亜竜木(アローディア・プロセラ)の特徴と育て方
目次
亜竜木(アリュウボク)の特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け管理場所剪定・切り戻し病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- 亜竜木
- 科名
- ディディアレア科
- 属名
- アローディア属
- 学名
- Alluaudia procera
- 耐寒
- 5度
- 水やり
- たまにやる程度
- 場所
- 冬は室内 夏は外
- 難易度
- 中級者向け
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亜竜木(アリュウボク)の特徴は?
亜竜木はマダガスカル南西部に自生する
ディディアレア科の
多肉植物。マダガスカル以外では存在しない。日本ではインテリアとして小型のものが流通していますが、自生地ではこのトゲトゲの木が、何本も群生している状態であちこち生えている(群生の写真は東山植物園の亜竜木)。しかも自生地では樹高は20mにもなり、亜竜木に似た多肉植物がたくさん生えるエリアは「棘の森」と呼ばれる。
10度以下で生育が止まり、5度で枯れる。大きくなった株は0度でも耐えられますが、基本的に5度以下にならないように管理しましょう。
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水やり
気温が25度以上になったら生育し、よく水を吸い上げるので、土が春〜秋は土がカラカラに乾いてから、鉢底から水が出るくらいにしっかりと水をやり、土がカラカラになるまで我慢しましょう。受け皿に水が溜まっていたら捨てましょう。放置していると
根腐れを起こします。
冬は寒さで活動が止まっているので、
水やりを控えます。土が乾いてからカラカラに乾いてから、土の表面を濡らす程度の水やりにします。鉢底から水が出るくらいにやると、蒸発しきらずに根腐れしてしまいます。水やりの間隔がよくわからない場合は、
土壌水分計で計測してから、判断すると失敗が減ります。
冬に水やりを控えることで、細胞内の水分が減り、細胞内の液の濃度が高くなることで寒さに強くなります。水を控えるのは、寒さ対策でもあります。
肥料
気温が25度以上になる5月〜10月に、通常の2倍に薄めた液体
肥料を2週に一回か、化成肥料を説明書きの半分以下の量…少量だけ1ヶ月に一回やります。
植え替え・植え付け
時期・頻度
生育する25度以上の時期に植え替えをします。植え替えは二年か三年に一回植え替えをします。
用土
水はけの良い土で植えましょう。
サボテン・多肉植物の土で植え替えます。
鉢の植え替えの手順は?
植え替えの10日前から水やりをストップします。土が濡れていると、植え替え後のダメージで弱っているときに雑菌が繁殖してしまいます。まぁ、そこまで繊細な植物ではないので断水しない人もいますが、やった方が無難だと思ってください。
鉢から株を取り出し、土を半分〜三分の一ほど落として、新しい鉢に植え替えます。鉢は現在のと同じ大きさでもいいですし、1号か2号だけ大きな鉢に植え替えてもいいです。
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に
用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れます。水はやりません。
そのまま1週間、水をやらずに日陰で管理して養生してから、通常に日当たりに戻して、やっと水やりを再開します。
子株が出ている場合は、これを株分も可能です。切り離して切り口を日陰で乾燥させてから、土の上に置いておくと根が土の中に伸びて根付きます。しばらくは水をやらずに様子を見て、根付いたら水やりを再開します。
管理場所
春〜秋は戸外の日当たりか、室内の日当たりで管理します。
剪定・切り戻し
挿木で株が増やせます。
15cm以上に茎を切り、土に刺す部分はトゲと葉っぱを取り除きます。切り口に発根剤を塗り、土にさします。水をやらず、そのまま待ち、数日たってから水やりを再開します。
そんなに繊細な植物ではなく、環境があっているなら簡単に増えていきます。
病害虫
ほぼないです。
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