兼六園菊桜
目次
兼六園菊桜の特徴は?関連記事学名などの基礎データ
x最終更新- 植物名
- 兼六園菊桜
- 科名
- バラ科
- 属名
- サクラ属
- 学名
- Cerasus serrulata 'Sphaerantha'
- 別名
- ケンロクエンキクザクラ
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 上級者向け
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兼六園菊桜の特徴は?
兼六園菊桜(ケンロクエンキクザクラ)は
バラ科サクラ属の落葉樹のサクラの
園芸品種。小さな花びらが300枚以上も密生して菊のような形状をし、花の中に濃いピンクと淡いピンクと白の花びらが混在しています。開花は
ソメイヨシノより1ヶ月ほど遅い。
石川県の兼六園に生えていた品種で、天然記念物でしたが、原木は1970年に枯死しました。この
菊桜を
挿木で増やしたものが、ちょこちょこと植えられています。
慶應年間に孝明天皇から加賀の前田中納言に賜ったとされています。ちなみに兼六園は元は前田家の庭でした。菊桜自体は似たような品種が細々と存在したんでしょうね。その中の一種が、兼六園に植えられていたんでしょう。
個人的な見解ですが…江戸時代以降、庶民が経済の中心になり、その結果、花の大きな品種が好まれて、菊桜のような繊細で小さな花はイマイチ好まれなかったんじゃないかなと思う。それが江戸時代の末期に、幕府より朝廷に注目が集まる中で、孝明天皇から前田家に菊桜の一種が与えられた〜みたいな時代の影響もあるんじゃないかなと。
苗も流通しています。
栽培については
サクラを参考に。
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