水耕栽培のヒヤシンスの育て方

科名 | キジカクシ科 |
属名 | ヒヤシンス属 |
学名 | Hyacinthus |
水やり | 水を好む |
場所 | 室内 |
難易度 | 初心者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
肥料 |
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水耕栽培のヒヤシンスとは?

水耕栽培は基本的に室内で管理するため、日光不足と高温で徒長気味になり、どうしても花が倒れやすいです。とにかく涼しいところで管理することで詰まったカチっとした株に育てられます。
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器について
ヒヤシンス水耕栽培セットに専門の器が入っているので、これで植えればいいです。もしくはネットで「ヒヤシンス ポット」「ヒヤシンス ベースで検索すると、色々と種類が出てきます。用意する球根について
球根は「水耕栽培用」のできるだけ大きなものを選びましょう。水耕栽培だと室内管理で、土がないため、球根の栄養の浪費が激しく、大きく太った球根でないと弱々しくなります。また、球根が大きいと2番花、3番花が出てくることもあるので、とにかく大きいのがお得です。土植えの場合でも大きな太った球根の方が花が綺麗に沢山咲きます。
余談ですが、ミックスの球根セットは、かなり雑に入れ込んでいるため、色の偏りがおきます。5個買って、5個とも同じ色でした〜なんてこともあります。
余談ですが、ミックスの球根セットは、かなり雑に入れ込んでいるため、色の偏りがおきます。5個買って、5個とも同じ色でした〜なんてこともあります。
水やり

古い水は細菌などが増えている可能性があったり、球根の外皮のカケラなど小さなゴミが溜まって汚れています。また、水が減って根が乾くとヒヤシンスも干上がります。気をつけましょう。
新しい水を入れるときは、根がすべて浸かってしまわないよう水位にある程度余裕をもたせます。球根に水がずっと当たっていると腐ります。
水換えで、根が器の外にはみ出ないようにするコツ
ガラス製のくびれた容器で、球根を持ち上げた結果、そのまま下に降ろすと根っこの一部がはみ出そうになってしまう場合の対処方法を書いておきます。まず根の先端部を大半くびれの中に入れてしまいます。片手で球根をゆっくり回転させつつ、球根を降ろしていきます。これで多分大抵は全部収まりますが、それでもはみ出そうな根があったら回転中にくびれの中にそっと誘導して入れてやります(軽く指で押しつつ他の根と混ぜながら入れてしまう)。少しだけねじれ状態になった根は、水に浸かるとフワッと広がり元に戻ります。
水が腐らないようにする
毎日水を換えるのであれば、不要ですが、ゼオライトやミリオンといった腐食防止効果のあるものを水に入れると、水の入れ替えは1週〜10日に一回程度に抑えられます。肥料
水を換えるときに、液体肥料を少量だけ入れます。肥料があると生育するのですが、肥料が多いと徒長してバランスを崩して倒れやすいので、控えめがコツです。管理場所
発芽までの管理場所
水耕栽培にするとすぐに発根して真っ白な根が出てきます。でも、しばらくは芽は出てきません。暗い場所で管理していると芽を出しやすいです。発芽するまでは、暗い場所で管理しておくといいです。発芽後の管理場所
戸外でも越冬するような植物で気温が高いと、徒長してバランスが悪くなるので、室内で管理する場合はとにかく涼しいところで管理します。室内の涼しいところ…暖房のかかっていない場所がいいです。暖房がかかっている部屋で管理する場合は、暖房の風が直撃しないようにします。暖房の風は非常に乾燥していて、直撃するとすぐに枯れてしまいます。
発芽後は日光は当たっている方がいいですが、球根内の栄養で開花するので、必ずしも必要ではなく、ガンガンに日当たりがよくなくてもいいです。とはいえ、日光に当たっている方が締まった株になり健康になります。
開花後…花ガラを摘む
花が咲き終わったら、花は摘んでしまいます。小さな花が並んで咲いているので、しぼんだ花を一個づつ取り除き、全部しぼんだら、花茎を根本から切ってしまいます。花はしぼんだらタネを作ろうとし、株が弱るので取り除いた方がいい!ってのもあるんですが、大きな球根だと次の花が咲きますので、切って取り除いて次の花…2番花、3番花に栄養を回した方がいいです。来年は咲きづらい
通常、ヒヤシンスは開花後にも葉っぱが残り、その葉っぱで光合成して、球根を太らせて、来年の花を咲かせます。ただ、水耕栽培は栽培中に球根の栄養を使い果たしていて、開花後に追肥して球根を太らせても、来年は咲きづらいです。咲いても花が小さかったり、まばらになります。土に植えます
花が終わって、葉っぱだけになったら、庭か鉢に植え付けます。肥料をやり、日光に当てて球根を太らせます。植え付けの手順は
ヒヤシンス
キジカクシ科ヒヤシンス属Hyacinthus
保管する
高温になると休眠します。休眠すると葉っぱが黄色くなります。黄色くなったら、ベンレートなどで消毒してから、球根ネットに入れて、風通しの良い日陰に吊るして管理します。9月に今度は鉢植えか庭植えなど、「土」に植え付けます。低温処理で冬に開花させる
ヒヤシンスは二ヶ月ほど5度以下を経ることで、開花のスイッチが入り、これ以上は低温に当てなくても開花します。そこで10月あたりに寒さに当てて早めに開花させることもできます。単に球根を冷蔵庫に入れていると、結露して濡れ、そこからカビて腐ったり、発根してから根が枯れてしまうなどトラブルが起きるので、球根を新聞紙などで包んでから、冷蔵庫で二ヶ月置いておきます。それから水耕栽培にしたり庭植えにします。新聞紙に包んでいても、カビが生えやすいので、ちょいちょい様子を見ましょう。
9月から低温処理して11月から冷蔵庫から出して、遂行栽培すれば、年内に開花も可能で、寒い時期に開花させると花が長持ちし、甘い香りと花を長く楽しめます。

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最後に…
通常の土植えの栽培については
ヒヤシンス
キジカクシ科ヒヤシンス属Hyacinthus
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