ブーゲンビリアの鉢の植え替え
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ブーゲンビリアの鉢の植え替え
ここでは
ブーゲンビリア(
ブーゲンビレア)の鉢植えの方法をまとめています。ブーゲンビリアは九州では戸外でも越冬可能で、「地植え用のブーゲンビリア品種」であれば関東でも庭植えで戸外で越冬も可能なので、そちらも検討してみてください。
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植え替え時期と頻度
一年おきに植え替えをします(つまり二年に一回)。
植え替え時期は気温が20度以上で花が咲いていない時期…大体は4月〜6月あたりです。花が咲いている時期、つぼみがあるときに植え替えをすると花が傷んでしまいますし、株も弱ります。
用土
ブーゲンビリアは有機物(=
腐葉土・
堆肥)が多いと花が付きづらくなります。腐葉土を減らして
赤玉土などを増やす方がいいです。以下の配合例を参考にして
用土を用意してください。
ブーゲンビリアの専用土
ブーゲンビリア用に配合された土。室内で管理することが多いので、室内で匂いにくいような配合になっています。
肥料も入っていますし、中和してあります。一番簡単で、配合のために多種の土を用意しなくていいので、結局安上がりです。
培養土+パーライト
一般的に販売している花と野菜の培養土にパーライトを1割〜2割を追加します。室内で管理する場合は培養土に入っている腐葉土が臭う。
赤玉土(小粒)7腐葉土3
一番、オーソドックスな配合。腐葉土が臭うので室内向きじゃないです。
室内で管理する場合は腐葉土を、酸度調整して中和した
ピートモスにします。
赤玉土4腐葉土3軽石2鹿沼土1
かなり「
水はけ重視」な配合。室内栽培が主になるなら、腐葉土を調整済みピートモスに替えます。
鉢
植え替えるときは基本的には土をほとんど落とさないで、ひと回り大きな鉢に植え替えますので、現在より1号か2号大きな鉢を用意してください。ブーゲンビリアは根が下へ下へと伸びていって、横にはあまり伸びませんから、深い鉢(=縦長の鉢)を用意してください。鉢の材質は特に問いません。
スリット鉢なら鉢底石を入れないでいいので、便利です。
植え替え手順
①古い鉢から株を抜く
古い鉢から株を抜きます。スポッと抜けない場合は、鉢を叩いて振動を与えて抜きます。それでも抜けない場合は、トンカチで叩き割ります。
②古い土を落とさない
ブーゲンビレアは根を傷つけると生育不良を起こします。古い土は軽く落とすだけで、ほとんど落とさないようにします。ですが、黒く変色した根は切って落とします。見える範囲でいいです。
③鉢の底に網を敷く
鉢の底に穴が空いています。土が流れ出ないようにその穴を網で塞ぎます。網は
ホームセンターで売っていますので、買ってきます。
④鉢の底に軽石を敷く
網がズレないように鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど敷きます。軽石は水はけを良くし、土が流れ出ないようにするためのものです。
⑤株を植える
軽石の上に用土を敷きます。この上に株を置いた時に、地表が丁度よくなる感じに用土を敷いて、その上に株を置きます。あとは株と鉢の間に用土を敷き詰めていきます。用土を詰めた後に軽く鉢を揺すると、隙間ができますので、そこに用土をまた詰めていきます。
⑥支柱を立てる
ブーゲンビリアの中には立性もありますが、ほとんどツル性です。なので絡ませるものが必要です。鉢植えであれば、行燈仕立ての支柱をつけて、誘引しましょう。庭植えで、絡ませるフェンスがない場合は、
ラティスなどを設置して誘引しましょう。
⑦最後に水を
最後に水をたっぷりとやります。鉢の底の穴から水が出てくるまでしっかりとやります。水をやることで、根と土が密着して土に馴染みやすくなります。
⑧養生
植え替え後は一週間ほどは
半日陰か日陰で管理し、養生させます。植え替えのダメージがあるのに、いきなり日当たりでは刺激が強すぎてしおれることもあるからです。1週間ほどしてから、普段の管理場所に移動させます。これで、植え替え完了です。
ちゃんと管理しているのに、生育不良を起こすこともあります。原因は「根をいじった」「植え替える時期じゃなかった」などありますし、他の原因もあります。生育不良を起こした場合はとにかく安静に…つまり、日陰か半日陰で水をしっかりやって管理することです。弱ってるときは肥料はやらないでください。
最後に…
植え替えが完了したら、普段の管理に戻します。普段の管理は
を参考にしてください。
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