竹林・笹の駆除と被害について
目次
竹・笹に困っている 隣から侵食してくる! ところが所有者が現場に居ない竹の伐採について竹・笹の駆除方法 業者に依頼して根こそぎ 自力で伐採する場合の注意点除草剤による駆除 2ちゃんねるで拾った竹の駆除方法別の雑学関連記事スポンサーリンク
竹・笹に困っている
かつて竹林というと、資材として使え、タケノコという食材も生み出す、宝の山、という存在でしたが、利用される機会が少なくなった現在ではその蔓延るスピードに対応しきれず、悩みの種となっています。
よく京都やタケノコの産地で非常に綺麗な竹林があって、ああいうのを見て憧れる人もいるんですが、あれは相当な手入れ・手間があってこそのことで、あの状態を維持することが凄いです。一般の竹林は荒れ放題の鬱蒼を茂る藪にすぎなんです。
隣から侵食してくる!
隣に竹林があると、地下にトタンで区切りをしていても、場合によっては突き破ることがあります。そうなると、我が家の庭も竹と笹にやられてしまいます。
竹林の所有者も、今となっては竹のおかげで土地利用が出来ず、悩んでいるケースがほとんど。「どうにかして!」と訴えても、ゴニョゴニョと言われる。なんせ、所有者も困っているんですからね。そこで、しっかりと話し合うのが大事です。
ところが所有者が現場に居ない
近所に侵食する竹林、竹が生長しすぎて電線に引っかかり火災の恐れがある、(竹・笹に限らず、倒壊の恐れのある家屋など、)明らかな問題があっても、所有者に対応能力が無かったり(お金が無い)、所有者が現場に居なくて、許可が得られず、行政も近所も、あなたも手が出せない。そんなことはよくあります。どうしようもないです。
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竹の伐採について
竹を一気に切ると、大量の「ゴミ」が出ます。このゴミを処分したいのですが、軽トラ一杯分くらいしか引き取ってくれません(地域にもよるので確認を)。そこで、伐採作業は一度にやるのではなくて、徐々にしていくのが、適切です。
大量に伐採して、処分しきれずに放置していると、乾燥して、何かの拍子に火事が起きます。必ず処分しましょう。
●野焼きも消防署に申請すれば可能。ただし、危ないから気をつけて。野焼きすると竹がはじけてウルサイし、灰が舞い上がって洗濯物を汚すので、近所の人に前もって通達する必要があります。
竹・笹の駆除方法
業者に依頼して根こそぎ
重機で根を文字通り根こそぎにするのは抜本的対策ではありますが、業者に頼むしかないし、竹が自分の土地だけにはびこっているなら問題ないですが、隣の家にある場合、すぐにまた侵入されていたちごっこになります。
●竹や笹は、地上部分をマメに刈っていると徐々に、弱って最後には全滅します。
●タケノコは小さいうちに切ってしまうと枯れる。
自力で伐採する場合の注意点
自力で伐採する場合の注意点をまとめておきます。
地下茎は非常に硬く、新しい根はスコップで切ることができますが、古い根は非常に硬くなっているため、ツルハシや引っ張り出してノコギリで切断する必要があります。根を切断するのであれば、ユンボで根をほじくり返す方が早いです。となると業者の仕事になりますので、業者に相談しましょう。
竹を伐採する場合は、樹木の高さ1mから2mあたりでバッサリと切断すると、残った地上部は枯れてしまいます。この作業を繰り返し行うと、株全体が弱っていずれは枯れるのですが、この作戦だと数年かそれ以上かかります。
枝を落とす際は、ナタや太枝ハサミ、チェーンソーを使用することができます。ただし、チェーンソーは非常に強力なので、怪我に注意が必要です。また、チェーンソーで根元から切断する際は、石に当たってチェーンソーが壊れることがあるため、注意が必要です。
伐採作業中は、蛇や蜂に注意する必要があります。
除草剤による駆除
竹の根元近くにドリルで穴を開け、竹用の
除草剤を薄めずに入れ、ガムテープでふたをすると、竹は全体がつながっているので、ダメージを受けて枯れてきます。効果はあったりなかったり、何度かやってみましょう。一回で全てのタケが枯れるということはなく、注入した一本だけか周囲の幾らか。とにかく何度もする。何度も繰り返して3年とか4年とか年単位の時間をかけて駆除する。
また、筍(タケノコ)を切って、筍が30センチくらいに育つまでに、皮を剥いて、鉄の棒を上から突き刺して、穴を空けて、そこに竹用の除草剤を原液で注ぎます。その筍だけでなく、近くの竹も枯れてきます。タケノコが竹になる前にやったほうが効果が高い。
グリホサート(ラウンドアップなど)は成長阻害剤であり、栄養が作られなくなって枯れていく。竹は地下に根を張り、そこに栄養をため込んでいるため、地上部を刈り込んだり枯らしても、それで「駆除」ではなく、しばらくして地表から小さい筍(タケノコ)が生えてくる。かなり気長に取り組まないといけない。
●グリホサートは成長阻害剤なので「成長が早い」ときに行うと効果が出やすい。春・夏が効果が出やすい。
●竹笹類にはデゾレート・クロレートが安価で効くが、劇物なので身分証明と判子が必要。
●顆粒の除草剤は竹林にはあまり効かない。液状のものの方が効く。
2ちゃんねるで拾った竹の駆除方法
筍が地面から高さ30cm(地面から出ている部分の太さが一定)位になるまで放置。
地面から3cm位の位置で横にカット。
地面に残った筍の節を、棒か何かで貫通させる。(地面の下の節まで貫く感じ)
グリホサート10倍希釈液を注ぎ込む。(動物が舐めないよう注意)
翌日に見て、液がなくなっているようだったら再度注ぎ込む。
注いだ液がなくなっていたら、この段階で、グリホサートは竹の地下茎に回っていて効き始めている。
2週間もすると、地下茎でつながっていた竹が枯れ始る。これを何度も繰り返して全体を枯らす。一回では枯れないです。
別の雑学
●地中をトタンで区切ることで、ある程度は根の侵食を抑制できます。塩ビのトタンでは無理。波板トタンは錆びるまでOK.竹の根はコンクリで固めても、ヒビがあればカチ割ることがあるので、共生より駆除を探るのが吉。
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