フタリシズカの育て方
目次
フタリシズカの特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け管理場所病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- フタリシズカ
- 科名
- センリョウ科
- 属名
- チャラン属
- 学名
- Chloranthus serratus
- 別名
- 二人静、早乙女花
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 初心者向け
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フタリシズカの特徴は?
フタリシズカは北海道から九州に自生する
センリョウ科の
多年草。春に開花し、冬には地上部が枯れて、春にまた芽吹いて開花する
宿根草。
花が2本ニョキっと出ている様子を、能の「二人静」の静御前(源義経の妾)と亡霊の舞姫に見立てた名前。同属に花が一本だけの「一人静(ヒトリシズカ=Chloranthus quadrifolius)」があり、これはフタリシズカに対する命名です。ちなみにヒトリシズカはかつては「吉野静」と呼ばれていて、これも静御前が吉野で舞ったことが由来。
葉っぱは平べったくて大きめで、地下茎を伸ばし、結構な勢いで広がっていく、まぁまぁな
雑草です。庭に植える際は根ドメをして広がらないようにし、タネが落ちて広がったら引っこ抜くくらいの気持ちでいましょう。
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水やり
乾燥が苦手です。鉢植えであれば、土が乾いたら鉢底から水が出るくらいにしっかりと水をやります。冬は地上部がなくなりますが、完全に乾き切らないように
水やりを継続してください。
庭植えにした場合は、自然に降る雨だけでほぼ大丈夫です。夏などの乾燥時期にあまりに乾燥していたら水やりをする程度です。冬も自然に降る雨だけでいいです。
肥料
春に芽を出した時と、夏を越した秋(9月下旬〜10月)に一回づつ化成
肥料をやってください。
植え替え・植え付け
時期・頻度
春の活動を始める直前か、開花が終わって涼しくなる秋(10月前後)に植え付け・植え替えをします。鉢植えであれば毎年か最低でも2年に一回は植え替えをします。
用土
一般的な花と野菜の
培養土で植え付けます。もしくは山野草の土でもいいです。自作する場合は
赤玉土7
腐葉土3に化成肥料を混ぜたものを使います。
鉢植えの植え付け・植え替えの手順は?
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に
用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
植え替えの場合は、古い鉢から株を取り出し、古い土を3分の1ほど落とします。同じ大きさの鉢か、一回り大きな鉢に植え替えます。株分も可能で、適当に切って分けて植え付ければ、株を増やせます。
庭植え・地植えの手順は?
深さ20cmの穴を掘り、大きな石があったら取り除いておきます。掘り出した土に腐葉土か
堆肥を、庭土に対して2割ほど入れ、よく混ぜて用土とします。
穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。株同士は30cmほど離して植えましょう。地下茎で広がるので、根ドメを埋めておくと程度は広がりを抑えられます。
管理場所
暑さ・寒さに強く、北海道〜九州で自生しています。暑さ・寒さの対策は不要です。
フタリシズカは日光を好むのですが、極端な乾燥が苦手です。夏の乾燥で枯れるのを避けたいので、庭植えにするのであれば、
半日陰(木陰か1日で午前中だけ日当たりになる場所)の場所が適しています。
鉢植えであれば、春・秋は戸外の日当たりか半日陰。夏は半日陰に移動させます。冬は地上部が枯れるので、どこでもいいですが、水やりを忘れると枯れるので目に入る場所で管理しましょう。
病害虫
ほとんど見られない。
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