観葉植物・ランなどでの葉水の目的について
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葉水とは
葉水とは、葉っぱに霧吹きで水をやることです。一般に植物は根から水を給水すると思っていますが、葉っぱや花びらからも直接水を吸い込むことが出来ます。特に熱帯雨林など空気中の湿度の高い地域の植物は根からよりも葉から水を得る能力も発達しています。
そもそものお話
日本でよく流通している園芸植物は、自生地は外国。日本ではないです。なので、そもそもこれらの植物は日本の気候は合っていません。冬は乾燥しすぎで亜寒帯並みに寒くて、夏はジメジメして亜熱帯並みに暑すぎる。そんな日本で栽培するためには、どうしても工夫が必要なんです。できるだけ自生地の環境に近づけて、健康を維持する…そのテクニックの一つが葉水…みたいに思ってください。
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葉水をやる目的
土に水をやると根腐れするから葉水
冬は寒さで植物が水を吸い上げる力が落ち、なおかつ、水が蒸発する量が少ないので、水が土から抜けにくく、そのまま
根腐れしやすいです。また、植物は葉っぱからも水分を吸収する性質があります。そこで土への
水やりを極力減らし、葉水で不足する分を補給します。
観葉植物を根腐れさせずに越冬させるテクニックとしてよく使われます。
空気が乾燥するから葉水
室内で管理する場合、冷暖房が効いていると、室内の空気が乾燥します。冷暖房の風は非常に乾燥していて、この風が直接当たっていると、どんな植物でもいずれ乾燥が原因で枯れます。葉っぱから水がどんどんと抜けていきます。これは風が直接に当たっていなくても、同じことで、乾燥はしています。葉っぱには葉水をしたほうが植物の健康には良いです。もちろん、植物の種類によるので、注意してください。
そもそも根から水を吸収しない、もしくは吸収量が少ないから葉水をやる
ラン類は根っこがありますが、水を吸い上げる力は強くありません。そもそも熱帯雨林や、霧深い場所で自生していて、空気中の水分を葉っぱから吸収しています。このタイプは根っこだけから水を吸収することを前提にすると生育不良を起こしたり、根腐れを起こしやすくなります。
エアープランツもこんな感じです。
病害虫対策のために葉水をやる
乾燥が原因で発生する病
害虫があります。
ハダニや
ウドンコ病です。葉水をやるときは葉っぱの裏にも水を掛けるようにすると、予防になります。
葉水の雑学
100円ショップでも霧吹きを売ってます
ガーデナーは霧吹きを買うべき。色んな植物に使えます。霧吹きは100円ショップでも売ってる。100円ですよ。一つ購入しておいて損はないですよ。
葉っぱに白いものが…
葉水をしていると、水道水のミネラルが葉っぱの上で白くなることがあります。ウドンコ病と見間違うかもしれませんが、
病気じゃないので濡れたティッシュや布で拭き取ればいいです。
ホコリを吹きましょう
観葉植物のなかでも
ゴムの木などは、葉っぱにホコリが溜まりやすい。放置していると見た目も悪いし、光合成を阻害して植物の健康にもよくない。これを取り除くのも大事です。たまに霧吹きではなく、布やティッシュでこのホコリを取り除いてあげてください。
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