雪が多い地域だけで、太平洋側ではしないし、東北・北海道でももっと簡略化したものでも問題ない場合も多く、最近ではあんまり見られなくなっている。
簡略化した雪囲い
ムシロを巻かないタイプの雪囲い。
現在はこれが「一般的」な方法。
方法としては、樹木の枝を下から縛って「細く」して雪が積もらないようにする。そして上で縛る(イラストは下で結んでいるけど上で結ぶ)。樹木が傷まないように緩めに、かつ、雪割れ(=雪が積もって枝が折れること)しないようにキツめに縛る。この手加減さえできれば簡単。
●ムシロで巻かないので地吹雪対策にはならない。
●地吹雪対策にはならないが、そもそも地吹雪では枯れないものを植えれば、ムシロで巻く必要はない。なので寒さには強いものを植えるべき(それだけで作業が楽)。
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