ケイリドプシス・神風玉(シンプウギョク)の育て方
目次
ケイリドプシス・神風玉の特徴は?水やり肥料植え替え管理場所病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ケイリドプシス・神風玉
- 科名
- ツルナ科
- 属名
- ケイリドプシス属
- 学名
- Cheiridopsis pillansii
- 耐寒
- 3度
- 水やり
- たまにやる程度
- 場所
- 日の当たる室内
- 難易度
- 中級者向け
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ケイリドプシス・神風玉の特徴は?
ケイリドプシス・神風玉は南アフリカに自生する
ツルナ科ケイリドプシス属の
多肉植物。成長は遅い。
流通しているのは一番上の丸くてプクプクしたものです。冬の成長時期に中心に新芽が出て、春〜初夏の間に外葉が枯れるというサイクルを繰り返すならこのプクプクの形状を維持されるんですが、気温が一定で外葉が枯れずに成長すると細長い葉っぱになっていきます。
気難しく、夏に風通しが悪いと腐って枯れていく。冬型で真夏は休眠するので、梅雨以降は
水やりを徐々に減らしましょう。
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水やり
神風玉は多肉植物で、葉っぱに水を溜め込む性質なので、乾燥に強く過湿が苦手なので年間を落として水やりは控えめ、乾燥気味管理します。
春(3月〜梅雨前)と秋(10月〜12月)は土がカラカラに乾いたら、鉢底から水が出るくらいにしっかりと水やりをします。
夏の水やり
夏(梅雨〜9月)の気温が25度以上の時期は休眠するので、徐々に水やりを減らして、断水するか、土を少し濡らす程度の水やりにしておきます。シワシワになりますが、水をやったからって戻ることはないので、気にしないでいいです。
冬の水やり
神風玉は冬に生育するものなんですが、さすがに冬の気温が10度以下になると生育が止まるので、春や秋と同じように水やりをすると
根腐れを起こします。そこで土がカラカラになったら土の表面を濡らす程度の水やりをします。
室温が10度〜15度以上になるなら、生育しているので様子を見て水やりを増やします。生育しているのに水やりが少ないと乾燥で枯れてしまいます。葉っぱにシワが寄っているなら水やりを検討します。できれば最高最低温度計で計測して判断するといいです。
そもそも雨が降る時期が日本では冬にあたり、本来は雨が多い時期なんですね。日本では寒すぎて水やりを減らすことになっていますが、そこそこ気温があるなら生育します。断熱材がしっかりと入っている家では、夜中でも10度〜15度以上になることはあります。
肥料
生育する春と秋に通常の2倍に薄めた液体
肥料を2週に一回程度、施肥します。
植え替え
時期・頻度
植え替えに適した時期は生育時期前の秋(10月前後)です。秋にできなかった場合は春に行ってもいいです。鉢植えは土の劣化を予防するために2年か3年に一回植え替えをしましょう。
用土
多肉植物・
サボテンの土で植えます。
植え替えの手順は?
植え替える1週間〜10日前から水やりをストップしておきます。水をやっていると植え替え後に根腐れします。
古い鉢から株を取り出し、古い土を3分の1ほど落とします。根が変色していたら、ハサミで切って取り除きます。できれば二日か三日ほど日陰において、根の切り口を乾かしておきます。
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に
用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れます。水やりはせず、これを日陰で1週間〜2週間ほど養生しておきます。それから水やりを再開して通常の管理に戻します。
管理場所
春(3月〜梅雨前)は雨の当たらない戸外の日当たりで管理します。秋は春と同じ場所で管理します。
夏越し
梅雨〜夏は風通しの
半日陰で管理します。よく「夏は日陰で」「夏は遮光して」と解説書に書いてあるが、日照より多湿が苦手で、そちらの方が問題。風通しが悪いと腐ってしまいます。
室内で管理する場合は、日光にあてつつ、空気が回るようにサーキュレーターを動かしておくといいです。
越冬
冬に3度以下にならない
暖地であれば霜や雨の当たらない軒下で管理しますが、
中間地・寒冷地では室内の日当たりで管理します。室内の窓辺に置く場合は、寒波が来ると窓の近くだけ氷点下になるので、寒波が来る夜は窓から離しましょう。
冬に成長する「冬型」とされるんですが、10度以下になれば生育は鈍くなるので、寒さには注意します。
病害虫
ほとんど見られない。
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