高山性
高山性(ハイランドネペンテス)は日本の夏の暑さが苦手で、夏越しさせるためには昼は最高気温25度以下を維持しつつ、遮光した日光に当て、夜は昼間より10度ほど低い温度にしないと光合成した栄養を利用できず生育できず、枯れてしまいます。
基本的に高山性ネペンテスの栽培には夏の「冷房」が必要で、冷房をかけつつ、湿度60%以上を維持しなくてはいけないので、なかなか難儀。条件を満たせば夏も袋を作らせることが出来る。
保冷ケースに入れ、保冷剤を入れ、USB扇風機を入れ、室内用栽培ライト(ラブホライト)を入れて管理する。保冷剤が「温度を下げつつ、湿度を上げる」ので袋ができやすい。ただ、非常に面倒で、仕事と割り切るか、よほどの愛がなければ出来ない。
●夕方に葉っぱに葉水をしてやるといい。
●冷やしつつ、乾燥しないパッド&ファン方式という温室冷房があるが、一般家庭では現実的じゃない。
●クーラーはかけっぱなしでも1部屋なら1ヶ月1万円程度なので、そこまでコストはかからないが、そこがネックなら高山性以外のネペンテスを栽培しましょう。冷房が必要なのは8月前後の2ヶ月間くらいなので、そこまでの負担ではない?という意見もあります。