ダンゴムシはガーデニングおいて害虫?駆除する必要がある?
目次
ガーデニングにおいてダンゴムシは害虫か? ダンゴムシとワラジムシの違いは? ダンゴムシは益虫であり害虫でもある というわけで増殖は抑える必要があるダンゴムシを駆除する薬剤 薬剤で殺した後は必ず死骸の処理をダンゴムシは食べられるらしいまとめ関連記事スポンサーリンク
ガーデニングにおいてダンゴムシは害虫か?
ダンゴムシはエビやカニと同じ甲殻類の中のワラジムシ目のうち丸まる性質のあるオカダンゴムシ科・コシビロダンゴムシ科の足がたくさんある虫のグループのこと。無毒です。
ダンゴムシとワラジムシの違いは?
ダンゴムシとワラジムシは見た目も似ていて、性質も似ていますが、少し違います。パッと見にはダンゴムシはテカテカしていて、丸っこく、ワラジムシは平べったくテカテカしていない。
最大の違いは、ダンゴムシは丸まり、ワラジムシは丸まらず、逃げ足も早い。ダンゴムシがよく子供のおもちゃになるのに対して、ワラジムシは別名、便所虫と散々なイメージです。
ところでワラジムシって関西以西ではあまり見かけないのではないかなと思います。実際は全国的に生息はしているのですが、ダンゴムシが関西以西でよく見られ、ワラジムシはどちらかというと関東から北、東北・北海道の寒い地域でよく見られます。
ダンゴムシは益虫であり害虫でもある
ダンゴムシは落ち葉を食べて分解して、栄養にします。自然界での役割は「分解者」となります。それならダンゴムシは土壌を豊かにしてくれるわけですから、ガーデニングにおいて益虫です。
ところが数が増えて落ち葉などの食べるものがなくなったり、そもそも食べるものがない場合は、普通に庭の植物の葉を食べ始めます。なんでも食べるのではなくて植物によって食べられやすいものと、そうでもないものもあるみたいですが、それはともかく…落ち葉がないなら葉を食害しはじめます。こうなると
害虫になってしまいます。
というわけで増殖は抑える必要がある
ダンゴムシは、ある程度は庭にいても構いませんが、必要以上に増えることは避けなくてはいけません。まずは、ジメジメしたところを無くすようにします。風通しが悪いならば、葉を間引くなどします。大きな石のウラに潜んでいるので、石を除去するか定期的にひっくり返して、ダンゴムシをホウキとチリトリでかき集めて捕殺します。
ダンゴムシは草食ではなく雑食で、どちらかというと肉を好みます。庭に何かの食べかすなどが転がっていると増えやすいのであるなら掃除します。
これでも消えないなら……薬剤で駆除します。
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ダンゴムシを駆除する薬剤
ムシ退治スパウト
多くの害虫の駆除に効果があります。雨に強く、効果が持続し、ニオイも少ないです。アリ・ヒアリ・シロアリ・ムカデ・ヤスデ・クモなどにも効果があります。
デナポン5%ベイト
ネキリムシ・ダンゴムシ・
ヨトウムシを誘引して駆除します。
虫コロリアース
多くの虫を駆除する薬剤・駆除というよりは、範囲内への侵入を防ぐのが主な目的。家の周囲や、庭の周囲に散布しておきます。
殺虫剤
ただ、駆除するだけならキンチョールなどの殺虫剤でも効果があります。
薬剤で殺した後は必ず死骸の処理を
薬剤を撒くと翌日にはダンゴムシの死骸が転がりますので、これを必ず集めて捨てます。ダンゴムシは肉食ですからコレを放置しているとダンゴムシの死骸を食べて、ダンゴムシがまた増えます。
ダンゴムシは食べられるらしい
ダンゴムシは甲殻類でカニの仲間(?)。フライパンなどで炒ると
ポップコーンのように弾けて食べられるそうです。もちろん美味しくないです。
まとめ
●基本的に気持ち悪いだけ
不快害虫と呼ばれるだけで、少々ならば問題ありません。
●増えすぎると草を食べる
ダンゴムシは日頃は落ち葉を食べるだけですが、増えすぎると庭の園芸植物まで食べるようになります。
●数を減らすコツ
★ジメジメした場所を減らす
★風通しをよくする
★餌を減らす(落ち葉を減らす)
★餌を減らす(肉系のごみを減らす)
★薬剤で殺してしまう
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