ドウダンツツジの仲間・種類

TOP > ツツジ科 > ドウダンツツジ最終更新画像投稿

ドウダンツツジの仲間・種類

ドウダンツツジには種類が何種がありまして、一般的な「ドウダンツツジ」は暑さに強く、関東以西の戸外でちゃんと育つのですが、サラサドウダンツツジなどは寒さに強い代わりに夏の暑さに弱く、同じ関東以西では夏に枯れたり、夏に徐々に弱ってしまいます。
スポンサーリンク

ドウダンツツジ

ドウダンツツジの仲間・種類:ドウダンツツジ
灯台躑躅(ドウダンツツジ・Enkianthus perulatus)は俗に流通している「ドウダンツツジ」のことで、このページで主に解説しているもの。真っ白い花が咲く。元々は野生のドウダンツツジの中から葉っぱの細いものを選抜した結果生まれた種類です。山にある「ドウダンツツジ」が流通している苗より葉っぱが大きいのはそのため。

夏の暑さに比較的強く、関東以西の平地の戸外でしっかりと育ちます。枝が密生するので生垣に利用されることもあります。

サラサドウダンツツジ

ドウダンツツジの仲間・種類:サラサドウダンツツジ
更紗灯台躑躅(サラサドウダンツツジ・Enkianthus campanulatus)は別名フウリンツツジ。ピンクがかった花が咲くドウダンツツジで、割と流通しているんですが、俗にいう「ドウダンツツジ」とは性質が違っていて、夏の暑さに弱い。ドウダンツツジは関東より西の平地でも戸外で生育するが、サラサドウダンは北海道や東北、本州の山間部で生育します。つまり夏に涼しい地域じゃないとダメ。暑い地域だと夏場に弱って行きます。

育て方の詳細は以下のページを参考にしてください。

ベニサラサドウダンツツジ

ドウダンツツジの仲間・種類:ベニサラサドウダンツツジ
紅更紗灯台躑躅(ベニサラサドウダンツツジ・Enkianthus campanulatus var. polibinii)は「サラサドウダンツツジ」の変種。花が真っ赤で鑑賞価値が高い。性質は「サラサドウダンツツジ」と同じで、夏の暑さに若干弱い。

栽培する場合はサラサドウダンを参考にしてください。

カイナンサラサドウダンツツジ

海南更紗灯台躑躅(カイナンサラサドウダンツツジ・Enkianthus sikokianus)はベニサラサほどじゃないですが赤い。愛知県、三重県、和歌山県、四国の太平洋側に分布する。海南ってのは南に分布しているからでしょうね。流通はほとんどしていない。

サラサドウダンの変種とされることもありますが、別種とされることが多いです。

シロバナフウリンツツジ

白花風鈴躑躅(シロバナフウリンツツジ・Enkianthus campanulatus from albiflorus)はサラサドウダンツツジの園芸品種。真っ白な花が咲きます。ぱっと見には普通のドウダンツツジと同じに見えるのですが、サラサドウダンの園芸品種のため、当然ながら暑さに若干弱いので、地域によっては夏に弱って枯れることがありますので、植える前に注意しましょう。

栽培についてはサラサドウダンを参考にしてください。

ヒロハドウダンツツジ

広葉灯台躑躅(ヒロハドウダンツツジ・Enkianthus perulatus from japonicus)は花が白く、通常の「ドウダンツツジ」より葉っぱが大きい。野生の日本固有種のドウダンツツジ。山にあるのはこれ。

アブラツツジ

ドウダンツツジの仲間・種類:アブラツツジ
油躑躅(アブラツツジ・Enkianthus subsessilis)は葉っぱが油を塗ってあるようにテカテカしたドウダンツツジ。花は白い。本州の中北部の山に自生する。

ホンコンドウダン

ホンコンドウダン(Enkianthus quinqueflorus・ピンクシャンデリア)は、中国が原産のドウダンツツジの種。落葉性のドウダンツツジと同属ですが、こちらは常緑性で寒さに弱く、耐寒温度は0度〜5度と寒さにはちょっと弱い(でも、関東南部では戸外で越冬します)。

以上です。

以上がドウダンツツジの仲間になります。いろいろとありますが、実質、関東以西のドウダンツツジと、寒冷地のサラサドウダンしかないですね。あとはホンコンドウダンかな。

それではまた。
スポンサーリンク
記事が気に入ったら拡散をお願いします。
はてブ LINE

栽培のコツ

スポンサーリンク